風邪のあとに残る咳や痰は、長引くと体力も消耗するし、胸や背中も痛くなってつらいですよね。
精油の中には、長引く咳・痰による粘膜の炎症や痛みを鎮めたり、やわらげる作用が期待できるものがあります。
今回は、咳・痰が出るときにおすすめの精油と使い方、アロマブレンドレシピをご紹介します。
咳、痰には鎮痙作用、鎮咳作用、抗カタル作用、去痰作用のある精油がおすすめ
咳や痰が出るときは、鎮痙作用、鎮咳作用、抗カタル作用、去痰作用のある成分(1.8シネオールなど)を含む精油がおすすめです。風邪の予防や免疫力アップにも役立ちます。
* ユーカリ・グロブルス
* ラヴィンツァラ
* ニアウリ
* カユプテ
* ローレル
* ティートリー
* サイプレス
* フランキンセンス
* ペパーミント
* ラベンダー
咳、痰が出るときに役立つアロマケア
咳や痰が出るときには、芳香浴やマグカップ吸入(蒸気吸入法)、アロマトリートメントがおすすめです。
芳香浴
ハンカチやティッシュに、精油(咳、痰が出るときにおすすめの精油)を1〜2滴たらし、香りをゆっくり吸い込む方法です。咳や痰に対してだけじゃなく、リラックス・リフレッシュにも手軽に取り入れることができます。
余裕があれば、アロマシールや持ち運びできるアロマディフューザーを使った芳香浴も活用してみてください。
マグカップ吸入(蒸気吸入法)
お湯を入れたマグカップに『咳、痰が出るときにおすすめの精油』の中から1〜2種類、合計2〜3滴たらし、湯気といっしょに精油の香りを吸う方法です。
鼻とのどを温めて潤してくれるので、呼吸が楽になります。ただし、咳がひどいときには使えませんので、その場合はほかのアロマケアで代用してください。 アロマテラピーは、ストレス緩和やリラクゼーションのほか、乾燥や風邪が気になる季節のセルフケアにも役立ちます。 栄養のあるものを食べて、しっかり睡眠をとり、体をリラックスさせるなど基本的な風邪対策を行 ... 続きを見る
感染対策に役立つアロマは?ケア方法やおすすめグッズを紹介!
アロマトリートメント(マッサージ)
アロマオイルを適量手のひらに取り、耳の下から首元、胸元まで、アロマオイルを擦り込みながら流していく方法です。
※ 余分なオイルはティッシュか使い捨てのペーパータオル等で、やさしく押さえるようにしてふき取ってください。
複数の精油をブレンドしたアロマオイルを皮膚に塗布することで、相乗効果が期待できます。
アロマオイルの作り方は、30mlガラス遮光瓶、容器にホホバオイル・クリア20mlを入れ、精油8滴を滴下します(※ 精油濃度2%)。ふたをしてよく振り混ぜたら完成です。
参考までに精油のブレンドレシピもご紹介します。
1.8シネオールを多く含む精油を中心にブレンドしていて、どのレシピも甘さはほとんどなく、しみ通るようなスッキリとした香りです。比較的スーッとしたハーブ系の香りが強い精油を使っているので、匂いが苦手だと感じたら無理に使わないでください。
※ ドロッパー1滴=0.05mlの精油で滴数を決めています。1滴=0.03mlの精油でブレンドする場合は微調整が必要です。 Karisugiはじめに・・・ ここでご紹介するアロマオイルは、精油とキャリアオイル(精油を薄めるときに使うオイル)を混ぜて作ったものです。 アロマディフューザーなど芳香浴に使うアロマオイルではあ ... 続きを見る
詳しくは↓↓の記事で紹介しています。参考までに。
アロマオイルの作り方【精油の希釈濃度・滴数、ブレンドレシピ付き】
まとめ
咳・痰が出るときにおすすめの精油と使い方、アロマブレンドレシピをご紹介しました。
芳香浴やマグカップ吸入は手軽に簡単に取り入れることができますし、アロマトリートメント用に作ったオイルは少量ずつ使うので、塗る回数に制限はありません。朝でも、日中でも、寝る前でもOK。ロールオンボトルに小分けにして持ち歩くのも良いですよ。
自分だけのお守りオイルとして、セルフケアに取り入れてみてはいかがでしょう。
手作りアロマオイルは直射日光や高温多湿を避け、3ヶ月以内に使い切りましょう。3ヶ月以内であっても、オイルのにおいが変だと感じたら処分してください。
精油を使った手作りアロマクラフトを肌に塗布する場合は、事前にパッチテストをして肌に異常がないかチェックしましょう。
赤みやかゆみなど、お肌に異常が見られた場合は、使用を中止し、オイルを水やぬるま湯で洗い流すか、濡れタオルでふき取ってください。
レモンFCF(フロクマリンフリー)ではない通常のレモン精油をブレンドしたものは、塗った部分が日光(紫外線)に当たらないよう気をつけてください(光毒性について >>)
今回ご紹介した材料