CBDオイルには、CBDを希釈するためにキャリアオイル(主にMCTオイル、ヘンプシードオイル、オリーブオイル)が使われています。
これまでに「風味が独特で飲みにくかった」、または「体質に合わなかった」などの理由でCBDオイルに苦手意識がある方は、もしかしたらキャリアオイルを変えれば解決する場合もあるかもしれません。
この記事では、それぞれのキャリアオイルごとの特徴や含まれる栄養素、注意点などについてご紹介していきます。
CBDオイルを選ぶときは、使われているキャリアオイルにも注目してみてはいかがでしょう。
CBDオイルに使われている主なキャリアオイル
CBDオイルは、純白のパウダー状になったCBDアイソレート(CBDクリスタルとも言う)をキャリアオイルに溶かして作られています。
市販されているCBDオイルに使われている主なキャリアオイルは、
MCTオイル
ヘンプシードオイル
オリーブオイル
です。
ここでは、それぞれのオイルごとの特徴や含まれる栄養素、注意点についてご紹介していきます。
「風味が独特で飲みにくかった」、または「体質に合わなかった」などの理由でCBDオイルに苦手意識がある方は、もしかしたらキャリアオイルを変えれば解決する場合もあるかもしれません。
MCTオイル
<特徴・メリット>
CBDオイルのキャリアオイルとして多くのブランド、メーカーで使われている。
無味無臭でCBDオイルのキャリアオイルにした場合、飲みやすい。
エネルギーに変換されるスピードが速く、体脂肪として蓄積されにくい。
一般の食用オイルより酸化・劣化しにくく、常温保管が可能。ただし、開封後は1〜3ヶ月を目安に使い切るようにする。
<注意点・デメリット>
● 熱に弱く、加熱調理に向かない。
● ヘンプシードオイルやオリーブオイルのような豊富な栄養素は含まれていない。
● 体質によっては腹痛や下痢になる。
● プラスチック製やスチロール性の容器を変形させる性質があり、また、直射日光や蛍光灯の光で劣化する場合があるので、ガラス遮光瓶で保存する必要がある。
ヘンプシードオイル
<特徴・メリット>
麻の種子から抽出したオイルだが、CBDやTHCなどは含まれていない。
食事からでしか摂取できない必須脂肪酸がバランスよく含まれているほか、ビタミンAやE、Cなどのビタミン、鉄や亜鉛、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維なども含み、栄養価が高い。
血中コレステロールの低下、アレルギーの改善、肌の保湿効果などがあり、美容や健康に役立つことでも知られている。
<注意点・デメリット>
● ヘンプシードオイルは草の青臭い独特の風味で、CBDオイルのキャリアオイルにした場合、好き嫌いが分かれる。
● 熱に弱いので、高温調理に向かない。
● 酸化しやすいオイルなので、開封後は冷蔵庫で保管し、1〜2ヶ月以内に使い切るようにする。
● 胃腸の調子が悪い方は、腹痛や下痢になる場合があるが、ヘンプシードによる副作用は稀(まれ)。
オリーブオイル
<特徴・メリット>
オリーブオイルは果実の青臭い香りや、特有の苦味と辛味があり、CBDオイルのキャリアオイルにした場合、好き嫌いが分かれる。
オレイン酸や鉄分、ビタミンEやK、ポリフェノールなど抗酸化作用のある物質を豊富に含んでいる。
<注意点・デメリット>
● 内臓に脂肪が蓄積しやすい。
● 体質によっては腹痛や下痢になる。
● 熱に強く常温で保管できるが、酸化しやすいため、開封したら1〜3ヶ月以内を目安に使い切るようにする。
まとめ
CBDオイルに使われているキャリアオイルは、主にMCTオイル、ヘンプシードオイル、オリーブオイルです。
これらキャリアオイルの特徴や含まれる栄養素、注意点についてわかると、より自分に合ったCBDオイルを選びやすくなるのではないでしょうか。
CBDオイルは、舌下摂取のほか、サラダにそのままかけたり、ドレッシングに混ぜて使ったり、温かいスープやコーヒーなどにあとから入れるなどして摂取できます。
飲みやすさやCBDの吸収の速さを重視するなら、キャリアオイルがMCTオイルのCBDオイルを。少しでもほかの栄養素を取り入れたい場合は、キャリアオイルがヘンプシードオイルやオリーブオイルのCBDオイルを・・・。
というように使い分けても良いですね。
あくまで主役はCBDで、選ぶ基準は濃度だったり値段だったりと人によってさまざまですが、長く使い続けるなら、ぜひキャリアオイルにも注目して選んでみてください。
この記事を書いた人
主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。