マージョラムは、肉の臭み取りなど調理用のハーブとしても使用されています。「長寿」の象徴として、また、「幸福」のシンボルとしても知られています。
精油としてのスイート・マージョラムは、ハーブのスパイシーな香りですが、その中に温かみのある甘い香りもします。
主な成分は「γ-テルピネン」、「テルピネン-4-オール」で、鎮痛作用、抗炎症作用、免疫調整作用などがあります。また、穏やかな血圧降下作用があり、高血圧の人に好まれる香りです。逆に低血圧の人がトリートメントに使うと、眠気やだるさが出ることも。
この記事では、スイート・マージョラム精油の具体的な効果、成分、ブレンドの相性、使い方を紹介します。
▷ スイート・マージョラム精油とは?
・基本情報
・主な成分と効果
▷ スイート・マージョラム精油の心と身体への効果
▷ スイート・マージョラム精油のブレンドの相性と活用法
・相性が良い精油
・ブレンドレシピ
・使い方
スイート・マージョラム精油とは?

基本情報
【学名】Origanum majorana
【和名】マヨラナ
【科名】シソ科
【抽出部位】花と葉、全草
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【原産国】エジプト
【オイルの色】薄い黄色
【ノート】ミドル
【香り】ハーブっぽいスパイシーな香りの中に、温かみのある甘い香りも感じる

主な成分と効果


● テルピネン-4-オール:21〜25%
● trans-サビネンハイドレート:約16%
● cis-ツヤノール:8〜14%
● γ-テルピネン:13〜16%
● α-テルピネン:8〜9%
● サビネン:7〜8%
● cis-サビネンハイドレート:約4%
● テルピノレン:3〜4%
● リナロール:1〜3%
● α-テルピネオール:約3%
● 1.8シネオール:約3%
● β-カリオフィレン:約2%
● ミルセン:1〜2%
● リモネン:1〜2%
● 酢酸リナリル:1〜2%
スイート・マージョラム精油の心と身体への効果

【心への効果】
・神経強壮作用
・感情のバランスをとる
・衝動的になりそうなときは、それを抑制してくれる
・緊張や不安を和らげ、落ち着かせてくれる
【身体への効果】
・抗菌作用
・抗ウイルス作用
・抗炎症作用
・抗ヒスタミン様作用
・去痰作用
・鎮静作用
・鎮痙作用
・鎮痛作用
・血圧降下作用
・強心作用
・自律神経調整作用
・血行促進作用
・加温作用
・うっ滞除去作用
・健胃作用
・冷えによる便秘、下痢
・免疫力アップ
・生理痛、PMS
・安眠効果
・風邪予防
・咳、喘息、気管支炎、副鼻腔炎
・肩こり、頭痛、筋肉痛、リウマチ
・くま、くすみ
※ 妊娠中の方は使用を避けましょう。
※ 低血圧の方は、眠気がおきることがあるので長時間の使用は控えましょう。
※ 皮膚に刺激になる場合があるので、希釈してお肌に塗布する場合はパッチテストを行いましょう。
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スイート・マージョラム精油のブレンドの相性と活用法


相性が良い精油
【ハーブ系】
ペパーミント、ローズマリー(シネオール、カンファー)
【柑橘系(シトラス)】
オレンジ・スイート、ベルガモット、マンダリン、レモン
【花系(フローラル)】
カモミール(ローマン、ジャーマン)、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー
【樹木系(ウッディ)】
ウィンターグリーン、サイプレス、シダーウッド・アトラス、ジュニパー、ティートリー、ローズウッド
【エキゾチック系(オリエンタル)】
イランイラン、サンダルウッド
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ブレンドレシピ
【リラックス&睡眠サポートに】
スイート・マージョラム × ゼラニウム × ラベンダー
【集中力の維持&瞑想に】
スイート・マージョラム × コパイバ × シダーウッド・アトラス
【ストレス緩和】
スイート・マージョラム × イランイラン × ラベンダー × ネロリ
【体の疲れ、むくみ軽減に】
スイート・マージョラム × ジュニパー(またはペパーミント) × レモン
使い方
【芳香浴】 お部屋いっぱいに香りを拡散できるアロマディフューザーもありますが、アロマの香りは万人受けするものではなく、香りの好みも人それぞれ。なので、周りに配慮するという意味でも、パーソナルスペースで楽しめる小型 ...
ストレスで自律神経が乱れていると感じたら、マージョラム精油の芳香浴がおすすめ。マージョラム精油のスパイシーで温かみのある香りは、過敏になった神経を落ち着かせたり、呼吸を深くしリラックスさせてくれます。
ハンカチやティッシュに1〜2滴たらし香りをかぐ簡単な芳香浴でも良いし、アロマディフューザーを使った芳香浴を行うのもおすすめです。
持ち運びできるアロマディフューザーで、いつでもリラックス&リフレッシュ!
【マッサージオイル】
マージョラム精油には血流を良くする働きや老廃物の排出を促す働きがあります。梅雨の時期に多い頭痛や下痢、だるいといった不調に。また、疲れや冷え、むくみ改善に、アロマオイルを使ったトリートメント(マッサージ)がおすすめです。
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30mlの遮光瓶に、ホホバオイル・クリア(他のキャリアオイルも可)20mlと精油4〜12滴を入れて、蓋をして上下によく振ったらマッサージオイルの完成です。
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【アロマ温湿布】
マージョラム精油を使った温湿布は、酷使した目の筋肉を癒し、血行を促したい時に取り入れたいケアです。
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熱めのお湯を洗面器に入れ、マージョラム精油を1〜2滴たらし軽くかき混ぜ、タオルを浸して絞り、閉じた瞼の上に乗せます。
肩こりや目の疲れに〜レンジで簡単アロマ温湿布の作り方
精油の活用方法やブレンドレシピに興味のある方には、↓↓の本が参考になります。
より詳しく精油の知識を学びたい、セルフケアに役立てたいという方は、自宅で学べて資格も取れる講座もあります。この機会に精油の特徴や正しい使い方を学んでみてはいかがでしょう。
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この記事を書いた人

主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。