レモン精油の効果とは?使い方、おすすめのブレンドレシピも紹介!

レモン

レモン精油は、爽やかでフレッシュな香りが特徴のアロマオイルで、気分をリフレッシュさせたり、集中力を高めたい時に役立ちます。 

この記事では、レモン精油の効果や使い方、ブレンドの相性、レシピを紹介します。

 

レモン精油とは?

精油の基本情報、特徴

基本情報

学名:Citrus limon

和名:檸檬(レモン)

科名:ミカン科

抽出部位:果皮

抽出方法:圧搾法

原産国:イタリア、スペイン、アメリカなど

オイルの色:薄い黄色

ノート:トップ

香り:フレッシュなレモンの香り

主な成分と効果

精油成分
レモン精油はリモネンを多く含み、消化促進やストレス緩和、リラックス、安眠効果が期待できます。
Karisugi

リモネン:66〜68%

β-ピネン:11〜14%

● γ-テルピネン:8〜9%

シトラール:〜3%

ミルセン:〜2%

● ゲラニアール:〜2%

α-ピネン:1〜2%

● ネラール:〜1%

レモン精油の心と身体への効果

精油の心と身体への効果

レモン精油の香りは、気分を明るくし、リフレッシュさせてくれます。レモンの香りをかぐことで、仕事のミス発生率が半分にまで低下したという実験結果もあります。

学習や仕事の効率を向上させたい時に役立ちますね!
Karisugi

また、レモン精油とラベンダー精油を同時に使用した場合の抗酸化作用の検証では、一重項酸素消去能の上昇が見られたことから、レモン精油には肌の透明感をサポートする働きも期待できます(参考:<香り>はなぜ脳に効くのか)。 

ただし、光毒性があるため、レモン精油を希釈したものをお肌に塗布した場合は、塗布した部位が日光に当たらないよう注意してください。

【心への効果】
・神経強壮作用
・集中力アップ
・リフレッシュ効果

【身体への効果】
・抗菌作用
・殺菌作用
・抗ウイルス作用
・鎮痛作用
・血行促進作用
・利尿作用
・健胃作用
・消化促進作用
・収れん作用
・皮膚軟化作用
・止血作用
・免疫力アップ
・虫刺されによるかゆみ
・吐き気、食欲不振
・油を分解する作用(コンロやレンジ周りの掃除に)
・シミ、くすみ
・頭皮ケア
・爪を強くする
・イボ
・頭痛、偏頭痛、リウマチ
・むくみ、ダイエット

光毒性があるので、肌に塗布し、日中外出する際は、塗布した部位が日光に当たらないように注意してください。夜だけ使用する場合でも、翌朝、塗布した部位は洗い流すことをおすすめします。肌にも気にせず使いたい時は、光毒性の成分「フロクマリン」を取り除いた「レモンFCF(フロクマリンフリー) 」の精油がおすすめです。

※ 皮膚に刺激になる場合があるので、敏感肌の方は少量から試しましょう。

あわせて読む
精油の安全な使用方法と注意点|購入時に気をつけたいポイントも紹介
精油の安全な使用方法と注意点|購入時に気をつけたいポイントも紹介

精油には、香りによるリラックス効果や、肌のケア、さらには気分の改善など多くの健康効果が期待できますが、その使用にはいくつか注意が必要です。  正しく使用すれば、精油は心身に良い影響を与えますが、誤った ...

レモン精油のブレンドの相性と活用法

精油のブレンドの相性と活用法
ここからは、レモン精油を使用したブレンドレシピと、アロマテラピーを日常に取り入れるためのアイデアを紹介していきす!
Karisugi

相性が良い精油

【ハーブ系】
ペパーミントホワイトセージ、ローズマリー(カンファーシネオール)

【柑橘系(シトラス)】
オレンジ・スイートグレープフルーツプチグレンベルガモット

【花系(フローラル)】
カモミール(ローマンジャーマン)、ゼラニウムネロリパルマローザラベンダーローズ

【樹木系(ウッディ)】
ティートリーサイプレスジュニパーホーリーフユーカリローズウッド

【樹脂系(バルサム)】
フランキンセンスベンゾイン

【スパイス系】
カルダモンジンジャーブラックペッパーフェンネル

【エキゾチック系(オリエンタル)】
サンダルウッド

ブレンドレシピ

【ニオイ対策に】
レモン × サイプレス × ティートリー

【吐き気に】
レモン × ペパーミント

【エイジングケアに】
レモンFCF(フロクマリンフリー) × ラベンダー × フランキンセンス(またはサンダルウッド)

【運動やスポーツ後に】
レモン(フロクマリンフリー) × ローズマリー・カンファー × ペパーミント

【イボに】
レモン × ティートリー

あわせて読む
信頼できる精油メーカーと選び方-メディカルアロマに使える精油も紹介!
信頼できる精油メーカーと選び方 - メディカルアロマに使える精油も紹介!

