CBDを取り入れようとするときに必ず目にするのが、エンドカンナビノイド・システム(ECS)という言葉。
「聞きなれない上に、意味もよくわからない。」と思った方も多いはず。
この記事では、
エンドカンナビノイド・システム(ECS)とは簡単に言うとどういう働きをするものなのか、どういう存在に備わっているのか。
まずはそこだけお伝えしていきます。
エンドカンナビノイド・システム(ECS)の働きとは? どんな存在に備わっている?
身体のホメオスタシス(恒常性-こうじょうせい-)を保つための機能をエンドカンナビノイド・システム(ECS)、または内因性カンナビノイド・システムといいます。

ホメオスタシスは自律神経系、免疫系、内分泌系のバランスによって成り立っています。外部からの様々なストレスに対し、これらがバランスをとるので健康を維持することができているんです。
例えば...
・暑いときは体温を下げようとたくさん汗をかく
・寒いときは体温を上げるために体が震える
・風邪をひいたときは発熱してウイルスとたたかう etc...
これらは全てホメオスタシスによるものです。
そして、このホメオスタシスを維持するために休むことなく働いているのが、エンドカンナビノイド・システム(ECS)なんです。
エンドカンナビノイド・システム(ECS)は、体や心に受けたストレスによって乱れた体内バランスを、正常な状態に戻すために働いてくれます。
<エンドカンナビノイド・システム(ECS)によってコントロールされる機能>
記憶/認知/
食欲/睡眠/性行動/
痛み/炎症/免疫/神経保護/
体温/代謝/消化/吐き気/
気分/感情/緊張/不安/ストレス/恐れ/
発達/老化 etc...
ちなみにエンドカンナビノイド・システム(ECS)は、
・人間、犬、猫など哺乳類
・鳥類
・ヘビ、トカゲ、カメなど爬虫類
・カエル、イモリなど両生類
・ホヤ類
・ミミズ、ヒル
などほぼすべての生物に存在しています。

私たちは毎日さまざまなストレスにさらされていますが、それでも心身を健康な状態で保てているのは、ホメオスタシスやエンドカンナビノイド・システム(ECS)が正常に働いてくれているおかげです。
ただ、この機能が低下したり正常に働かなくなることもあるわけで・・・。
それがエンドカンナビノイド欠乏症で、その原因はストレスだったり老化だったり色々あります。