スパイクラベンダー精油の特徴と効果【使い方・ブレンドレシピも紹介】

スパイクラベンダー

スパイクラベンダーは標高の低い地域で育ち、真正ラベンダーより草丈が少し高く、すっきりとした甘さと清涼感をあわせ持った爽やかな香りです。 

スパイクラベンダー精油の学名は「Lavandula latifolia」ですが、ラベンダー・スピカ精油(学名:Lavandula spica)もスパイクラベンダーを指します。成分を見るとわかりますが、他のラベンダーに比べてリナロールや酢酸リナリルが少なく、1.8シネオールとカンファーを多く含むのが特徴です。そのため、リラックス効果だけじゃなく、風邪予防や呼吸器系のサポート、痛みの緩和も得意とします。 

この記事では、スパイクラベンダー精油の具体的な効果、成分、ブレンドの相性、使い方を紹介します。

 

スパイクラベンダー精油とは?

精油の基本情報、特徴

基本情報

学名:Lavandula latifolia
   Lavandula spica

和名:広葉ラベンダー(ヒロハラベンダー)

科名:シソ科

抽出部位:花、葉、茎

抽出方法:水蒸気蒸留法

原産国:スペイン、フランス、ポルトガル

オイルの色:ほぼ無色

ノート:トップ〜ミドル

香り:爽やかでフレッシュな香り

主な成分と効果

精油成分

緊張や不安、ストレスを軽減しリラックス効果をもたらすリナロール、喉の痛みや咳・たんなど呼吸器系をサポートする1.8シネオール、筋肉痛や肩こりなどの痛みを和らげるカンファーをバランスよく含んでいます。 

リラックスだけじゃなく風邪予防や痛みの緩和、スキンケア、ボディケアなど幅広く活用できます。

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香りもすっきりとしているので、ラベンダーの甘さが苦手な方にも使いやすいのではないでしょうか。

リナロール:40〜43%

1.8シネオール:26〜28%

カンファー:10〜24%

β-ピネン:2〜3%

テルピネン-4-オール:〜2%

α-ピネン:1〜2%

β-カリオフィレン:1.35%

α-テルピネオール:約1%

リモネン:約1%

酢酸リナリル:約0.3%


スパイクラベンダー【フロリハナ公式】

スパイクラベンダー精油の心と身体への効果

精油の心と身体への効果
ストレスや不安を和らげたり、脳を刺激し、集中力を高める働きが期待でき、仕事や勉強の気分転換におすすめです。また、風邪や喉の痛みなど呼吸器系のサポートにも適しています。
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【心への効果】
・抗うつ作用
・神経強壮作用
・ストレス緩和
・リラックス効果
・リフレッシュ
・集中力の向上
・緊張を和らげる
・感情の起伏を安定させる

【身体への効果】
・抗菌作用
・殺菌作用
・抗真菌作用
・抗ウイルス作用
・抗炎症作用
・鎮痛作用
・去痰作用
・免疫活性作用
・癒傷作用
・細胞成長促進作用
・咳や喉の痛みなど呼吸器系のサポート
・気管支炎、喘息の軽減
・風邪予防
・免疫力アップ
・関節痛・筋肉痛・リウマチなどの痛み軽減
・肩こり、腰痛など筋肉のこわばりをほぐす
・傷やニキビ跡
・皮膚の痒み緩和
・日焼け後のケア
・頭皮のかゆみ、フケ
・水虫の予防

妊娠中・授乳中の人は使用を避けましょう。また、皮膚刺激があるため、希釈してお肌に使用する場合は、必ずパッチテストを行うようにしましょう。
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スパイクラベンダー精油のブレンドの相性と活用法

精油のブレンドの相性と活用法
ここからは、スパイクラベンダー精油を使用したブレンドレシピと、アロマテラピーを日常に取り入れるためのアイデアを紹介していきす!
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相性が良い精油

【ハーブ系】
セージペパーミントスイート・マージョラムセージタイム・リナロール、ローズマリー(シネオールカンファー)

【柑橘系(シトラス)】
オレンジ・スイートベルガモットレモンユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ)

【花系(フローラル)】
カモミール・ローマンジャスミンゼラニウムヘリクリサム(イモーテル)ラベンダー

【樹木系(ウッディ)】
アカマツ・ヨーロッパサイプレスシダーウッド・アトラスユーカリ・グロブルス、ホーウッド、ローズウッド

【樹脂系(バルサム)】
フランキンセンスミルラ

【スパイス系】
クローブ

【エキゾチック系(オリエンタル)】
パチュリ

ブレンドレシピ

【リラックス&集中力アップに】
スパイクラベンダー × ローズマリー・シネオール × オレンジ・スイート(またはレモン)

【睡眠サポートに】
スパイクラベンダー × スイート・マージョラム(またはカモミール・ローマン) × ゼラニウム

【心身のリフレッシュ&呼吸器系のサポートに】
スパイクラベンダー × ペパーミント × ユーカリ・グロブルス(またはローズマリー・シネオール)

【心のバランスを保ちたい時に】
スパイクラベンダー × パチュリ(またはシダーウッド) × ベルガモット

【エイジングケアに】
スパイクラベンダー × フランキンセンス × ヘリクリサム(イモーテル)

【虫よけに】
スパイクラベンダー × ユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ) × ペパーミント

【虫刺されに】
スパイクラベンダー × サイプレス × ラベンダー

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使い方

【芳香浴】
ディフューザーをかけて部屋の空間浄化や感染症対策に。また、心を落ち着かせ、集中力を高めたい時に。

【吸入】
ハンカチやティッシュに精油を1〜2滴垂らし、鼻の近くに持っていき香りをかぐ方法です。芳香浴より手軽に香りを取り入れることができます。仕事や勉強前の集中したい時に、合間の気分転換におすすめです。

【アロマスプレー】
30mlのスプレーボトル(遮光ガラス製推奨)に、無水エタノール5mlと精油6〜12滴を入れて左右に軽く振ったら、最後に精製水25mlを入れます。蓋をして、上下によく振ったらアロマスプレーの完成です。空間や、においが気になるところにスプレーしたり、掃除の仕上げに使うと清々しい気分になります。

【マッサージオイル】
30mlの遮光瓶に、ホホバオイル・クリア(他のキャリアオイルも可)20mlと精油4〜12滴を入れて、蓋をして上下によく振ったらマッサージオイルの完成です。スポーツ後の筋肉痛対策や、日焼け後のケアに。スキンケアに使う場合は、精油の滴数を2〜4滴に抑えてください。

【アロマクリーム】
オイルが苦手な方にはクリームタイプがおすすめです。ハンドケアやスキンケアとして取り入れやすく、軽い肌トラブルがある時にも役立ちます。

精油の活用方法やブレンドレシピに興味のある方には、↓↓の本が参考になります。

より詳しく精油の知識を学びたいセルフケアに役立てたいという方は、自宅で学べて資格も取れる講座もあります。この機会に精油の特徴や正しい使い方を学んでみてはいかがでしょう。


メディカルアロマ検定 公式サイト

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※ 精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
精油は医薬品ではないため、薬の代わりや治療を目的に使用することはできません。当ブログに掲載されているのは一般的な精油の効果・効能であり、使用した人の心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。とはいえ、精油の芳香成分は、心身の健康に良い影響をもたらすことがわかっています。精油を使う際は、ご自身の体調や体質に合わせて取り入れてみてください。
 

この記事を書いた人

この記事を書いた人Karisugi
主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。

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