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認知症予防にアロマは効果ある?高齢者向け精油と使い方【研究あり】

認知症予防にアロマは効果ある?高齢者向け精油と使い方【研究あり】

 
「最近、物忘れが増えてきた気がする」
「家族のために、できることを探している」

そんなとき、アロマ(香り)を使ったケアが気になっている方も多いのではないでしょうか。

アロマはリラックスのイメージが強いですが、実は「嗅覚」と「脳」の関係から、認知症予防の分野でも注目されています。

この記事では、

認知症と嗅覚の関係
アロマの効果に関する研究
高齢者におすすめの精油と使い方

を、できるだけわかりやすく整理しました。

まずは「できそうなことから少しずつ」で大丈夫です。

 

認知症と嗅覚の関係|においが分からなくなる理由

認知症、特にアルツハイマー型認知症では、物忘れよりも先に「においが分かりにくくなる」ことがあります。

これは、においを感じる経路が、記憶をつかさどる「海馬(かいば)」と深く関わっているためです。

嗅覚は五感の中でも、

脳に直接情報が届く
記憶や感情と強く結びついている

という特徴があります。

そのため、嗅覚が弱くなると、記憶や見当識(今の状況を把握する力)にも影響が出やすいと考えられています。

アロマで認知症予防はできる?研究結果から解説

脳みそ

認知症の中でもアルツハイマー型認知症は、初期症状として物忘れより前ににおいが分かりにくくなるという特徴があります。 

においを感じる領域は、脳の海馬(かいば)というところにありますが、ここには記憶や、「自分が誰で今どこにいるのか」といった見当識(けんとうしき)に関わる情報も蓄積されています。 

海馬はほかの神経より再生能力が高いので、においの情報を直接受け取り、海馬を刺激し活性化させることで認知症の予防・改善につながると考えられているんです。 

実際、高度アルツハイマー病例を含む高齢者を対象とした実験では、朝と夜に特定の精油をディフューザーで散布したところ、手指名称記憶の点数で有意な改善が見られたという研究データがあります。
(参照;認知症に対するアロマテラピーの有用性) 

また、鳥取大学の研究では軽度〜中等度のアルツハイマー病患者に28日間アロマテラピーを実施したところ、自己に関する見当識の有意な改善が見られたという研究データもあります。
(参照;アルツハイマー病患者に対するアロマセラピーの有用性) 

アロマセラピーは、精油の香りを嗅ぐことで嗅覚を通じて香りの信号が大脳辺縁系から視床下部に伝えられ、自律神経を整えて身体の機能を調整する自然療法です。
(出典:鳥取大学発ベンチャー 株式会社ハイパーブレイン)

これらの結果から、認知症の中でも特に多いアルツハイマー型認知症に、アロマテラピーの有用性が確認されました。

五感の中で1番最初に衰えるのが嗅覚ですが、嗅神経は再生力が高いとされています。

決まった精油の香りを朝と夜に嗅ぐことで嗅覚が刺激され、物忘れや不眠などの改善が期待できます。
 
香りと脳の関係について興味がある方へ...↓↓

【簡単】朝と夜で使い分けるアロマ習慣

「いろいろあって難しそう…」と感じた方は、まずはこの方法だけでもOKです。

基本のやり方

朝:ローズマリー+レモン

夜:ラベンダー+オレンジ

を、1日2回、香りを嗅ぐだけ

ポイント

朝は「スッキリ系」で脳を目覚めさせる

夜は「リラックス系」で落ち着かせる

この“メリハリ”が大切です。

まずは1〜2週間続けてみることから始めてみてください。

高齢者におすすめのアロマ精油4選

ここでは、実際に研究や現場で使われることが多い精油をご紹介します。

ローズマリー・カンファー(朝・集中)

ローズマリー・カンファー精油|香り、成分、効能、ブレンドの相性

ローズマリー・カンファー精油は、しみ通るようなすっきりした香りで、勉強や仕事で集中したいときや、眠気を覚ましたいときに役立ちます。鎮痛作用もあるので、肩や腰などがつらいときにキャリアオイルやクリームに混ぜて使っても◎。

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レモン(朝・リフレッシュ)

レモン精油|香り、成分、効能、ブレンドの相性

フレッシュで酸っぱいレモン精油の香りは、集中したいときやリフレッシュしたいときにぴったり。抗菌・抗ウイルス作用、ストレス緩和、免疫力を高める働きも期待できます。

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ラベンダー(夜・リラックス)

ラベンダーの精油|香り、成分、効能、ブレンドの相性

ラベンダー精油は、心や体の様々なトラブルに対応できる「万能精油」です。ラベンダーのやさしく落ち着く香りが不安や緊張を和らげ、睡眠をサポートしてくれます。

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オレンジ・スイート(夜・安心感)

