深呼吸をすると、森の香りが身体の奥まで届くような感覚になったことはありませんか?
パイン精油は、森林浴のような清潔感と、どこか懐かしい温もりをあわせ持った香りで、現代人が抱える「呼吸の浅さ」や「慢性的な疲労感」「心のモヤモヤ」をリセットしてくれます。
この記事では、パイン精油の特徴や効果、ブレンドの相性、使い方など、詳しくご紹介します。
▷ パイン精油とは?
・基本情報
▷ パイン精油の主な成分と期待できる効果
・主な成分
・心と身体への効果
▷ パイン精油とブレンドの相性が良い精油
▷ おすすめのブレンドレシピと使い方
・朝のスタートに「クリアマインドブレンド」
・眠る前のリセットアロマ「フォレストナイト」
・季節の変わり目のケアスプレー
・疲れを癒す・痛みをやわらげるボディマッサージオイル
▷ パイン精油の禁忌、注意点
パイン精油とは?

パイン精油には、学名が『Pinus pinaster』と『Pinus sylvestris』がありますが、この記事では『Pinus pinaster』のパイン精油についてお伝えしていきます。『Pinus sylvestris』については、アカマツ・ヨーロッパ精油で紹介しています。
◆ 基本情報
| 精油名 | パイン (パインニードル、パイン・マリタイム) |
| 学名 | Pinus pinaster |
| 科名 | マツ科 |
| 和名 | フランス海岸松 (カイガンショウ、カイガンマツ) |
| 抽出部位 | 針葉 |
| 抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
| 原産国 | フランス、チュニジア、ポルトガル |
| オイルの色 | 淡黄色 |
| ノート | ミドル |
| 香り | ウッディ調のすっきりとした清々しい香り |
パイン精油の主な成分と期待できる効果
パイン精油の主成分は、α-ピネン、β-ピネン、β-カリオフィレンで、これらの成分には抗菌・抗ウイルス作用、去痰作用、鎮咳作用、抗炎症作用があり、呼吸器系や免疫系をサポートする働きが報告されています。
呼吸を深め、肺をクリアにする
パイン精油は気道を広げ、呼吸を楽にする作用があります。咳や鼻づまりがつらいとき、ディフューザーで焚くとスーッとした清涼感が広がり、まるで森の中で深呼吸しているような感覚をもたらします。
免疫力をサポートする
抗菌・抗ウイルス効果があるため、風邪や感染症が気になる季節の空気清浄にも役立ちます。ティートリーやユーカリとブレンドすることで、より強力な抗菌アロマとして活用できます。
心をリセットし、集中力を高める
森林の香りは、自律神経のバランスを整えることが研究でも示されています。
パインの香りはリフレッシュと安定の両方を与えるため、心の緊張をほぐしつつ、思考をクリアにするサポートになります。
◆ 主な成分

● α-ピネン:33〜40%
● β-ピネン:18〜19%
● β-カリオフィレン:9〜10%
● ゲルマクレンD:5〜7%
● ミルセン:5〜6%
● リモネン:3〜4%
● δ-3-カレン:1〜3%
● δ-カジネン:〜2%
◆ 心と身体への効果

【心への効果】 「なんだか落ち着かない」「頭の中が常にざわついている」 そんなふうに感じる日が続いていませんか? 情報も予定も感情も、いつもいっぱいで、心が“今ここ”にいない。そんなときにこそ役立つのが、 ...
・緊張や不安があるときに
・リフレッシュしたいときに
・グラウディングに

香りで「今ここ」に戻る。セルフグラウンディングのすすめ|心を整えるアロマの力
【身体への効果】
・抗菌作用
・抗ウイルス作用
・抗真菌作用
・抗感染作用
・抗炎症作用
・去痰作用
・鎮痛作用
・鎮痙作用
・鎮静作用
・抗酸化作用
・免疫刺激作用
・空気清浄効果
・湿性の咳のケアに
・筋肉疲労の回復サポートや、関節炎、リウマチのケアに
パイン精油とブレンドの相性が良い精油

【ハーブ系】
ペパーミント、ローズマリー(カンファー、シネオール、ベルベノン)
【柑橘系(シトラス)】
オレンジ・スイート、グレープフルーツ、シトロネラ、プチグレン、ベルガモット、マンダリン、ユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ)、レモン、レモングラス
【花系(フローラル)】
ラベンダー
【樹木系(ウッディ)】
シダーウッド(アトラス、ジュニパー、ティートリー、ユーカリ(グロブルス、ラディアータ)、ラヴィンツァラ、ローズウッド
【エキゾチック系(オリエンタル)】
サンダルウッド、ベチバー
パイン精油は、他の森林系・柑橘系・ハーブ系の精油と相性が良いです。
おすすめの組み合わせはこちら:
* ユーカリ:呼吸を深めたいときに。すっきり感を強調。
* レモン:気持ちを明るく軽やかに。抗菌空間にも。
* シダーウッド:安心感や落ち着きをプラス。夜のリラックスに。
* ローズマリー:目を覚ましたいとき、集中力を高めたいときに。
* ティートリー:抗菌・抗ウイルスに。
おすすめのブレンドレシピと使い方
◆ 朝のスタートに「クリアマインドブレンド」
● パイン:2滴
● レモン:2滴
● ローズマリー:1滴
ディフューザーに垂らして芳香浴に。
朝の支度時間やワーク前に香らせると、呼吸が深まり、頭がすっきりします。
-

