ゲラニオールはバラのような香りを持つ芳香成分で、香水や香料にも使われています。
例えば、ニオイ対策で飲まれるバラのサプリメント。
バラのサプリメントには香料としてローズオイルが配合されていますが、このローズオイルにはゲラニオールが含まれています。
体内で吸収したゲラニオールは、汗となって体外に出ることが研究で分かっていることから、「体からバラの香りが〜」へとつながるんですね。
バラを例にしましたが、ゲラニオールを含む精油はほかにもあります。
ゲラニオールの作用や効果と合わせてみていきましょう。
ゲラニオールとは
精油成分モノテルペンアルコール類に分類されます。
ゲラニオールの主な作用、期待できる効果

抗菌作用
抗ウイルス作用
抗真菌作用
防虫作用(特に蚊が嫌う香り)
収れん作用
皮膚の弾力回復
ホルモンバランスを整える
子宮強壮作用
鎮静作用
リラックス効果
また、ホルモンバランスの変化による心と体の不調を整える作用が期待でき、生理痛やPMS(月経前症候群)、更年期対策としてセルフケアに取り入れたりもします。

ゲラニオールを含む精油

パルマローザ(80〜95%)
シトロネラ・ジャワ(20〜30%)
ゼラニウム(20〜30%)
ローズ(8%前後)
レモングラス・東インド型(〜6%)
ネロリ(〜5%)
イランイラン(2%前後)
ローズウッド(〜1%)

ゲラニオールの安全性

ホルモンバランスに関わる作用があるので、妊娠中の使用は避けましょう。

セルフケアには、芳香浴やオイルマッサージでメンタルバランス・ホルモンバランスを整えるのに役立てたり、手作りの虫除けアロマスプレーを活用するのもおすすめです。
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