仕事終わりに靴がきつい、手足がひんやり冷たい…
それ、冷えやむくみのサインかもしれません。
毎日を心地よく過ごすためには、体の巡りを整えてあげることが大切。
実は、そんなときこそアロマの力が役立ちます!
今回は、冷えやむくみにおすすめのアロマ精油やケア方法、気軽に取り入れられるアイテムをご紹介します。
ナチュラルで心地よいケアで、ぽかぽか&スッキリを目指しましょう。
▷ 冷え・むくみが起こる原因とは?
▷ 体を温めるメリット
▷ 冷え・むくみにおすすめのアロマ精油とアロマブレンドレシピ
▷ すぐできるアロマケア方法
・足湯(フットバス)
・セルフマッサージ
・アロマ温湿布
▷ 冷え・むくみに◎ おすすめ温めグッズ
▷ アロマケアを行うときの注意点
▷ まとめ|香りでめぐりケア、心地よく続けよう
▷ 今回ご紹介した材料
▷ 関連記事
冷え・むくみが起こる原因とは?

冷えやむくみは、血行不良や自律神経の乱れ、デスクワークなどによる運動不足が主な原因。
特に女性は、ホルモンバランスの影響や筋肉量の少なさから、冷えやすくむくみやすい体質になりがちです。
そんなとき、体と心にやさしく働きかけるアロマテラピーが頼れる味方に。
香りとタッチのケアで、めぐりをサポートしていきましょう。
体を温めるメリット

体温が1度上がると、一時的に免疫力は5〜6倍、基礎代謝量は約13%アップするといわれています。逆に1度下がると、免疫力は30%下がるといわれています。
体温が上がることで免疫力アップやガン予防が期待できたり、基礎代謝がアップすると太りにくい体になります。
新陳代謝が上がり、肌のターンオーバーがスムーズになることで、シミ予防や健康な髪づくりなど美容面でもメリットが。
また、腸の働きが活発になり、便秘予防にも効果的。血行が悪いことで起こるむくみ、肩こり、頭痛などの緩和にもなります。
冷えが改善されることで、様々な不調も改善されるといったメリットがあるんです。
冷えによる不調
だるい、頻尿、便秘、下痢、頭痛、肩こり、腰痛、太りやすく痩せにくい、むくみやすい、生理トラブル、不眠、肌トラブル、抜け毛、アレルギー、うつ、がん etc...
冷え・むくみにおすすめのアロマ精油とブレンドレシピ

ブレンドレシピ1:ハーバル調の温かみのある香り
スイート・マージョラム:4滴
ペパーミント:1滴
レモンFCF:5滴
パチュリ:2滴

ブレンドレシピ2:柑橘のフレッシュな香り
グレープフルーツ:4滴
ジュニパー:2滴
パチュリ:1滴
レモンFCF:5滴
ブレンドレシピ3:ミントの甘くスッキリした香り
グレープフルーツ:5滴
サイプレス:3滴
パチュリ:2滴
ペパーミント:2滴

ブレンドレシピ4:スパイシーなハーブ系の香り
スイート・マージョラム:3滴
ブラックペッパー:1滴
ローズマリー・カンファー:2滴

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すぐできるアロマケア方法
体の冷えやむくみには、まずは温めて水分代謝をスムーズにすることが大事。
すぐにできるアロマケア方法として、足湯(フットバス)やセルフマッサージ、温湿布のやり方をご紹介します。
足湯(フットバス)

入浴が難しいときは、足だけお湯につけるフットバス(足浴)がおすすめです。
洗面器にお湯を張り、アロマバスソルト、またはサイプレスやグレープフルーツの精油を1~2滴垂らして足を温めるだけ。香りと温熱で巡りをサポートします。
足浴のやり方
1. タライに熱めのお湯(42〜45℃)を入れます。
2. 1に、アロマバスソルトを大さじ1杯入れて、かき混ぜます。バスソルトはお茶パックに入れて使うと、片付けるときラクです。
アロマバスソルトのレシピ
器にバスソルト大さじ2と、精油5滴(サイプレス、ジュニパー、ペパーミント、グレープフルーツ、レモンを各1滴ずつ)を入れて、ぐるぐるかき混ぜれば完成!
3. 2に足を5〜10分つけます。
4. 終わったら水気をふき取ります。改めて洗い流さなくてOKです。

