サンダルウッドの精油は、お寺やお線香のような香りで、日本人にはなじみのある香りです。
インドでは宗教の儀式に薫香(くんこう)として用いられています。
また、香水のベースノート(ラストノート)によく使われていますが、精油で手作り香水を作るときにも重宝しますよ。
芳香浴やオイルトリートメント(マッサージ)、空間の浄化としてもおすすめです。
サンダルウッドの精油|香り、成分、効能、ブレンド相性
サンダルウッド
学名:Santalum album
(ケモタイプ精油;Santalum austrocaledonicum)
科名:ビャクダン科
抽出部位:木部(心材)
抽出方法:水蒸気蒸留法
オイルの色:薄い黄色
* オイルに粘度があり、ドロッパーから出てくるまでに少しかかります。ちゃんと出てくるのでボトルを振らないように注意です。
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サンダルウッドの香り

ウッディー、スモーキーな香り。
和名は白檀(ビャクダン)。「お線香の香り」や「お寺の香り」な印象です。

Karisugi
サンダルウッドの成分

● α-サンタロール
● β-サンタロール
● α-ベルガモトール
● epi-β-サンタロール
● ランセオール 他
セスキテルペンアルコール類を多く含みます。その中でもα-サンタロール、β-サンタロールは、サンダルウッド精油の香りを作っている主要成分です。「活力」より「鎮静」を得意とします。

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サンダルウッドの効能

抗菌作用。
抗ウイルス作用。
抗炎症作用。
呼吸器のトラブルに(喉の痛み、咳、痰などに)。
うっ滞除去作用(むくみ、セルライトなどに)。
利尿作用。
収斂作用(下痢などに)。
心臓強壮作用。
体の冷えに。
皮膚軟化作用(乾燥肌、年齢肌などに)。
にきび、かゆみなど皮膚トラブルに。
不安や緊張をやわらげたいときに。
呼吸を深くしてくれる(瞑想やヨガなどに)。
・時間がたっても香りが残ります。希釈したものであっても衣類やタオルなどに付くと、洗濯してもにおいが消えないので注意しながら使いましょう。
・妊娠中は避けましょう(通経作用がある成分を含むため)。

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『サンダルウッドは "うつの人" や "気持ちの落ち込みのある人" には使用しないように』というのを見ますが、『抗うつ作用がある』とする意見もあります。
Karisugiも、気持ちの落ち込みがひどいときに嗅いだことがありますが、ますます鬱々とするようなことはありませんでした(むしろ癒された)。

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サンダルウッドとブレンドの相性が良い精油

◎ローズ
◎ジャスミン
◯パチュリ

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サンダルウッドの精油は香りの持ちが良いので、ブレンドするときは入れすぎないようにしましょう。フェイスケアやボディトリートメントなどお肌に使う場合は特に。