ヘリクリサム(イモーテル)は『カレープラント』、『エバーラスティングフラワー』とも呼ばれ、乾燥させても花の色や形が変わりにくいことから、『永遠の若さを象徴する花』とも言われています。
ヘリクリサム(イモーテル)の精油は、少し独特の香りで、ウッディーで甘さがあります。
成分はエステル類の「醋酸ネリル」を多く含みますので、使用を控えるべき人は注意してください。
どちらかというと、精神面より身体面に働きかける精油という印象です。血行促進のはたらきや、血腫抑制作用などの効能が注目されています。
また、年齢肌(シワ・たるみ・くすみなど)にも役立つので、普段のフェイスケアに取り入れることもできます。
ほかの精油とブレンドするときは、柑橘系、ハーブ系、樹脂系との相性が良くおすすめです。
ヘリクリサム(イモーテル)の精油|香り、成分、効能、ブレンド相性
ヘリクリサム(イモーテル)
学名:Helichrysum italicum(メディカルアロマとして使いたいときは、【Helichrysum italicum ssp.serotinum】と表記されたものを。)
科名:キク科
抽出部位:花と葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
オイルの色:薄い黄色
ヘリクリサム(イモーテル)の香り

ウッディーで独特の甘い香り。
ヘリクリサム(イモーテル)の成分


●醋酸ネリル
●α-ピネン
●γ-クルクメン
●β-カリオフィレン
●イタリセン
●α-セリネン
●β-セリネン
●γ-クルクメン
●リモネン
●イタリセン
●α-コパエン etc...
ヘリクリサム(イモーテル)の効能

血腫抑制・抗凝血作用(アザ、打撲)。
うっ滞除去作用。
血行促進作用。
肝臓の機能調整。
抗炎症作用。
抗カタル作用(鼻水、たんなど)。
抗痙攣作用。
眼の疲れ。
鎮痛作用(頭痛・筋肉痛・神経痛・関節痛)。
鎮静作用(緊張やストレス)。
皮膚の傷を癒したり、細胞の成長を促す(年齢肌、ニキビ)。
※キク科アレルギーのある方は慎重に使ってください。
※妊娠中・授乳中・乳幼児、てんかん症の方は使用を控えてください(神経毒性を示す成分を含むため)。
ヘリクリサム(イモーテル)とブレンドの相性が良い精油

柑橘系の精油(オレンジ・スイート、レモン、グレープフルーツなど)
◯ネロリ
・シダーウッド

ただ、香りの好みや感じ方は人それぞれなので、無理に使うことはありません。精油はほかにもたくさんありますよ♪