オレンジ・スイート精油|香り、成分、効能、ブレンドの相性

オレンジ・スイート精油は、果物のオレンジのような甘く爽やかな香り。気持ちを明るくするのと同時にリラックス効果もあり、心地よい眠りへと誘ってくれます。ほかに、血行促進・発汗作用があり、アロマトリートメントやフットバス(足浴)に使うとむくみ改善も期待できます。

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ローズマリー・カンファー&レモンは交感神経を刺激して、身体を目覚めさせてくれます。また、集中力や記憶力を高める働きもあります。
ラベンダー&オレンジスイートは副交感神経を刺激して、心と身体を落ち着かせてくれます。また、温もりのある香りが不安をやわらげてリラックスさせたり、心地よい眠りへ導いてくれます。

アロマの使い方|初心者でもできる方法

ディフューザーを使った芳香浴

難しいことは必要ありません。
できる方法から取り入れてみてください。

ディフューザーでの芳香浴

アロマディフューザーで散布する場合は、

ローズマリー・カンファー4滴+レモン2滴を朝(9~11時)

ラベンダー4滴とオレンジ・スイート2滴を夜(19時半~21時半)

に行います。 

精油を1本ずつ揃えて滴数を調整するより、あらかじめ朝用・夜用にブレンドされたオイルを使うほうが簡単でコスパも良いですよ。 

水90ml容量のアロマディフューザーを使う場合、使う精油の滴数は2〜3滴で4時間はもちます。ただ、香りが弱いので、もう少し強くしたい人は4〜5滴で。匂いに敏感な方は、ほのかに香る3滴くらいから試してみると○。

アロマディフューザーがない場合は、アロマシール(無香料タイプ)で代用できます。アロマシールを使う場合は、精油をシールに2〜3滴たらして、服の襟元かマスク、枕カバーなどに貼って香りを楽しみます。

芳香器具等はいらないという方は、ティッシュやハンカチに同じように精油をたらして使ってもOKです。

ハンドトリートメントのやり方

精油を使ったハンドトリートメントは、アロマの香りと相手の手に触れて優しくトリートメント(マッサージ)するものです。 

手は体の中でも多くの神経・ツボがあるので、トリートメントにより血行も良くなり、手のコリをほぐしたり、疲れやストレスを癒す効果が期待できます。 

人の手の温もりと優しい施術にアロマの香りがプラスされれば、安心感とリラックスで、ついウトウトしてしまうくらい心地良い時間になりますよ。

 

■朝用アロマオイルの作り方■
遮光瓶30mlホホバオイル・クリア30mlと、ローズマリー・カンファー4滴+レモン2滴を入れてふたを閉め、上下によく振り混ぜます。 

■夜用アロマオイルの作り方■
遮光瓶30mlホホバオイル・クリア30mlと、ラベンダー4滴+オレンジ・スイート2滴を入れてふたを閉め、上下によく振り混ぜます。 

作成したアロマオイルは冷暗所で保管し、2ヶ月以内に使い切りましょう。また、レモンには光毒性があるため、日中の使用後は注意しましょう。

フットバスの方法

フットバスはリフレッシュしたいときやむくみのあるとき、お風呂に入れないときにおすすめです。 

両足が入るくらいのタライ等にお湯を張って、精油を2〜3滴入れます。よくかき混ぜたら両足をお湯につけ、15分くらい温まりましょう。

精油を原液のまま使うのが心配な方は、ホホバオイル5mlに精油5滴か、バスソルト大さじ2に精油5滴を混ぜて使ってください。

精油の選び方|初心者が失敗しないポイント

精油

精油(エッセンシャルオイル)は植物の草や花、果皮、樹脂などから抽出される100%天然のオイルです。 

対してアロマオイルは精油の他にキャリアオイルやアルコールなどがブレンドされており、100%天然ではないので、今回ご紹介する認知症対策の芳香浴にはおすすめしません。

「精油(エッセンシャルオイル)」と「アロマオイル」は別物です。

あらかじめブレンドされた精油(ブレンドエッセンシャルオイル)については、安すぎるものに注意。中には粗悪品もあるので、つられないように気をつけてください。

精油は

生活の木
プラナロム
フロリハナ

の中から選ぶのがおすすめです。

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まとめ

アロマは、すぐに大きな変化を感じるものではありません。

ただ、

・朝と夜で香りを変える
・毎日少しずつ続ける

こうした積み重ねが、心身の状態を整えるきっかけになります。

まずは無理のない方法から、取り入れてみてください。 
 

今回ご紹介した精油

 

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