セルフマッサージ

セルフマッサージをすることで、冷え・むくみ解消のほか、体のだるさ・疲労を癒したり、自律神経や胃腸の調子を整えたり、スムーズな入眠をサポートしてくれます。
使うのは水分の排泄を助け、むくみや体のだるさを軽減し、体を温めてくれる精油です。
キャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドなど)に精油を混ぜて、足首から膝に向かってやさしくマッサージ。夜のリラックスタイムにおすすめです。
マッサージオイルの作り方
1. 30ml遮光瓶に、ホホバオイル・クリア
(またはスイートアーモンドオイル
)を30ml入れます。
2. 『冷え・むくみにおすすめのアロマ精油とブレンドレシピ』からお好みのレシピを1に入れ、ふたをして上下によく振り混ぜたら完成です。
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アロマオイルの作り方【精油の希釈濃度・滴数、ブレンドレシピ付き】
Karisugiはじめに・・・ ここでご紹介するアロマオイルは、精油とキャリアオイル(精油を薄めるときに使うオイル)を混ぜて作ったものです。 アロマディフューザーなど芳香浴に使うアロマオイルではあ ...
使い方
作ったアロマオイルを、冷えやむくみ、痛みのあるところにぬって温めたり、やさしくさするようにマッサージします。
特にむくみが特に気になるときは、リンパケアを取り入れてみると良いですよ。 リンパケアには、心身の疲れやストレスからの回復を助けたり、高いリラックス効果が期待できます。 また、リンパを流すことで、むくみや血行不良の改善など美容にもたくさんのメリットがあるんです。 このリン ...
リンパケアとアロマは好相性!疲労・ストレス緩和やリラックスに
また、冷えによる下痢のときはお腹まわり・腰まわりを中心に。頭痛があるときはこめかみや肩、デコルテを中心にマッサージすると◎。
アロマ温湿布

温湿布はお湯につけて作ることも、レンジでチンして時短で作ることもできます。今回は時短でできる温湿布を作ります。
温湿布のやり方
1. ハンドタオルを濡らして、軽く絞ったらサランラップで包むか、ポリ袋に入れて、電子レンジで30〜60秒温めます。
2. チンしたタオルをしっかり絞って(火傷に注意!)、精油を1滴垂らしてなじませるように手早く揉みます。
3. 精油がついた面が内側になるようにたたみ、温めたい場所に当てます。肩や首の後ろは温めながら優しく揉むと気持ち良いです。 寒さで肩がこわばったり、目の疲れが取れない… そんなとき、アロマ温湿布で体も心もじんわり癒してみませんか? アロマ温湿布は、温熱効果+香りのリラックス作用で、簡単なのに深い癒しが得られるナチュラルケア ...
アロマ温湿布の作り方と効果的な使い方|冷え・肩こり・目の疲れに◎
冷え・むくみに◎ おすすめ温めグッズ
ホット&スチームパッド
冬は電子レンジで加熱して温めて、お腹、首・肩、腰、足に乗せてリラックス&ぽかぽか。
夏は冷凍庫で冷やして氷マクラのように使える!季節や体調によって繰り返し使い分けができ、経済的です。
アロマバスソルト
発汗・巡りUPを狙えるジンジャー×シトラスのバスソルト。半身浴にもぴったり。
マッサージオイル
外出先でもさっと塗れるスリムタイプ。むくみやすいふくらはぎにぬってリフレッシュ!
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普段からスポーツやトレーニングの習慣がある方、日常のセルフケアにアロマを取り入れたい方におすすめなのが、『イナーメ スポーツアロマ』。 夏の暑さに負けない体づくりや、疲れを翌日まで残したくないときに ...
アロマケアを行うときの注意点
● 手作りアロマオイルは、使う前に腕に少量塗って、肌に赤みやかゆみがあらわれないか確認しましょう( >> パッチテスト)。また、使用中お肌に異常がみられた場合は、使用を中止してください。
グレープフルーツは光毒性の心配があるので、手作りアロマオイルを塗った肌に日光が当たらないように注意しましょう。また、レモンはFCF(フロクマリンフリー)の精油を使います。
● パチュリは衣類等に付くとにおいが取れません。オイル塗布後、肌に残った余分なオイルは使い捨てのペーパーかホットタオルでやさしくふき取るようにしてください。
● 作ったアロマオイルやバスソルトは高温多湿・直射日光を避け、2ヶ月以内を目安に使い切りましょう。2ヶ月以内であっても、香りに変化がある場合(ex.古くなった油のようなにおい)は処分してください。また、ホホバオイルは低温で固まるので、常温で保管してください。
まとめ|香りでめぐりケア、心地よく続けよう
冷えやむくみは、放っておくと体調不良や疲れの原因に…。
まずはおうちでできるアロマ足湯やマッサージからはじめてみませんか?
今回ご紹介したアロマケア&精油のブレンドレシピは、冷えやむくみだけじゃなく、だるさを感じるときにもおすすめです。
心まで温まる香りに包まれながら、毎日をもっと快適に過ごしましょう!
今回ご紹介した材料
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この記事を書いた人

主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。