アロマテラピーは、ストレス緩和やリラクゼーションのほか、乾燥や風邪が気になる季節の環境整備にも役立ちます。
栄養のあるものを食べて、しっかり睡眠をとり、体をリラックスさせるなど、基本的な風邪対策を行った上で、アロマテラピーをプラスアルファとして取り入れてみてはいかがでしょう。
今回は、風邪のひき始めに効果的な精油と使い方、風邪対策に役立つアロマグッズをご紹介します。
◇ 風邪のひき始めに効果的な精油と使い方
◇ 風邪のひき始めに使えるアロマケア
◇ 風邪対策に役立つアロマグッズ
◇ まとめ
風邪のひき始めに効果的な精油と選び方
風邪のひき始めのほか、予防にも効果的な精油には、ユーカリ(グロブルス、ラディアータ)、ラヴィンツァラ、ニアウリ、ローズマリー・シネオールなどがあります。
これらの精油には、抗菌・抗ウイルス作用のほか、咳を鎮めたり、鼻やのどなど粘膜の炎症による鼻づまり、痰などを出しやすくする働きが期待できます。
また、リラックス効果のある精油は心身を休ませ、免疫力をサポートすることにもつながるので、ラベンダーやベルガモット、レモンをあわせて使うのがおすすめです。
使う精油は100%天然のもの、信頼のおけるメーカー・ブランドのものを選びましょう。 メディカルアロマは、精油に含まれる特定の薬理成分を活用して、心身のちょっとした不調をやわらげたり、自然治癒力を高めることを目的に使われることが多いです。 もちろん、香りを楽しんだり(芳香浴) ... 続きを見る
メディカルアロマにもおすすめの信頼できる精油メーカーは?
風邪のひき始めに使えるアロマケア
風邪のひき始めには、アロマ芳香浴やアロマ冷湿布、アロマバスが使えます。
アロマ芳香浴で鼻とのどを潤す
アロマ芳香浴は、抗菌・抗ウイルス作用のある精油をお部屋に拡散させるだけの簡単なアロマケアです。
アロマディフューザーがあると便利ですが、なければ普通の加湿器でお部屋の湿度を保ちつつ、ティッシュやハンカチに精油を1〜2滴たらして鼻の近くで持って香りを吸ったり、机や枕元に置いておくだけでも、やわらかな香りを感じられます。 お部屋いっぱいに香りを拡散できるアロマディフューザーもありますが、アロマの香りは万人受けするものではなく、香りの好みも人それぞれ。なので、周りに配慮するという意味でも、パーソナルスペースで楽しめる ... 続きを見る
"持ち運びできるアロマディフューザー"で、いつでもリラックス&リフレッシュ!
マグカップにお湯と精油2〜3滴を入れて蒸気とともに香りを吸うマグカップ吸入も、風邪のひき始めに感じる鼻とのどの違和感に効果的です。 精油のマグカップ吸入は、湯気とともにアロマの香りを吸入する方法です。洗面器にお湯を張って蒸気吸入する方法より手軽に取り入れることができますよ。 いずれも「蒸気吸入法」と呼ばれるもので、鼻との ... 続きを見る
精油のマグカップ吸入のやり方〜鼻やのどの不快感に〜
だるさや熱を感じるときはアロマ冷湿布
風邪のひき始めに感じるだるさや熱っぽさをいくらかやわらげてくれるのが、アロマ冷湿布です。
水で濡らして絞ったタオルに精油を1〜2滴たらし、おでこや鼻に当てて冷やしながら香りを感じてください。ペパーミントやユーカリの精油を使うと気持ち良いですよ。 たった10秒でできる、ハッカ油を使ったおしぼりの作り方をご紹介します。 作り方は簡単! 水で濡らしたハンドタオルor手ぬぐい(中〜大)に、ハッカ油(またはペパーミント精油)を2〜4滴垂 ... 続きを見る
※ 精油が直接お肌に付かないように注意してください。
10秒でできる!ハッカ油を使ったひんやりおしぼりの作り方
また、ペパーミントやユーカリなどの精油が配合されたアロマスプレーがあれば、濡れタオルに吹きつけるだけでいいし、ルームスプレーとしても使えるので便利です。
アロマバスで体を温める
