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ラヴィンツァラとラベンサラの違い|ウイルス対策に使うのはどっち?

ラヴィンツァラとラベンサラの違い|ウイルス対策に使うのはどっち?

 
はじめに・・・「ラヴィンツァラ」と「ラベンサラ」は別物です。 
 
ラヴィンツァラはラベンサラと呼ばれていたこともあり、いまだに混同されることがあります。 
 
たくさんの種類がある精油の中から、ラベンサラをピンポイントで探す人というのは、どこかで「ラベンサラは風邪やインフルエンザ対策に役立つ」という記事を見たからではないでしょうか。 
 
学名、香り、含有成分、効能が明らかに違うので、期待する香りや効能を体感するためにも、しっかり確認することが大事です。 
 
この記事では、 

  • ラヴィンツァラとラベンサラの違い
  • 風邪やウイルス対策にはどちらを使うか
  • 購入する前に何を確認すれば良いか

についてご紹介します。

 

ラヴィンツァラとラベンサラ、ウイルス対策にはどちらを使う?

ラヴィンツァラもラベンサラもウイルス対策に役立ちますが、特に呼吸器系や免疫力に働きかけてくれるラヴィンツァラのほうを使います。

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ラヴィンツァラとラベンサラの精油、どう違うの?

ラヴィンツァラとラベンサラの違い|ウイルス対策に使うのはどっち?

ラヴィンツァラとラベンサラは、学名のほか、成分にも違いがあります。 
 
ラヴィンツァラの学名は『Cinnamomum camphora』で、1.8シネオールという成分を多く含みます。 
 
一方、ラベンサラの学名は『Ravensara aromatica』で、リモネンという成分を多く含みます。 
 
また、余談ですが、ラヴィンツァラは「ケモタイプ」の精油です。 
 
同じ植物・同じ学名だけど、精油のもとである植物の育つ環境が違えば、芳香成分や、芳香成分の含有量が異なることがありますが、この生育環境によって含有成分が異なる精油のことケモタイプの精油と言います。 

Karisugi
同じ学名の植物でも、産地によって成分の異なる精油が抽出されるんですね。
 

例えば精油のクスノキやホーリーフは、学名がラヴィンツァラと同じ『Cinnamomum camphora』ですが、 
 
クスノキは日本原産で、ケトン類のカンファーが50%以上、 
 
ホーリーフはアジア(台湾)原産で、テルペン系アルコールのリナロールが90%以上、 
 
ラヴィンツァラはマダガスカル原産で、オキシド類の1.8シネオールが約60%前後です。(参考:生活の木 成分表) 

Karisugi
ラヴィンツァラに豊富に含まれる1.8シネオールが、抗菌・抗ウイルス、去痰、免疫向上などに役立つ成分です。
作用が穏やかで、ユーカリ・ラディアータと同じく、子供にも使いやすい精油です。
 

ケモタイプ精油ほか、精油の成分についてもっと知りたい方は、メディカルアロマもチェックしてみてください。

 

ケモタイプの例はまだある!ちょっとだけ紹介 

例えば、タイムローズマリーの精油。 
 

【タイム】

植物の学名は「Thymus vulgaris」 

植物は同じ、だけど成分に違いがある 

*タイム・ゲラニオール【Thymus vulgaris CT(Geraniol)】 

*タイム・チモール【Thymus vulgaris CT(Thymol)】 

*タイム・ツヤノール【Thymus vulgaris CT(Thujanol)】  

これを、 

タイムには、ゲラニオール、チモール、ツヤノールというケモタイプがある」 

と表現することができます。

 

【ローズマリー】

植物の学名は「Rosmarinus officinalis」 

植物は同じ、だけど成分に違いがある 

*ローズマリー・カンファー【Rosmarinus officinalis CT(Camphor)】 

*ローズマリー・シネオール【Rosmarinus officinalis CT(Cineole)】 

*ローズマリー・ベルベノン【Rosmarinus officinalis CT(Verbenone)】  

これを、 

ローズマリーには、カンファー、シネオール、ベルベノンというケモタイプがある」 

と表現することができます。 

CT=ケモタイプ、CTのあとの( )内が含有成分を表しています。少しややこしいでしょうか。 
 
ケモタイプの精油は含有成分に大きな違いがあるため、精油の芳香成分をしっかり把握し、目的に合ったものを正しく使うことが大切です。 
 
ケモタイプ精油を使ったアロマテラピーにおすすめの精油メーカーとして、「生活の木」、「ニールズヤード レメディーズ」、「プラナロム」、「フレーバーライフ」、「プリマヴェーラ」などがあるので参考までに・・・。