良質な精油を選ぶためには、信頼できるメーカーの製品を選び、目的に応じて自分に合った精油を選ぶことが大切です。  精油は心身に良い影響を与えると言われていますが、正しい選び方をしないとその効果を最大限に ...

使い方

【芳香浴】
高齢者の認知機能の改善に役立つとされるレモン精油は、ローズマリーとの組み合わせが◎。あらかじめブレンドされたオイルも多く販売されています。眠気覚ましや集中力が必要な時にもおすすめです。

ブレンドエッセンシャルオイル 昼 -DAY-【生活の木】

あわせて読む
認知症予防に効果的なアロマの使い方 1ヶ月の費用はどれくらい?
アロマで認知機能改善?高齢者におすすめのアロマケアを紹介!

認知症の中でも特に多いアルツハイマー型認知症に、アロマテラピーが有用であることをご存知でしょうか。アルツハイマー型認知症は、初期症状として物忘れより前ににおいが分かりにくくなるという特徴があります。  ...

【スキンケア用アロマ化粧水】
30mlスプレーボトル(遮光ガラス製推奨)にグリセリン3mlとレモンFCF(フロクマリンフリー)1滴+ラベンダー1滴+サンダルウッド1滴を入れて軽く振り、最後に精製水27mlを入れたら蓋をして上下にしっかり振ります。これでスキンケア用アロマ化粧水の完成です。

レモン精油には光毒性があるため、顔など肌が露出する部分に塗布する場合は、フロクマリンフリーの精油を使うようにしてください。
Karisugi

【アロマジジェル】
アロマジェルは、ベタつかずさっぱりした使用感が欲しい時におすすめです。
30mlクリーム容器に、ジェルベース20mlと、レモン(フロクマリンフリー)3滴+グレープフルーツ2滴+ジンジャー1滴を入れ、ふたを閉めてよく振り混ぜます。全身のマッサージや部分的なマッサージに。体を温めつつ、リンパの流れを良くし、デトックスに役立ちます。ジェルベースの代わりにホホバオイル・クリアなどのキャリアオイルを使用しても◯。

グレープフルーツ精油にも光毒性があるため、顔など肌が露出する部分に塗布する場合は、日光に当たらないよう注意してください。
Karisugi

【フレグランス・アロマスプレー】
気持ちが明るく、リフレッシュできるような香りのレモン精油は、フレグランス作りやアロマスプレー作りに重宝します。同じ柑橘系や、ハーブ系の精油とブレンドすると、すっきり爽やかな香りになるので、眠気覚ましや集中したい時にもおすすめです。

あわせて読む
リラックス&リフレッシュスプレーを手作り【朝昼夜のレシピ付き】
朝・昼・夜で使い分けるリラックス&リフレッシュスプレーのアロマブレンドレシピ

朝はシャキッと目覚めるような香りを、昼はリフレッシュできるような香りを、夜はとことんリラックスできるような香りを。  時間帯によって欲しい香りって変わりますよね。そんなときにおすすめなのが、携帯に便利 ...

【お財布香】
お金の浄化や金運アップには、レモンなど柑橘系の香りがおすすめ。レモン精油だけだと香りの持続が短いので、サンダルウッドジャスミンといっしょに使うと良さそうです。

【マウスウォッシュ】
レモン精油には抗菌作用や抗ウイルス作用が期待できます。うがいや口臭対策などにマウスウォッシュとして活用してみてはいかがでしょう。

【掃除】
ゴミ箱や三角コーナーなどニオイが気になる場所には、レモン精油やミント系の精油を使ったアロマスプレーや重曹がおすすめです。 

アロマスプレーの作り方
1. 遮光瓶のスプレーボトル(30ml)に、無水エタノール10mlとレモン精油8滴+ペパーミント(またはハッカ油)4滴を加え左右に軽く振り混ぜます。
2. 1に精製水20mlを入れてふたを閉め、上下によく振り混ぜたら完成です。
アロマスプレーにして使うときは、生地に色(薄い黄色)が残ることがあるので注意しながら使いましょう。

重曹のアロマ消臭剤の作り方
瓶に重曹100gを入れ、レモン5滴+ペパーミント5滴を加えてよく混ぜればできあがりです。
靴箱やシンク下など、ニオイや湿気がこもりやすいところの消臭におすすめ。重曹はキッチンクレンザーや重曹スプレーとしても使えます。

 

精油の活用方法やブレンドレシピに興味のある方には、↓↓の本が参考になります。

より詳しく精油の知識を学びたいセルフケアに役立てたいという方は、自宅で学べて資格も取れる講座もあります。この機会に精油の特徴や正しい使い方を学んでみてはいかがでしょう。


メディカルアロマ検定 公式サイト

あわせて読む
精油
メディカルアロマとは?アロマとの違いやおすすめ資格など詳しく紹介!

