CBD(カンナビジオール)は大麻草由来の成分ですが、オイルやタバコ、食品や美容商品に使われているものをネット等でよく見かけます。
「大麻草由来」と聞いてビクッとしたあなた。心配なのは、CBDを日本で使用すると違法ではないのか、捕まるんじゃないか、大麻(マリファナ)のようなハイ状態になるのではないか、ということではありませんか?
そんな方の不安を取り除くべく、この記事では、CBDは日本では違法か合法か、規制されている成分が何なのかご紹介していきます。
CBD商品を使ってみたいけど、上記のようなことが心配で踏み込めなかった、という方の参考までに・・・。
◇ CBD製品は合法or違法?日本では規制されているの?
◇ 日本で規制されている成分はCBDではなく『THC』
◇ CBD製品の種類
◇ まとめ
CBD製品は合法or違法?日本では規制されているの?

結論からいうと、CBD製品を日本で所持・使用することは違法ではなく、合法です。
日本の大麻取締法で規制され、違法とされるのは、「大麻草の花穂、葉、未成熟の茎等から抽出した成分を用いた製品の輸入・製造等」です。
日本で販売されているCBD製品は「大麻草の成熟した茎及び種子から抽出した成分、またはそれらを使用した製品」で、違法性はありません。
日本で規制されている成分はCBDではなく『THC』

大麻草の『葉や花穂』に含まれているのがTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分で、これが日本で規制されているものです。
このTHC成分が、"ハイな状態" にさせたり、精神に有害な症状を引き起こすとされています。
THC(テトラヒドロカンナビノール)は、大麻(マリファナ)の主成分で、大麻草の葉や花穂から抽出されます。
同じ大麻草由来であってもCBDとは異なり、強い精神活性作用による症状(いわゆる "ハイ" な状態)や、依存性などの副作用があるのが特徴です。
THCの作用
・強い精神活性作用(味覚・視覚・聴覚が敏感になる、多幸感や高揚感など)
・催眠作用
・鎮痛作用
・抗がん作用
・食欲増進作用

THCの副作用
・依存性
・思考力や集中力の低下
・脳への悪影響(認知機能の低下や記憶障害、被害妄想など)
・精神への悪影響(気分の落ち込み、パニック、精神錯乱など)
・吐き気
・嘔吐
海外ではTHCを含むCBD製品が認められているところもありますが、日本では認められていません。

CBD製品の種類

CBD製品には、オイル、リキッド、ベイプ、サプリ、キャンディー、グミ、プロテイン、化粧品など多数あります。 日本でもさまざまなCBD製品が販売されるようになり、雑誌やSNSなどでも目にする機会が増えたのではないでしょうか。 この記事では、CBDとはどんなものか、どんな効果や副作用(危険性)があるの ... 続きを見る
CBDを使用するメリットは、期待される効果を体感できるだけじゃなく、依存性がないことでしょうか。
CBDを実感できるかどうかには個人差がありますが(その人の生活習慣や食習慣も関係しているため)、期待される効果として、リラックスやストレス緩和、睡眠の質改善、抗炎症作用、鎮痛作用などがあります。
CBDとは?効果、副作用、摂取量、摂取方法【まとめ】
化粧品ではエイジングケアや肌荒れの改善に取り入れているところも。 今回は、CBDが配合されたオールインワンクリーム『CANNA(カンナ)』を使ってみた感想をご紹介します。 いま世界からも注目されている、CBDを使ったエイジングケアクリームで、これ1つでスキ ... 続きを見る
自分に合ったCBD製品をぜひ見つけてみてください。
CBD配合のオールインワンクリーム『CANNA』を使ってみた感想
まとめ
CBD製品を日本で所持・使用することは違法ではなく、合法です。
ただし、THC(テトラヒドロカンナビノール)は、日本の大麻取締法で規制されています。
CBD製品を購入の際は、THCが含まれていないもの(THCフリーのもの)や、安全性が認められている製品、信頼できるブランドのものを選びましょう。