日焼けをした肌は、やけどをした状態と同じようなものです。
こんなときは、抗炎症作用や冷却作用のあるラベンダー、ペパーミントの精油を使ったアロマケアが役に立ちます。
また、日焼けによる肌の炎症や乾燥は、シミやシワの原因にもなるので、炎症が落ち着いたら、ダメージを受けた肌を回復させるケアもあわせて行うと良いですよ。
◇ 日焼け後のアロマケアに、ラベンダーとペパーミント、どう使う?
● 日焼け直後は冷湿布、アロマスプレーで肌をクールダウン
・日焼け用アロマスプレーの材料
・日焼け用アロマスプレーの作り方
・日焼け用アロマスプレーの使い方
● 肌の炎症が落ち着いたら、アロマオイルで乾燥した肌を保湿
・日焼け用アロマオイルの材料
・日焼け用アロマオイルの作り方
・日焼け用アロマオイルの使い方
◇ その他、日焼け後のアロマケアにおすすめの精油
◇ クレイパックで日焼け後のシミ・シワ対策
◇ まとめ
◇ 今回ご紹介した材料
日焼け後のアロマケアに、ラベンダーとペパーミント、どう使う?

日焼けした肌は、やけどをしたのと同じような状態です。
まずはヒリヒリした肌を落ち着かせるために、ラベンダーとペパーミントの精油を使います。
冷湿布 → アロマスプレー → アロマオイルの順でケアするのが理想的ですが、日焼けした範囲が広範囲だと冷湿布は大変かもしれません。その場合は、ぬるめのシャワーで体を洗い流した後、アロマスプレーで何度もスプレーすると良いですよ。
日焼け直後は冷湿布、アロマスプレーで肌をクールダウン
冷湿布は、水を張ったタライの中に、ラベンダーとペパーミントを1滴ずつたらし、タオルを入れて絞ったら、日焼けした肌にあてて冷やします。
これを体のほてりが落ち着くまで何度かくり返します。精油は追加しなくて大丈夫です。
冷湿布のあとに、日焼け用アロマスプレーを肌に使います。
日焼け用アロマスプレーの材料
● グリセリン:3ml
● 精製水:27ml
● ラベンダー精油:8滴
● ペパーミント精油:1滴
● 30mlスプレー容器(遮光ガラス推奨)
日焼け用アロマスプレーの作り方
1. スプレー容器にグリセリンを入れたら、ラベンダーとペパーミントの精油を入れて、左右に軽く振り混ぜます。
2. 1に精製水を入れたらふたをして、上下にしっかり振り混ぜます。これで完成です。
日焼け用アロマスプレーの使い方
日焼けした肌にスプレーします。「1日に◯回」という制限はないので、何度でもスプレーしてOKです。冷蔵庫で冷やしてから使っても気持ち良いですよ。よく振ってからスプレーしてください。
作ったアロマスプレーは冷暗所で保管(冷蔵庫保管OK)し、1ヶ月以内に使い切りましょう。
お肌に異常がある場合は使用を中止し、水かぬるま湯で洗い流してください。
肌の炎症が落ち着いたら、アロマオイルで乾燥した肌を保湿
肌の赤みやヒリヒリ感が落ち着いたタイミングで行いたいのが、手作りアロマオイルの塗布です。日焼けした肌はひどく乾燥し、シミやシワになりやすい状態なので、しっかり肌を保湿しましょう。
日焼け用アロマオイルの材料
● ホホバオイル・クリアorスイートアーモンドオイル
:30ml
● ラベンダー精油:5滴
● ペパーミント精油:1滴
● 30mlオイルボトル容器(遮光ガラス推奨)
日焼け用アロマオイルの作り方
1. オイルボトル容器にホホバオイルorスイートアーモンドオイルを入れます。
2. 1にラベンダーとペパーミントの精油を入れたらふたをして、上下にしっかり振り混ぜます。これで完成です。
日焼け用アロマオイルの使い方
日焼け後の肌に、少量ずつ薄くのばすように塗布します。これも「1日に◯回」という制限はないので、何度でも塗布してOKです。使う前によく振ってください。
作ったアロマオイルは冷暗所で保管し、2ヶ月以内に使い切りましょう。
ホホバオイルは冷蔵庫で保管するとガッチリ固まってしまうので、常温で日光の当たらない場所で保管しましょう。
お肌に異常がある場合は使用を中止し、水かぬるま湯で洗い流してください。
その他、日焼け後のアロマケアにおすすめの精油
肌老化の原因の7割は紫外線による光老化といわれていますが、この光老化対策には抗酸化作用のある精油が効果的。ラベンダーのほか、パルマローザやジュニパー、ネロリ、プチグレンがそれにあたります。 精油を使ったアロマケアでシミ・シワ・くすみ・たるみを集中ケア!普段のお手入れにプラスしてみてはいかがでしょう。 シミの原因は紫外線によるものが大きいですが、ほかにも、加齢、喫煙、睡眠不足やス ... 続きを見る
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そこに、フランキンセンスやゼラニウム、レモンをブレンドすることで、肌の回復やエイジングケアにも役立つので、手作りアロマオイルにして日焼け後の肌に塗布すると良いですよ。
精油でシミ・シワ・くすみ・たるみを集中ケア【年齢肌アロマケア】
落ち着いてきたら、フランキンセンス、ゼラニウム、ラベンダー、レモンで傷ついた肌の修復を。と使い分けても良いですね。

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まとめ
日焼けした肌は、ただ冷やすだけじゃなく、その後のケアも大事。
日焼けによるほてりや肌の乾燥、シミ・シワ対策に、アロマケアを取り入れてみてはいかがでしょう。
今回ご紹介した材料