この記事では、CBDオイルとヘンプオイル(ヘンプシードオイル)の違いについてご紹介しています。
それぞれの違いをわかりやすく表にしていますので、「紛らわしくてよくわからない」というときの参考までにご覧ください。
◇ CBDオイルとヘンプオイル(ヘンプシードオイル)の違い
● 原料の違い
・CBDオイルの原料
・ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)の原料
● 含まれているものの違い
・CBDオイルに含まれているもの
・ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)に含まれているもの
● 作用や効果の違い
・CBDオイルの作用・効果
・ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)の作用・効果
● 摂取方法の違い
・CBDオイルの摂り方
・ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)の摂り方
◇ まとめ
CBDオイルとヘンプオイル(ヘンプシードオイル)の違い

CBDオイルとヘンプオイルには、原料や含まれるもの、作用、摂取方法などに違いがあります。
ちなみに、「ヘンプオイル」と「ヘンプシードオイル」は同じものです。
CBDオイル | ヘンプオイル (ヘンプシードオイル) | |
原料 | 植物の麻の花、葉、茎、種子、根か ら抽出されたCBD(カンナビジオ ール) ※ 日本では麻の茎と種子から抽出し たCBDのみ可 | 植物の麻の種子(ヘンプシード) |
含まれているもの | CBD CBDを溶かすためのベースになる オイル(キャリアオイル) CBD以外のカンナビジオール、テ ルペンなど | リノール酸(オメガ6) α-リノレン酸(オメガ3) γ-リノレン酸(オメガ6) ビタミンE、鉄、亜鉛、カリウム、 ナトリウム、マグネシウム、リン 、硫黄など |
作用・効能 | 鎮痛作用 抗炎症作用 リラックス作用 抗酸化作用 など | 血中コレステロール値を低下させる アトピーによる症状の改善 血行促進 美肌効果 など |
摂取方法 | 舌下摂取 飲み物や食べ物に混ぜて摂取 | そのまま料理にかける、混ぜるなど して摂取 美容オイル、マッサージオイルとし て肌に使えるものもある |
見分け方 →成分表示を見る | 「CBD」 「カンナビジオール」 「カンナビジオール(成熟した麻の 茎由来)」 など | 「有機食用麻の実油」 「アサ種子油」 「ヘンプオイル」 など |
原料の違い
CBDオイルの原料
CBDオイルの原料は、植物の麻の花、葉、茎、種子、根から抽出されたCBD(カンナビジオール)です。
日本では大麻取締法により、成熟した麻の茎と種子から抽出したCBDのみ使用できます。
ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)の原料
ヘンプオイルの原料は、植物の麻の種子(ヘンプシード)から抽出されるオイルです。
「ヘンプオイル」のことを「ヘンプシードオイル」ともいいます。
CBDのようなカンナビノイドはほぼ含まれません。
含まれているものの違い
CBDオイルに含まれているもの
CBDオイルには、CBDのほか、CBDを溶かすためのベースになるオイル(キャリアオイル)、CBD以外のカンナビジオール、テルペンなどが含まれています。
CBDだけ含まれるオイルをアイソレート、CBD以外のカンナビジオールやテルペンなどが含まれているものをブロードスペクトラム、またはフルスペクトラム といいます。
日本ではいずれもTHCが除去された製品しか認められていません。
ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)に含まれているもの
必須脂肪酸であるリノール酸(オメガ6)、α-リノレン酸(オメガ3)、γ-リノレン酸(オメガ6)や、ビタミンE、鉄、亜鉛、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、リン、硫黄などのミネラル成分が含まれています。
このように栄養素が豊富に含まれているため、スーパーフードともいわれています。

作用や効果の違い
CBDオイルの作用・効果
CBDオイルには、
鎮痛作用
抗炎症作用
リラックス作用
抗酸化作用
などの効果が期待できます。
ストレスや不眠、うつ、慢性的な痛み、かゆみなどをやわらげたいときにおすすめです。
精神活性作用や中毒性、依存性はありません。
ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)の作用・効果
ヘンプオイルには、
血中コレステロール値を低下させる
アトピーによる症状の改善
女性ホルモンバランスの乱れによる不調の緩和
血行促進
美肌効果
などが期待できます。
精神活性作用や中毒性、依存性はありません。
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摂取方法の違い
CBDオイルの摂り方
舌下摂取が主ですが、飲み物や食べ物に混ぜて摂取したり、肌に直接つけて使うこともできます。
舌の裏側にCBDオイルを1〜2滴垂らし、1〜2分口の中に留めてから飲みこみます。
ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)の摂り方
ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)は熱に弱いため、そのまま料理にかける、混ぜるなどして食べます。
独特の風味なので、冷蔵してから使うのがおすすめです。
また、美容オイルとしてお肌につけたり、マッサージオイルとして使えるヘンプオイルもあります。

まとめ
CBDオイルとヘンプオイル(ヘンプシードオイル)は同じものだと思われがちですが、原料や含まれるもの、作用、摂取方法などに違いがあります。
「これはCBDオイル?ヘンプオイル?」となった時は、商品詳細の「成分」表示を確認するのが1番手っ取り早いです。
CBDオイルには、
「CBD」
「カンナビジオール」
「カンナビジオール(成熟した麻の茎由来)」
等の表示があり、
ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)には、
「有機食用麻の実油」
「アサ種子油」
「ヘンプオイル」
等の表示があります。
また、CBDオイルなら舌下摂取が主ですが、ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)は食事にかけたり、マッサージオイルやキャリアオイルとして肌に使うのが特徴です。