風邪のひき始めなら入浴するほうが体も温まり、コリやだるさをやわらげたり、鼻やのどの保湿にもなります。精油は無理に使わなくても大丈夫です。お風呂で温まったら湯冷めをしないように気をつけて、しっかり睡眠をとるなど、とにかく体を休めることが大事です。 体を温めながら、筋肉のコリをほぐしたりリラックスできるなど疲労回復に役立つアロマバス。普通に入浴するだけでも良さそうですが、なぜアロマバス? それは、精油の香りや作用を効率的に取り入れることが ... 続きを見る
※ すでに高熱の方、症状の重い方は入浴は控えましょう。
手作りアロマバスで疲労回復〜おすすめ精油やバスオイル・バスソルトの作り方も紹介
ティートリーorラベンダー精油の原液塗布
精油の原液塗布はあまり推奨されていませんが、Karisugiは「なんか風邪ひきそう」と思ったら、ティートリー(ティーツリー)かラベンダーの精油を1滴手にとり、耳の下、顎の下〜首にかけて塗り込んでいます(その後マグカップ吸入をするとなお良し)。
ただし、ひどくなってから塗ってもあまり意味がないことは経験済みなので、「風邪ひくかも・・・?」と思ったらすぐに塗るのがポイントです。
試してみたい方は、必ずパッチテストを行い、アレルギー等ないことを確認してから行ってください。
風邪対策に役立つアロマグッズ
ここからは、風邪対策に役立つアロマグッズをご紹介します。
アロマテラピーに馴染みがない方でも簡単に使えるので、参考までにご覧ください。
アットアロマ ブレンドアロマオイル Clean air クリーンミント
すっとするミントの甘さが印象的なブレンドアロマオイルです。ユーカリグロブルス、ローズマリー、ティートリー、スペアミントが配合されています。
芳香浴におすすめで、アロマシールや小型アロマディフューザーとの併用も◎。
ease アロマスプレー Winter blend ウィンターブレンド セット
ティートリー、ユーカリ・ラディアータ、ラベンダーなど免疫系に働きかけてくれる精油がブレンドされています。
優しく温かみのある香りで、においがきつくなく子供にも人気の香りです。お部屋のにおいが気になるときや、マスクスプレーとして使っても良いですよ。
フレッシュ アロマベビーチェストラブ
乾燥肌や敏感肌の方も使いやすい低刺激のクリームで、赤ちゃんからお年寄りまで使えます。
保湿効果、肌荒れ予防効果が期待できるミツロウ、シアバター、スイートアーモンドオイル、ホホバオイルとオーガニックのラベンダー、ティートリー、ユーカリ・ラディアータを配合。呼吸をスッキリさせてくれるバランスのとれた香りです。
スキンケア、ボディケア、ヘアバームとして使っても◎。
クナイプ バスソルト 5種アソートセット 10個入り
天然ハーブのエッセンシャルオイルを使用した、贅沢なアロマバスソルトです。
種類が豊富で毎日のバスタイムが楽しみになりそう♪
まとめ
風邪のひき始めに効果的な精油と使い方、風邪対策に役立つアロマグッズをご紹介しました。
基本的な風邪対策としては、栄養のあるものを食べて、しっかり睡眠をとり、体をリラックスさせることが大切です。
その上でアロマテラピーを補助的に取り入れることで、風邪のひき始めに効果が期待できます。
注意点
● 初めて精油をお肌に使う場合は、パッチテストを行いアレルギーがないか確認しましょう。
● 同じ精油を長期間使うのではなく、今回ご紹介した精油数本をローテーションで使ったり、同じ精油がかぶらないようにブレンドて使ってみましょう。
● 精油の原液を直接肌につけないようにしましょう。
● ティートリー、ラベンダー精油の原液塗布中、お肌に赤みやかゆみなどの刺激を感じたら使用を中止し、水かぬるま湯で洗い流してください。
● 妊娠中や乳幼児、高血圧、てんかん、敏感肌の方は控えたほうが良い精油もあります。使う前にご確認ください。
● 精油は薬ではなく、アロマケアは医療行為ではありません。
● 当記事やブログ内記事の内容に関するトラブルの責任は負いかねます。