水・火・電気いらず!どこでも香る“持ち運びアロマディフューザー”おすすめ10選
アロマの香りに癒やされたいけれど、「火を使うのは不安…」「水を入れるのが面倒」「コンセントがない場所でも使いたい」と感じたことはありませんか? そんな方におすすめなのが、水や火、電気を使わない、持ち運 ...
◆ 眠る前のリセットアロマ「フォレストナイト」
● パイン:3滴
● シダーウッド:2滴
● ラベンダー:3滴
● 無水エタノール:5ml
● 精製水:25ml
● 30ml スプレー容器
・スプレーボトルに入れ、よく振ってからお使いください。
・就寝前のルームスプレーやアロマストーンに。心が静まり、森の中に包まれるような安心感が広がります。
・冷暗所保管で2週間〜1ヶ月以内に使い切ってください。
-

アロマスプレーの作り方と目的別おすすめレシピまとめ|虫除け・消臭・リラックスにも◎
気分転換、リラックス、虫よけ、空間の消臭…。 日常のあらゆるシーンで活躍してくれるアロマスプレーは、実は簡単に自分で作れることをご存知ですか? 市販品よりも精油の質を選べて、香りもカスタマイズ自在。肌 ...
◆ 季節の変わり目のケアスプレー
● パイン:2滴
● ティートリー:3滴
● ユーカリ・ラディアータ:4滴
● 無水エタノール:5ml
● 精製水:25ml
● 30ml スプレー容器
・スプレーボトルに入れ、よく振ってからお使いください。
・空間やマスクにシュッと。抗菌&リフレッシュに。
・冷暗所保管で2週間〜1ヶ月以内に使い切ってください。
◆ 疲れを癒す・痛みをやわらげるボディマッサージオイル
● パイン:2滴
● ローズマリー・カンファー:1滴
● ユーカリ・シトリオドラ:1滴
● ホホバオイル・クリア:10ml
● 10ml スポイト付きガラス遮光瓶
入浴後、気になるところに塗って優しくマッサージ。爽やかな香りで1日の疲れを癒します。
-

筋肉痛予防におすすめのアロマ精油7選|運動後のセルフケアで疲れ知らずの体へ
運動後や立ち仕事のあと、翌朝にやってくる“筋肉痛”。 「できれば避けたい…」「次の日も元気に動きたい!」と思ったことはありませんか? 実は、筋肉痛は事前のセルフケアでかなり予防できるんです。なかでも注 ...
パイン精油の禁忌、注意点
● 妊娠中・授乳中・3歳未満の乳幼児への使用は避けましょう。
● 精油を直接肌につけるのはNG。必ず植物油で希釈しましょう。(要パッチテスト)。 「アロマオイルやアロマスプレーって、どのくらい精油を入れればいいの?」 アロマクラフトを始めてみたものの、希釈の濃度に迷う方は多いのではないでしょうか?精油はとてもパワフルな天然成分。 だからこそ、正 ...

精油の正しい希釈濃度まとめ|アロマオイル・スプレー別の早見表つき
● 光毒性はありませんが、柑橘系精油とブレンドする場合は夜の使用が安心です。 「レモンやベルガモットの香りって、夏にぴったり!」 そんなふうに思って、外出前にアロマ精油をお肌に使っていませんか? 実はその行為、シミや肌トラブルの原因になる可能性があるんです。 ...

シミの原因にもなる『フロクマリン』の光毒性とは?アロマを安全に楽しむための知識
● 精油は100%天然のエッセンシャルオイルを使用しましょう。 良質な精油を選ぶためには、信頼できるメーカーの製品を選び、目的に応じて自分に合った精油を選ぶことが大切です。 精油は心身に良い影響を与えると言われていますが、正しい選び方をしないとその効果を最大限に ...

信頼できる精油メーカーと選び方 - メディカルアロマに使える精油も紹介!
アロマを深く学びたい方へ
パイン精油は、心と呼吸を同時に整える森林のアロマ。
抗菌・免疫サポート・集中力アップ・安眠など、生活のあらゆる場面で活躍します。
香りを通して「自然とつながる」時間を、あなたの日常に少しだけ取り戻してみてください。きっとその香りが、疲れた心にやさしい風を運んでくれるはずです。
もし、もっとブレンドの奥深さや精油の組み合わせを学びたい方は、アロマテラピー検定用の書籍や精油セットを活用したり、通信講座を受講するのもおすすめ。
精油を実際に手に取りながら学ぶことで、香りの理解がぐっと深まりますよ。
精油は医薬品ではないため、薬の代わりや治療を目的に使用することはできません。当ブログに掲載されているのは一般的な精油の効果・効能であり、使用した人の心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。とはいえ、精油の芳香成分は、心身の健康に良い影響をもたらすことがわかっています。精油を使う際は、ご自身の体調や体質に合わせて取り入れてみてください。




