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ホーリーフ精油|香り、効果、ブレンドの相性、使い方を解説

ホーリーフ精油|香り、効果、ブレンドの相性、使い方を解説

ホーリーフとは、クスノキ科の常緑高木「クスノキ(Cinnamomum camphora)」の葉から抽出される精油です。 
 
同じ木の部位によって香りが異なり、葉から採れるのがホーリーフ精油木部から採れるのがホーウッド精油。香りも成分も非常に似ていますが、ホーリーフはやや軽やかで、透明感のある香調が特徴です。 
 
ラベンダーやローズウッドのような落ち着きがありながらも、どこか“森の中で深呼吸しているような清らかさ”を感じさせてくれます。 
 
この記事では、ホーリーフ精油の特徴と効果、ブレンドの相性、そして初心者でもすぐに取り入れられる活用法をご紹介します。

 

ホーリーフ精油とは?

精油の基本情報、特徴

ホーリーフとホーウッドは名前が似ていますが、どちらもクスノキ(亜変種)から採れる精油です。

ホーリーフは芳樟(ほうしょう)の葉から、ホーウッドは木部(材)から採取されます。

ローズウッドの芳香成分と似ているところがあり、値段も手軽なことから、ローズウッドの代わりとして使われることも。

ローズウッドは乱伐のため供給が激減しています。「生活の木」でも以前は取り扱っていたのですが、ついになくなりました。これからはローズウッドの代わりにホーリーフやホーウッドを使う機会が増えるかもしれませんね。
Karisugi

ちなみに、ラヴィンツァラ、クスノキ、ホーウッドも、学名がCinnamomum camphoraです。リナロール、1.8シネオール、カンファーのうち、どの成分を多く含んでいるかで、香りや作用が違ってきます。

このように、同じ学名であっても成分が違う精油をケモタイプと呼んでいます。

ケモタイプについてはこちらでも解説しています。精油を選ぶときの参考までに ↓↓

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◆ 基本情報

精油名ホーリーフ
学名Cinnamomum camphora CT(Linalool)
Cinnamomum camphora var.glaucescens
科名クスノキ科
和名芳樟(ホウショウ)
抽出部位葉・枝
抽出方法水蒸気蒸留法
原産国台湾
オイルの色淡黄色
ノートミドル
香りローズウッドと香りが似ていて、ウッディーなんだけど
フローラル(ローズ調)の香りも感じる

ホーリーフ精油の主な成分と期待できる効果

ホーリーフの主成分はリナロール。これはラベンダーやベルガモットにも多く含まれる、鎮静・抗不安・抗菌作用を持つ成分です。

リナロールには中枢神経系の興奮を抑え、ストレスを緩和し、リラックス効果をもたらすことが確認されています。

このため、ホーリーフは心身の緊張をほぐし、気持ちを穏やかに保つサポート精油として高く評価されています。

◆ 主な成分

精油成分

リナロール:〜93%

リモネン:〜1%

β-カリオフィレン:〜1%

◆ 心と身体への効果

精油の心と身体への効果

【心への効果】
・ストレス緩和
・安眠サポート
・緊張や不安をやわらげ、心のバランスを整える
・リラックスと集中のバランスを取り戻す

【身体への効果】
・抗菌作用
・抗ウイルス作用
・抗真菌作用
・鎮静作用
・鎮痛作用
・免疫刺激作用
・血圧降下作用 
・防虫作用
・デオドラント作用
・空気清浄効果

ホーリーフ精油とブレンドの相性が良い精油

精油のブレンドの相性と活用法

【ハーブ系】
クラリセージ、ローズマリー(カンファーシネオールベルベノン)

【柑橘系(シトラス)】
オレンジ・スイートグレープフルーツベルガモットレモン

【花系(フローラル)】
ジャスミンゼラニウムラベンダーローズ

【樹木系(ウッディ)】
サイプレスティートリー

【樹脂系(バルサム)】
フランキンセンス

【エキゾチック系(オリエンタル)】
イランイランサンダルウッドパチュリ 
 
ホーリーフは、他の香りと調和しやすい“つなぎ役”の精油でもあります。

特におすすめの組み合わせはこちら:

ラベンダー:安眠&リラックスに。
ベルガモット:心のリセットに。
フランキンセンス:深い瞑想や呼吸のサポートに。

この3種をベースに、ホーリーフを「1〜2滴」加えるだけで香りのまとまりが格段に上がります。

例えば、寝る前のアロマディフューザーには「ラベンダー2滴+ホーリーフ1滴+ベルガモット1滴」で穏やかな香りに。

また、女性の心身をサポートするゼラニウムやローズオットーとの相性も抜群。フローラル系の香りに奥行きを与え、幸福感を高めてくれます。

おすすめのブレンドレシピと使い方

◆ 就寝前の安眠ブレンド

● ホーリーフ:2滴
● ラベンダー:2滴
● オレンジ・スイート:1滴

ディフューザーまたはアロマストーンで香らせます。心が静まり、呼吸が自然と深くなります。

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◆ オフィスでも使える集中力アップブレンド

● ホーリーフ:1滴
● ローズマリー・カンファー:1滴
● ベルガモット:1滴

ティッシュやコットンに垂らしてデスクに置くだけでOK。やさしい清涼感が頭をすっきりさせてくれます。

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◆ スキンケアオイル(敏感肌向け)

● ホーリーフ:1滴
● フランキンセンス:1滴
ホホバオイル・クリア:10ml
10ml スポイト付きガラス遮光瓶

洗顔後、化粧水の後に1〜2滴をなじませて。肌をやわらかく整え、乾燥を防ぎます。

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ホーリーフ精油の禁忌、注意点

● 妊娠中・授乳中・3歳未満の乳幼児への使用は避けましょう。

● 精油を直接肌につけるのはNG。必ず植物油で希釈(希釈濃度1%以下)しましょう。(要パッチテスト)。

● 光毒性はありませんが、柑橘系精油とブレンドする場合は夜の使用が安心です。

● 精油は100%天然のエッセンシャルオイルを使用しましょう。

 
 
アロマを深く学びたい方へ

ホーリーフ精油は、ストレスに疲れた心をやさしく包み込み、静かな安心感をもたらしてくれる精油です。

香りの派手さはありませんが、まるで日常の中に小さな森を迎えたような、穏やかで持続的な癒しをくれます。

夜のひととき、ホーリーフの香りとともに深呼吸してみてください。きっと、今日の頑張りをやさしく肯定してくれるはずです。

もし、もっとブレンドの奥深さや精油の組み合わせを学びたい方は、アロマテラピー検定用の書籍や精油セットを活用したり、通信講座を受講するのもおすすめ。

精油を実際に手に取りながら学ぶことで、香りの理解がぐっと深まりますよ。 
 

\アロマをオンラインで学べる講座はこちら/
メディカルアロマ検定 公式サイト

 

※ 精油(エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
精油は医薬品ではないため、薬の代わりや治療を目的に使用することはできません。当ブログに掲載されているのは一般的な精油の効果・効能であり、使用した人の心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。とはいえ、精油の芳香成分は、心身の健康に良い影響をもたらすことがわかっています。精油を使う際は、ご自身の体調や体質に合わせて取り入れてみてください。

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