精油を使ったアロマケアでシミ・シワ・くすみ・たるみを集中ケア!普段のお手入れにプラスしてみてはいかがでしょう。
シミの原因は紫外線によるものが大きいですが、ほかにも、加齢、喫煙、睡眠不足やストレス、ホルモンバランスの乱れなども関係があると言われています。
また、洗顔後タオルで顔をゴシゴシこするなどの摩擦、敏感肌やアレルギーの方の場合、顔が痒くてかいてしまったときの肌への刺激もシミの原因になります。
自分でできるシミ対策としては、日中の紫外線対策や生活習慣の見直し、ストレスを溜めない、ビタミンCを不足させない、肌をこすらないなどが挙げられます。
そうはいっても、肌に全く刺激を与えないように生活するというのは難しいですよね。
そこで、ターンオーバーを促してシミをできにくくするなど、肌環境を整えるためのサポートをしてくれる精油と、アロマケアの方法をご紹介します。
■ 精油でシミ・シワ・くすみ・たるみを集中ケア
■ シミ・くすみに使える精油
■ シミ・くすみに使えるアロマブレンドレシピ|化粧水・アロマオイル・クリーム共通
■ シミ・くすみに使えるフェイス用アロマオイルの作り方&使い方
・すぐに使えるオイルが欲しいときにおすすめ
*ローズ配合フェイス用美容オイル
*肌にも髪にも使える美容オイル
*アルガン&オリーブオイル
■ シミ・くすみに使えるフェイス用アロマ化粧水の作り方&使い方
■ シミ・くすみに使えるフェイス用クリームの作り方&使い方
■ シワ、たるみに効果が期待できる精油でフェイストリートメント
・シワ、たるみに使えるアロマブレンドレシピ
・簡単フェイストリートメント(マッサージ)のやり方
■ 妊娠線対策にも使える!ネロリ&フランキンセンスを使ったアロマケア
・妊娠線対策|マッサージのやり方
■ まとめ
■ 今回使った材料
精油でシミ・シワ・くすみ・たるみを集中ケア

健康で明るい肌づくりに精油を役立ててみてはいかがでしょう。
アロマテラピーで、年齢による肌悩みにはローズが有名ですが、普段使いするには少しお高いので、もっとお手頃で使い回わしがきく精油をご紹介しています。
シミ対策のフェイストリートメントをしていくうちに、シワ、くすみ、たるみにも働きかけていることがわかり、表情もパッと明るく上向きになりますよ。
ご紹介した精油を使ったアロマオイル、化粧水(ローション)、クリームの作り方、使い方をご紹介します。

シミ・くすみに使える精油
シミ・くすみに使えるアロマブレンドレシピ|化粧水・アロマオイル・クリーム共通
キャリアオイル30mlに対して、精油濃度1%でご紹介しています。
ブレンドレシピ1
ネロリ:1滴
フランキンセンス:2滴
ラベンダー:3滴
ブレンドレシピ2
ゼラニウム:1滴
ラベンダー:3滴
ローズウッド:2滴
ブレンドレシピ3
ゼラニウム:2滴
フランキンセンス:2滴
ローズウッド:2滴
シミ・くすみに使えるフェイス用アロマオイルの作り方&使い方

顔にいつまでも老廃物をためることなく、明るい肌を目指したいですよね!
手作りアロマオイルで軽くオイルトリートメントするだけでも、表情がキュッと上向きになりますよ♪
毎日朝晩はおすすめしません。特に敏感肌・アレルギーをお持ちの方、お肌が弱い方には負担になる場合がありますので。

step
1保存容器(ポンプボトルorボトル瓶)にホホバオイルを入れる。
step
21に精油(ブレンドレシピ参考)を垂らす。
step
3フタをしてよく振り混ぜて、完成!
オイルをワンプッシュ分とったら、手のひらでなじませ顔の中心から外側に、軽くすべらせるように流していってください。
ついでに首のシワも伸ばすように優しく流していきましょう。
こするように強く流したり、擦り込んだりすると、かえってシミ・シワの原因になります。
「つけすぎたかな」と思ったら、ティッシュで軽く顔を抑えるようにすると、ちょうどいい具合にオイルを拭き取れます。このときも、ゴシゴシ拭き取らないようにしましょう。
すぐに使えるオイルが欲しいときにおすすめ
「自分で作るのはめんどう」、「あらかじめブレンドされたアロマオイルが欲しい」
という方におすすめの「ビューティーオイル」のご紹介です。
自分でブレンドする手間が一切ない、お肌に優しく香りも良い、おすすめオーガニックオイルです。
自分のお肌の目的に合ったものを選んで使ってみてください。
ローズ配合フェイス用美容オイル
オーガニック植物油使用なので、肌に負担をかけたくない方にもおすすめ!
肌をやわらかくしたり、乾燥から守ってツヤを与えてくれます。
甘く華やかな香りでリラックス効果も得られますよ。
肌にも髪にも使える美容オイル
肌にも髪にも使えます。
乾燥肌や年齢肌におすすめの美容オイルです。
しっとりやわらかい肌を目指したい方にもおすすめ。
アルガン&オリーブオイル
エイジングケアに役立つアルガンオイル、オリーブオイル、ホホバオイル、マカデミアナッツオイルなどが配合された、スペシャルな美容オイルです。
秋冬の乾燥対策にも◎。フェイスケアだけじゃなく、ボディケアにも使えます。
シミ・くすみに使えるフェイス用アロマ化粧水の作り方&使い方

