コパイバ精油の効果とは?使い方とおすすめブレンドレシピを紹介!

コパイバ樹液

コパイバといえば、コパイバ樹液のほうを先に思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。アマゾンの先住民は、コパイバ樹液を傷薬や鎮痛剤、抗炎症剤、防虫剤などに使っていたと言われています。 

コパイバ樹液は、コパイバの木から採取した樹液を濾過したもので、コパイバ精油はコパイバ樹液を蒸留したものです。 

コパイバ精油には、鎮痛作用や抗炎症作用が期待できる成分「β-カリオフィレン」が多く含まれていて、身体の痛みや皮膚の炎症、虫除け・虫刺され後の炎症、ニキビ・老化肌に役立ちます。 

この記事では、コパイバ精油について、一般的な効果や成分、使い方、ブレンドの相性などを紹介していきます。

 

コパイバ精油とは?

精油の基本情報、特徴

基本情報

学名:Copaifera martii
   Copaifera officinalis

和名:コパイババルサムノキ

科名:マメ科

抽出部位:樹脂

抽出方法:水蒸気蒸留法

原産国:ブラジル

オイルの色:透明〜淡黄色、薄い茶色

ノート:ミドル〜ベース

香り:温かみのあるウッディー調の香りで、かすかに甘さもある。


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主な成分と効果

精油成分
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コパイバ精油に含まれるβ-カリオフィレンは、にも含まれる植物性天然成分で、優れた抗炎症作用や鎮痛作用を持つことで知られています。

β-カリオフィレン:40〜70%

● α-フムレン:〜11%

● ゲルマクレンD:〜10%

● α-カリオフィレン:約6%

● trans-α-ベルガモテン:4〜5%

● α-コパエン:4〜5%

● β-ビサボレン:2〜4%


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コパイバ精油の心と身体への効果

精油の心と身体への効果

コパイバ精油の香りはストレスを軽減し、安心感を与えてくれます。また、炎症や痛みを抑える働きに優れているので、普段のスキンケアやボディケアにも取り入れたい精油です。

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コパイバ精油は、香水の保留剤(精油の揮発速度を遅らせて、香りの持ちをよくする目的で用いられるもの)としてもよく使われています。

【心への効果】
・ストレスや不安、緊張を和らげたい時に
・感情のバランスをとりたい時に
・瞑想・浄化に

【身体への効果】
・抗炎症作用
・鎮痛作用
・鎮静作用
・抗菌作用
・抗酸化作用
・去痰作用
・強心作用
・利尿作用
・抗けいれん作用
・収れん作用
・細胞成長促進作用
・駆虫作用
・蚊やダニ、ゴキブリなどに
・お肌を引き締めたいときに
・筋肉痛、関節炎、ニキビなどに
・咳、喘息、気管支炎など呼吸器系の炎症に
・傷、ニキビ跡、火傷のケアに

※ 妊娠中、授乳中の方は使用を控えましょう。 

※ 刺激が強いので、低濃度で使用するようにしましょう。

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コパイバ精油のブレンドの相性と活用法

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相性が良い精油

【ハーブ系】
クラリセージスイート・マージョラム

【柑橘系(シトラス)】
オレンジ・スイートグレープフルーツベルガモットレモンユーカリ・シトリオドラ

【花系(フローラル)】
ジャスミンラベンダーローズ

【樹木系(ウッディ)】
ウィンターグリーンサイプレスシダーウッドジュニパーティートリー

【樹脂系(バルサム)】
フランキンセンスミルラ

【エキゾチック系(オリエンタル)】
イランイランサンダルウッドパチュリ

ブレンドレシピ

【痛みの緩和に】
コパイバ × ユーカリ・シトリオドラ × ラベンダー

【皮膚の炎症に】
コパイバ × カモミール・ジャーマン × スパイクラベンダー

【リラックスに】
コパイバ × ラベンダー × ローズオットー

【スキンケアに】
コパイバ × シダーウッド × イランイラン

【空間浄化に】
コパイバ × ティートリー × レモン

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使い方

【芳香浴】
ムエットやティッシュにコパイバ精油を1〜2滴垂らし、香りをゆっくり吸い込みます。リフレッシュしたい時や、鼻・喉をすっきりさせたい時におすすめです。

【アロマ化粧水・アロマオイル】
コパイバ精油には抗炎症作用や抗酸化作用、収れん作用があり、肌のたるみやシワ、ニキビに働きかけてくれます。アロマ化粧水やアロマオイルにして毎日のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょう。 

アロマ化粧水の作り方・使い方
1)スプレー容器(50ml遮光瓶)グリセリン5mlと、コパイバ精油5滴+ラベンダー精油4滴+サンダルウッド精油1滴を入れ、左右に軽く振り混ぜます。
2)1に精製水45mlを入れたらふたを閉め、上下にしっかり振り混ぜれば完成です。 
これを朝晩の洗顔後に顔に塗布してから、いつものスキンケアを行なってください。
※ 冷暗所に保管し、2週間を目安に使い切りましょう。

アロマオイルにすることもできます。その場合は、スポイト付き遮光瓶(30ml容器)ホホバオイル・クリアアルガンオイルを入れ、コパイバ精油2滴+ラベンダー精油3滴+サンダルウッド精油1滴を加え、ふたをして上下によく振り混ぜれば完成です。

【虫除けスプレー】
コパイバ精油は蚊やダニ、ゴキブリなどの虫除け対策に役立ちます。虫刺され後の炎症を抑える働きもあるので、スプレーやクリームに混ぜて使うのがおすすめです。 

虫除けスプレーの作り方

1)スプレー容器(50ml遮光瓶)無水エタノール10mlとコパイバ精油2滴、ユーカリ・シトリオドラ精油2滴、ハッカ油2滴を入れ、左右に軽く振り混ぜます。
2)1に精製水40mlを入れたらふたを閉め、上下にしっかり振り混ぜれば完成です。 
衣類の上から、または直接体にスプレーして虫除けに役立ててください。
※ 冷暗所に保管し、1〜2ヶ月を目安に使い切りましょう。

【アロマクリーム】
コパイバ精油には身体の痛みに効果的なβ-カリオフィレンが多く含まれています。アロマクリームやアロマオイル作りに役立ててください。 

コパイバ精油5滴+スイート・マージョラム精油4滴+ラベンダー精油3滴をミツロウクリーム30gに混ぜて首や肩、背中に塗布してマッサージ。もっと簡単に作りたいときは、ジェルベースに混ぜるだけでもOKです。

【ロールオンアロマ】
ロールオンボトルに、ホホバオイルなどのキャリアオイル10mlと、コパイバ1滴+ラベンダー3滴を加えれば、ロールオンアロマの完成です。頭や肩が重だるい時に、こめかみ、肩にコロコロ転がしながらマッサージすると痛みが和らぎます。

精油の活用方法やブレンドレシピに興味のある方には、↓↓の本が参考になります。

より詳しく精油の知識を学びたいセルフケアに役立てたいという方は、自宅で学べて資格も取れる講座もあります。この機会に精油の特徴や正しい使い方を学んでみてはいかがでしょう。


メディカルアロマ検定 公式サイト

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この記事を書いた人Karisugi
主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。

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