 

買う前に確認するのは学名と成分

ラヴィンツァラとラベンサラの違いは、学名と含有成分で確認できます。 

ラヴィンツァラとラベンサラ、それぞれの特徴を見ていきましょう。 
 

ラヴィンツァラ

学名:Cinnamomum camphora CT(Cineole)(CTは省略されることもあります) 

科名:クスノキ科 

抽出部位:葉・枝 

抽出方法:水蒸気蒸留法 

香り:ユーカリやローズマリーの香りに似ていますが、ツンとしたクリアな感じではなく、すーっとした爽やかな香りです。「香りの良い葉」という意味もあります。 

成分:オキシド類(1.8シネオール)を多く含みます(約60%前後)。 

ほかに、テルペン系炭化水素類(サビネン、α-ピネン、β-ピネン)、 

テルペン系アルコール類(α-テルピネオール、テルピネン-4-オール)など。 

主な作用

せき・たん、花粉症などの呼吸器系の不調に期待できます。 

抗ウイルス作用があり、風邪などのウイルスの予防対策におすすめです。 

鎮静作用があるので、ぐっすり眠りたいときに。 

免疫力を高めてくれたり、鼻づまり、筋肉痛にも役立ちます。 
 
効能がラベンダーのように幅広く、無人島に1本持っていくならラヴィンツァラという人もいるほどです。 

名前が似てるけど、これはラヴィンツァラなのか・・・?と迷ったら、学名と含有成分を確認するといいですよ。
Karisugi

 

ラベンサラ

学名:ラベンサラ:Ravensara aromatica 

科名:クスノキ科 

抽出部位:葉 

抽出方法:水蒸気蒸留法 

香り:甘さの中にもスパイシーさを感じる香りです。 

成分:テルペン系炭化水素類のサビネン、リモネンを多く含みます。 

ほかに、フェノール類のメチルオイゲノール、 

テルペン系アルコール類のリナロール、 

テルピネン-4-オールなど。 

主な作用

抗ウイルス作用があり、風邪などのウイルスの予防対策に役立ちます。 

ストレスや緊張を和らげてくれます。 

気持ちをリラックスさせてくれるので、不安やストレスなどで眠れないときに役立ちます。 

ラベンサラにも抗ウイルス作用はありますが、リモネンの含有量のほうが多いことから、どちらかというとストレスや不安、緊張などをやわらげたり、リフレッシュしたい時に役立つ精油です。リモネンにはリラックス効果や、体の冷え・血行不良による肩こりをやわらげたりする効果も期待できます。
Karisugi

まとめ:ラヴィンツァラとラベンサラの違いは?ウイルス対策に使うのはどっちがおすすめ?

ラヴィンツァラとラベンサラの違いは?ウイルス対策に使うのはどっちがおすすめ?

ラヴィンツァラとラベンサラの違いを見るときは、学名と含有成分を確認します。 
 
ラヴィンツァラ」の学名は 

Cinnamomum camphora CT(Cineole)、またはCinnamomum camphoraで、 

1.8シネオールを多く含みます。 
 
一方、「ラベンサラ」の学名は 

Ravensara aromaticaで、 

リモネンを多く含みます。 
 
ラヴィンツァラもラベンサラもウイルス対策に役立ちますが、特に呼吸器系や免疫力に働きかけてくれるラヴィンツァラのほうがおすすめです。 
 
ラベルに「ラヴィンツァラ」または「ラベンサラ」と表示されていても、学名と成分はしっかり確認を。 
 
芳香浴はもちろん、手作りのアロマオイルやアロマスプレー、アロマバスなど、リラクゼーションだけでなく、セルフケアの1つとして役立ててみてはいかがでしょう。 
 

今回ご紹介した精油

 

 
 

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