手作りアロマ化粧水(フェイスローション)の作り方と、年齢肌に使える精油のブレンドレシピをご紹介します。
丁寧にケアすることは大事ですが、強いパッティングや摩擦はシミ・シワの原因になることがあるので、優しく流すようにお手入れしましょう!
step
1ポンプボトルにホホバオイルor無水エタノールを入れる。
サッパリとした使用感が欲しいときは、無水エタノール3mlに代えてもOKです。
しっとりとした使用感が欲しいとき、または肌が敏感なときはホホバオイルがおすすめです。
ホホバオイルは気温が低いところでは固まってしまうので、冬はほかのキャリアオイルやグリセリンを使うのも◎
step
21に精油(ブレンドレシピ参考)を垂らし、よく振り混ぜる。
step
32に精製水またはミネラルウォーターを入れる。
step
4フタをしてよく振り混ぜて、完成!
精油が浮き上がりがちになるので、使う前によく振ってください。
作った化粧水は2週間以内に使い切りましょう。
ホホバオイルを使っているのでしっとり肌になじみます。首〜デコルテにも♪

油分が気になったら、軽くティッシュで顔を押さえるようにしてオイルオフしてください。
シミ・くすみに使えるフェイス用クリームの作り方&使い方

今回のアロマクリーム作りでご紹介する精油とブレンドレシピは、乾燥肌にも対応しているので、シワの対策としても役立ちます。
用意するもの
・ボウル(熱いお湯を入れるのに使います。)
・熱いお湯(ぬるいとミツロウが溶けないので、熱いお湯でお願いします。)
・耐熱カップ(ミツロウを溶かすときに使います。)
・竹串(ミツロウなどをかき混ぜるときに使います。)
・ホホバオイル:25ml
・ミツロウ(ビーズワックス):5g
step
1耐熱カップにミツロウ(ビーズワックス)を入れ、熱いお湯を入れたボウルで湯煎して溶かす。
step
2ミツロウ(ビーズワックス)が液状になったら、ホホバオイルを2〜3回に分けて入れ、かき混ぜる。
お湯がぬるくなってくると、うまく混ざり合わないまま固まってきます。
そういうときは熱いお湯を足して、また湯煎しながら溶かします。
step
3すっかり液状になったら、クリーム容器に流し入れる。
黄色からクリーム色に少しずつ固まってきます。
すっかり固まる前に精油を入れるので、気をつけて見ていてください。
step
4クリームの中心部分がギリギリ液状の時に、精油(ブレンドレシピ参考)を中心部に垂らしていく。
step
5竹串などで精油がよく混ざるように、ていねいにかき混ぜる。
step
6平らな場所でクリーム容器の底を軽くトントンする。
軽くトントンすることで、かき混ぜているときに入った空気を抜いたり、クリームを平らにします。
step
7すっかり熱が冷めたらフタをして、完成!
水滴が付くと細菌が増える原因になります。しっかり冷ましてからフタをしましょう。

