この記事では、CBDオイルの効果や使い方、飲み方、摂取量、保管方法、使用期限などをまとめてご紹介していきます。
CBDオイルはカテゴリー的には食品扱いですが、栄養ドリンクのようにいっき飲みをしていいものではないし、値段も高いです。
正しく使って、CBDオイルをセルフケアアイテムとして役立ててみてはいかがでしょう。
◇ CBDオイルの効果〜どんな作用があるの?
◇ CBDオイルを飲んで "ハイ" になったりしない?
◇ CBDオイルの使い方(飲み方)は?
◇ CBDオイルを飲む回数、タイミングに決まりはある?
◇ CBDオイルはどれくらい飲めばいいの?
◇ CBDオイルは濃度が高ければ高いほど良い?
◇ CBDオイルの使用期限、保管方法は?
◇ CBDオイルを買う前に確認すること、注意点
◇ まとめ
CBDオイルの効果〜どんな作用があるの?

CBDオイルとは、麻に含まれる生理活性物質(カンナビノイド)の中の1つであるCBD(カンナビジオール)を中心に抽出したオイルです。
CBDには精神作用、依存性、耐性がなく、カフェインやアルコールよりも安全とされ、副作用も少なく、あったとしても軽度であるといわれています。
主なCBDの作用
・抗不安作用
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・抗けいれん作用
・神経保護作用
・鎮痛作用
・体温、睡眠、食欲など身体機能の調節
・吐き気、嘔吐の抑制
・抗がん作用(がん細胞の増殖抑制)
・骨粗鬆症の進行抑制 etc...
また、CBDはエンドカンナビノイド・システムに働きかけ、私たちの健康維持をサポートしてくれています。 CBDを取り入れようとするときに必ず目にするのが、エンドカンナビノイド・システム(ECS)という言葉。 「聞きなれない上に、意味もよくわからない。」と思った方も多いはず。 この記事では ... 続きを見る
健康維持に不可欠!エンドカンナビノイド・システム(ECS)とは?
CBDオイルを飲んで "ハイ" になったりしない?
CBDオイルを飲んで "ハイ" になることはありませんし、もちろん警察に捕まることもありません。
"ハイ" のような精神作用をもたらすのは"THC" という成分です。日本ではTHCは違法なので、日本で使われるCBDやCBDオイルには、このTHCを取り除いた製品(THCフリー)だけが認められています。メーカーやブランドの説明には大体THCフリーであることが記載されていますので、チェックしてみてください。 CBD(カンナビジオール)は大麻草由来の成分ですが、オイルやタバコ、食品や美容商品に使われているものをネット等でよく見かけます。 「大麻草由来」と聞いてビクッとしたあなた。心配なのは、CBD ... 続きを見る
CBD製品は合法or違法?日本では規制されているの?
CBDオイルの使い方(飲み方)は?

CBDオイルは、自分の目的に合ったCBD量を調整して摂取することができます。
使い方は、CBDオイルを開けたら、スポイトから必要な量のオイルを吸い上げ、舌下(舌の裏)に垂らし、そのまま60秒〜90秒くらいかけてゆっくりなじませたら飲み込むだけです。
CBDオイルの風味が苦手なら、飲み物に混ぜて飲んでもいいですが、吸収効率が良いのは舌下摂取です。


飲む以外の使い方として、ワセリンやクリームに混ぜて肌に塗ることもできます。
美容目的や運動後のケアに使いたい場合は、専用のCBD製品を試してみても良いですね。
CBDオイルを飲む回数、タイミングに決まりはある?

CBDオイルのカテゴリーは薬ではなく食品なので、摂取回数や摂取するタイミングに決まりはありません。日中や夜寝る前はもちろん、ヨガや瞑想の前に飲んでもOKです。個人差はありますが、飲んでから約15分〜1時間ほどで効果が表れるとされているので、"集中したい"、"リラックスしたい"、"ぐっすり眠りたい" など、目的に合わせて使い分けると良いですよ。
CBD製品には、摂取しやすいように飲食品に混ぜた製品も販売されていて(エディブルと呼ばれています)、中でもCBDグミは手軽で取り入れやすく人気があります。
CBDオイルの味や摂取方法が自分に合わないと感じたら、グミタイプを試してみてはいかがでしょう。
CBDオイルはどれくらい飲めばいいの?