現代人が抱える不調のケアや、予防医療が重要視されている今、自然で効果的なアプローチを提供する手段としてメディカルアロマが注目されています。メディカルアロマとは、精油(エッセンシャルオイル)をリラクゼー ...

※ 精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
精油は医薬品ではないため、薬の代わりや治療を目的に使用することはできません。当ブログに掲載されているのは一般的な精油の効果・効能であり、使用した人の心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。とはいえ、精油の芳香成分は、心身の健康に良い影響をもたらすことがわかっています。精油を使う際は、ご自身の体調や体質に合わせて取り入れてみてください。
 

関連記事

香りを嗅ぐ女性
お金をかけずにできる嗅覚トレーニング法&おすすめのアロマ精油とその使い方

嗅覚は私たちの日常に深く関わっている感覚の一つです。しかし、ストレスや年齢とともに、嗅覚が鈍くなることもあります。そんな時、簡単でお金をかけずに嗅覚を鍛える方法があれば嬉しいですよね。実は、嗅覚を鍛え ...

たった10秒で感じるアロマ精油の効果!シーン別おすすめ精油と使い方
たった10秒で感じるアロマ精油の効果!シーン別おすすめ精油と使い方

仕事や家事で疲れた時に、アロマ精油の香りをかぐだけでリフレッシュできたらいいと思いませんか?  たった10秒アロマの香りをかぐだけでも、心身のリラックスやリフレッシュに役立ちます。『こんな時はこの香り ...

指先から金運アップの香り♪アロマネイルオイルの作り方
指先から金運アップの香り♪アロマネイルオイルの作り方

金運などの運気を引き寄せる方法、実は指先からもできることをご存じですか? アロマの香りは、心や体にポジティブな影響を与えるだけでなく、運気をアップさせる力もあるんです。 そんな香りを毎日のネイルケアに ...

花粉の季節は息苦しい!呼吸が楽になるアロマケアとおすすめ精油
アロマで花粉症対策〜おすすめの精油とブレンドレシピ

花粉症の原因である花粉は、春だけじゃなく夏から秋にも飛散しています。  鼻のムズムズや鼻づまりをスッキリさせたくて、すでにアロマテラピーを取り入れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。  ただ、 ...

爪を強くするアロマネイルオイル
爪を強くするアロマレシピ〜ネイルオイルの作り方、おすすめアイテムを紹介!

手や爪がきれいな人って素敵ですよね。何も付けていなくても清潔感のある手やきちんと整えられた爪を見ると、「丁寧な生活を送っている人」という印象を持ちます。    そんな美爪を目指して、今回は、爪の乾燥や ...

精油と女性
咳やたんを楽にする!おすすめ精油とブレンドレシピでアロマケア

咳やたんの絡みは、風邪やアレルギー、空気の乾燥などが原因で多く見られる症状ですが、辛いだけでなく周囲の人にも気をつかわせてしまいますよね。 そんな時には、呼吸器系をサポートし、咳やたんの症状を軽減する ...

梅雨の晴れ間に傘をさす女性
梅雨の不調緩和におすすめ!アロマとCBDでだるさに負けない体作り

じめじめと暑く不快なシーズンを乗り切るためにはセルフケアが欠かせません。  体の中に水分がたまりやすい梅雨の時期は、むくみやだるさ、頭痛、下痢といった不調が起こりやすくなります。  今回は、そんな梅雨 ...

精油はプラスチックを溶かす?100均の容器はアロマで使っちゃダメ?
精油はプラスチックを溶かす?100均の容器はアロマで使っちゃダメ?

Karisugiアロマクラフト作りで使う容器って、普通に100均のものでいいのかな? 安いし使い捨てだからラクだけど、「精油はプラスチックを溶かすことがある」って聞いたから、ちょっと心配。 ー・ー・ー ...

この記事を書いた人

この記事を書いた人Karisugi
主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。

-精油一覧