休憩中や就寝前などのお手入れに使うのがおすすめです♪
シワ、たるみに効果が期待できる精油でフェイストリートメント

シミやくすみと同じく年齢を感じさせるのがシワとたるみです。アロマテラピーから見たシワ・たるみ対策として使われることが多いネロリとフランキンセンス。
ですが精油成分から見てみると、ほかの精油にも期待できるものがあるようです。
シワやたるみのケアには肌の弾力を回復させる作用、肌細胞の再生を助ける作用、収れん作用がある成分を含む精油が適しています。
その成分というのが、「ゲラニオール」や「α-テルピネオール」、「ネロール」です。
これらを踏まえ、シワ、たるみに効果が期待できる精油をランク付けしてみると・・・
1.ネロリ
2.ローズウッド
3.パルマローザ
4.ラベンダー
5.ゼラニウム
という感じになりました。
3つの成分全てを含むネロリは文句なしの1位です。
次にローズウッド。ローズウッドはゲラニオールとネロールを含み、肌への刺激もないのでブレンドしやすい精油です。
パルマローザはゲラニオールを1番多く含む精油です。
ラベンダーはα-テルピネオールを含み、刺激も穏やか。
ゼラニウムはゲラニオールを含みますが、敏感肌の方には刺激になることがあるので、スキンケアに取り入れる時は少量からの使用がおすすめです。
成分から見るとフランキンセンスは入っていませんね。
フランキンセンスはモノテルペン炭化水素類に属していて、特に肌の新しい細胞の成長を促す作用に優れています。なので、単品で使うより、ネロリやローズウッドなど他の精油とブレンドすることで相乗効果が期待できるのではないでしょうか。
どの精油も香りの好みや、肌に合う合わない、というのもありますし、少量から作ってみて、肌トラブルもなく香りも好みだったら試してみる価値はありそうです。
シワ、たるみに使えるアロマブレンドレシピ
キャリアオイル30mlに対して、精油濃度1%でご紹介しています。
ブレンドレシピ1
ネロリ:1滴
ゼラニウム:1滴
ラベンダー:4滴
ブレンドレシピ2
フランキンセンス:3滴
ブレンドレシピ3
ローズウッド:3滴
ゼラニウム:1滴
ブレンドレシピ4
ネロリ:1滴
ローズウッド:3滴
パルマローザ:2滴
簡単フェイストリートメント(マッサージ)のやり方
フェイストリートメントで用意するもの・作り方は、『年齢肌へのアロマケア|フェイス用アロマオイルの作り方&使い方』と同じです。
フェイストリートメントで気をつけることは、優しくなでるように流すことです。こすったり、圧をかけながらマッサージするやり方は、シワだけでなくシミの原因になることがあります。
人差し指、中指、薬指の腹全体を使って、力を入れすぎないようにトリートメントしていきましょう。
朝よりお風呂上がりの温まった肌で行う方が肌への浸透も良いのでおすすめです。

1.あご先からこめかみに向かって流します。
2.小鼻の横からこめかみに向かって流します。
3.鼻の横からこめかみに向かって流します。
4.眉頭からこめかみに向かって流します。
5.おでこは下記の図のように流します。
6.あごの下から耳の下、首筋から鎖骨へと流します。

妊娠線対策にも使える!ネロリ&フランキンセンスを使ったアロマケア
![[/st-point]](https://lyceenne1982.com/wp-content/uploads/2020/01/F1871372-1FC9-4A58-A9EA-1B16F5B2A897-e1619269487719.jpg)
個人差はありますが、妊娠5〜6ヶ月頃から急にお腹が大きくなってきたとき、気になるのが妊娠線です。
妊娠線とは、体型の大きな変化に対応できなかった肌にできる亀裂のことです。急にお腹が大きくなったり、出産後、急激にお腹が縮むことや体重が落ちることも妊娠線ができる原因です。
妊娠線対策としては、妊娠線ができる前(妊娠5〜6ヶ月まで)からケアを始めるのがおすすめですが、出産前だけじゃなく、出産後も地道にケアを続ける必要があります。
予防には肌の保湿と、肌を柔らかく保つことで、できるだけ皮膚へのダメージを抑えるのがポイントです。
アロマテラピーから見た対策としては、精油を使ったオイルトリートメント(マッサージ)が妊娠線予防におすすめ。
肌の新しい細胞の成長を促したり、傷跡を目立たなくする効果が期待できる精油にネロリやフランキンセンスがあります。これと肌に弾力をもたせたり柔らかくするホホバオイルを混ぜたアロマオイルで、お風呂上がりの温まった肌にマッサージをしてみましょう。
マッサージすることで、
血行促進
皮膚のターンオーバーをサポート
皮膚を柔らかくする
保湿効果
などが期待できます。

妊娠線対策|マッサージのやり方
使うブレンドレシピは『シワ、たるみに使えるアロマブレンドレシピ』のブレンドレシピ2です。

1.アロマオイルを手のひらに取り、お腹全体に塗ります。
2.おへそから外側へ、円を描くようにマッサージします。

3.上から下へ、らせんを描くようにマッサージします。

4.おへその下から脇腹に向かって、らせんを描くようにマッサージします。

5.おへそから外側へ、優しく撫でるように流していきます。

まとめ
今回ご紹介したブレンドレシピやアロマオイルは、シミ・シワ・くすみ・たるみなど年齢肌だけじゃなく、妊娠線対策にも効果が期待できます。
また、ご紹介した精油は気持ちの落ち込みや不安感をやわらげるなど、メンタル面のサポートにも優れた精油です。
ふわりと香る甘く優しいにおいに癒されつつ、精油の働きを体感してみてください♪
今回使った材料