α-ピネン(アルファピネン)は、スギやヒノキなどに多く含まれる成分で、森林浴効果が期待できることでも知られています。
しみ通るような清潔感のある香りで、抗菌・抗ウイルス作用、コーチゾン様作用、ストレス緩和などにも役立ちます。
α-ピネンを含む精油や、α-ピネンの期待できる効果、安全性についてご紹介していきます。
α-ピネンとは
精油成分モノテルペン炭化水素類に分類されます。ヘンプの主要成分のひとつでもあります。
木の香りが特徴的なα-ピネンは、ゆっくり深呼吸したくなるような清々しい香りで、私たちが感じる精神的な緊張や不安、疲れなどをやわらげ、リラックスさせてくれることがわかっています。
α-ピネンを含む精油は、芳香浴やアロマスプレーにして使うのがおすすめです。
α-ピネンの主な作用、期待できる効果
抗菌作用
抗ウイルス作用
抗炎症作用
抗不安作用
利尿作用(むくみに)
コーチゾン様作用
鎮静作用
ストレスをやわらげたいときに
空気を爽やかにしたいときに
免疫力を高めたいときに
気分をリフレッシュしたいときに
集中したいときに
リラックスしたいときに
質の良い睡眠をとりたいときに
α-ピネンを含む精油
ヒノキ(30〜60%)
サイプレス(45〜55%)
ジュニパー(40〜50%)
フランキンセンス(40〜45%)
パイン(約43%)
アカマツ・ヨーロッパ(約40%)
ローズマリー・ベルベノン(約32%)
ローズマリー・カンファー(20〜25%前後)
ヘリクリサム(イモーテル)(10〜20%)
ローズマリー・シネオール(10〜15%前後)
ホワイトセージ(1〜9%)
ニアウリ(〜8%)
コリアンダー(〜7%)
クロモジ(〜6%)
ローレル(〜6%)
フェンネル(〜4%)
セージ(3〜6%)
ティートリー(2〜3%)
ユーカリ・グロブルス(2〜3%)
ジンジャー(〜3%)
マンダリン(〜3%)
ユーカリ・ラディアータ(2%前後)
カモミール・ローマン(〜2%)
カユプテ(〜2%)
カルダモン(〜2%)
オレンジ・スイート(〜1%)
グレープフルーツ(〜1%)
タイム・リナロール(〜1%)
バジル(〜1%)
プチグレン(〜1%)
ペパーミント(〜1%)
ローズ(〜1%)
カモミール・ジャーマン(〜1%)
α-ピネンの安全性
敏感肌の方はお肌を刺激することがありますが、その他に毒性はありません。
α-ピネンを含む精油に限らず、初めて精油をお肌に使うときは、必ずパッチテストをして、アレルギーがないかチェックしましょう。
今回ご紹介した精油