1日の推奨用量はCBD10mg〜50mgとされていますが、適切な用量や得られる効果には個人差があります。
まずは1日1〜3回、少ない量(CBD5mg〜15mgくらい)から摂取して、足りなければ量を増やすなど調整し、自分が期待する効果を感じられるCBD量を探してみてください。

CBDオイルは濃度が高ければ高いほど良い?

1度に摂取するCBD量が多い人にとっては、"CBDオイルの濃度は高ければ高いほど良い" かもしれません。
下の表を例に見ていきます。
1瓶 10ml(約200〜300滴)の場合
濃度(%) | 1% | 3% | 5% | 8% | 10% | 15% | 20% | 30% | 40% |
CBD含有量(mg) | 100mg | 300mg | 500mg | 800mg | 1000mg | 1500mg | 2000mg | 3000mg | 4000mg |
1滴に含まれるCBD量 | 0.4〜0.5mg | 1.2〜1.5mg | 2〜2.5mg | 3〜4mg | 4〜5mg | 6〜7.5mg | 8〜10mg | 12〜15mg | 16〜20mg |
※ ブランド、メーカーによって1滴あたりのCBD含有量に違いがあります。
人によってちょうど良いと感じるCBD量には個人差があります。1回25mgくらいでじゅうぶんだと感じる人もいれば、50mgでちょうど良いと感じる人もいます。
例えば、CBD50mgでちょうど良いと感じる人が3%濃度のCBDオイルを使う場合、1回に約33〜42滴必要になります。これだとあっという間に使い切ってしまいますが、15%濃度のCBDオイルを使えば1回約7〜8滴で済みます。1度に摂取するCBD量が多い人にとっては、高濃度のほうが使いやすいことがわかりますね。
CBDオイルは濃度が高いほうが効果が期待できそうな気がしますが、これはちょっと誤解で、『使う人がどれくらいのCBD量(mg)を必要とするのか』が重要です。
CBDオイルの使用期限、保管方法は?
正しく保管すれば、未開封の場合は1〜2年、開封後の場合は6ヶ月くらいもちます。
CBDオイルの保管は、冷暗所が最適です。冷蔵庫保管もOK。CBDは熱や光に弱いです。劣化を遅らせるためにも、高温多湿や直射日光、さらに蛍光灯の光にも晒さないほうが良いでしょう。
使ったあとはしっかりふたをしめることも劣化予防になります。持ち歩いて使いたい時は、これらの保管方法に注意しましょう。

CBDオイルを買う前に確認すること、注意点
CBDオイルを買う前に確認する点は次の3つです。
- THC不使用(THCフリー)であるか
- 第三者機関による検査・臨床試験済みであるか
- 抽出法や原産地は明らかか
ブランドごとにTHCフリーであることや成分分析済みの記載があるかは確認しておきましょう。
また、「CBDオイル」と間違えて「ヘンプオイル」を買ってしまった、ということもあるので注意です。
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その他CBDオイルの注意点
CBD製品は体質や体調によっては合わない場合があるので、そのときは使用を控えましょう。また、お腹がゆるくなる場合もあるので、はじめは少量から試し、徐々に増やすなどして、自分に合った量を見極めていってください。
CBDオイルは未開封の場合は高温多湿・直射日光を避けて保存しましょう。開封後は、直射日光が当たらない冷暗所で保管しましょう。
まとめ
CBDオイルの効果や使い方、飲み方、摂取量、保管方法、使用期限などをまとめてご紹介しました。
CBDオイルはカテゴリー的には食品扱いですが、栄養ドリンクのようにいっき飲みをしていいものではないし、値段も高いです。
どれくらいのCBD量が自分にとって最適な量か、試しながら正しく使うようにしましょう。