α-ピネン(アルファピネン)は、モノテルペン炭化水素類に属す成分です。スギやヒノキなどに多く含まれる成分で、森林浴効果が期待できることでも知られています。
しみ通るような清潔感のある香りで、抗菌・抗ウイルス作用、コーチゾン様作用、ストレス緩和などにも役立ちます。
この記事では、α-ピネンが持つ効果や注意点のほか、α-ピネンを含む精油や、その活用法を紹介します。
α-ピネンの効果

木の香りが特徴的なα-ピネンは、ゆっくり深呼吸したくなるような清々しい香りで、私たちが感じる精神的な緊張や不安、疲れなどを和らげ、リラックスさせてくれることがわかっています。また、α-ピネンはヘンプの主要成分のひとつでもあります。
・抗菌作用
・抗ウイルス作用
・抗炎症作用
・殺菌作用
・鎮痛作用
・鎮静作用
・抗不安作用
・利尿作用
・うっ血除去作用
・コーチゾン様作用
・疲労回復作用
・消臭効果
・ストレス緩和
・免疫力アップ
・空気清浄効果
・リフレッシュ効果
・リラックス効果
・集中したい時に
・安眠効果

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α-ピネンの禁忌事項・注意点

● 呼吸器に刺激を与えることがあるため、子供・高齢者へ使う場合はご注意ください。
● 妊娠中・授乳中の方は使用を避けましょう。
● 肌に刺激を与えることがあるため、希釈して肌に塗布する場合はパッチテストを行うようにしてください。 精油には、香りによるリラックス効果や、肌のケア、さらには気分の改善など多くの健康効果が期待できますが、その使用にはいくつか注意が必要です。 正しく使用すれば、精油は心身に良い影響を与えますが、誤った ...
精油の安全な使用方法と注意点|購入時に気をつけたいポイントも紹介
α-ピネンを含む精油

ヒノキ(30〜60%)
サイプレス(45〜55%)
ジュニパー(40〜50%)
フランキンセンス(40〜45%)
パイン(約43%)
アカマツ・ヨーロッパ(約40%)
ローズマリー・ベルベノン(約32%)
ローズマリー・カンファー(20〜25%前後)
ヘリクリサム(イモーテル)(10〜20%)
ブラックスプルース(16〜17%前後)
ローズマリー・シネオール(10〜15%前後)
ホワイトセージ(1〜9%)
ニアウリ(〜8%)
コリアンダー(〜7%)
クロモジ(〜6%)
ローレル(〜6%)
フェンネル(〜4%)
セージ(3〜6%)
ティートリー(2〜3%)
ユーカリ・グロブルス(2〜3%)
ジンジャー(〜3%)
マンダリン(1〜2%)
ユーカリ・ラディアータ(2%前後)
スパイクラベンダー(1〜2%)
レモン(1〜2%)
カモミール・ローマン(〜2%)
カユプテ(〜2%)
カルダモン(〜2%)
グレープフルーツ(〜1%)
タイム・リナロール(〜1%)
バジル(〜1%)
プチグレン(〜1%)
ペパーミント(〜1%)
ローズ(〜1%)
カモミール・ジャーマン(〜1%)
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α-ピネンを含む精油の活用法
おすすめの使い方
【ディフューザーで芳香浴】 お部屋いっぱいに香りを拡散できるアロマディフューザーもありますが、アロマの香りは万人受けするものではなく、香りの好みも人それぞれ。なので、周りに配慮するという意味でも、パーソナルスペースで楽しめる小型 ...
ディフューザーを使うことで空間浄化になります。風邪予防のほか、においが気になる時におすすめです。
ディフューザーと比べると香りの拡散力はありませんが、携帯用ディフューザーやアロマストーンを使っても、ほのかな香りを楽しめます。
持ち運びできるアロマディフューザーで、いつでもリラックス&リフレッシュ!
【吸入】 仕事や家事で疲れた時に、アロマ精油の香りをかぐだけでリフレッシュできたらいいと思いませんか? たった10秒アロマの香りをかぐだけでも、心身のリラックスやリフレッシュに役立ちます。『こんな時はこの香り ...
ハンカチやティッシュに精油を1〜2滴垂らして、鼻の近くに持っていき香りをかぐ方法です。気分転換したい時にサッとできます。
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風邪や鼻づまりの症状を和らげたい時におすすめなのが、マグカップを使った蒸気吸入です。熱めのお湯をマグカップに入れ、そこに精油を1〜3滴垂らし、湯気といっしょに香りをゆっくり吸い込みます。精油成分が目に染みることがあるため、目を閉じて行ってください。
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【アロマスプレー】 アルコール濃度や精油濃度を変えるだけで、様々なシーンに使い回せるアロマスプレー。 今回は、基本的なアロマスプレーの作り方や使い方、目的別アロマスプレーの使用例をまとめてご紹介していきます。 マスク ...
30mlのスプレーボトル(遮光ガラス製推奨)に、無水エタノール5mlと精油6〜12滴を入れて左右に軽く振ったら、最後に精製水25mlを入れます。蓋をして、上下によく振ったらアロマスプレーの完成です。気分を変えたい時、空間にシュッとスプレーすると爽やかな香りでリフレッシュできます。玄関やトイレ、洗面所など、においが気になるところに使っても◎。
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30mlの遮光瓶に、ホホバオイル・クリア(他のキャリアオイルも可)20mlと精油4〜12滴を入れて、蓋をして上下によく振ったらマッサージオイルの完成です。日々の疲れやストレスケアに。
アロマオイルの作り方【精油の希釈濃度・滴数、ブレンドレシピ付き】
おすすめのブレンドレシピ
【リラックス&リフレッシュブレンド】
ヒノキ × マンダリン × ラベンダー
【呼吸サポートブレンド】
フランキンセンス × サイプレス × レモン
【むくみすっきりブレンド】
ローズマリー・ベルベノン × ジュニパー × グレープフルーツ
【痛み対策スブレンド】
ローズマリー・カンファー × ユーカリ・グロブルス × ペパーミント
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今回ご紹介した精油
精油は医薬品ではないため、薬の代わりや治療を目的に使用することはできません。当ブログに掲載されているのは一般的な精油の効果・効能であり、使用した人の心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。とはいえ、精油の芳香成分は、心身の健康に良い影響をもたらすことがわかっています。精油を使う際は、ご自身の体調や体質に合わせて取り入れてみてください。
この記事を書いた人

主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。