アロマハンドトリートメント(マッサージ)のやり方を手順イラストとともにご紹介します。
精油(エッセンシャルオイル)を使ったアロマハンドトリートメント(マッサージ)は、相手の手を包みこみ優しく流すことで、リラクゼーションと "愛情ホルモン" といわれるオキシトシンの分泌を促してくれます。
アロマハンドトリートメント前に確認!

こんな時はハンドトリートメント中止!
- 食後や飲酒後
- 体調が悪い時
- 発熱や風邪の症状がある時
- 肌の炎症がある時
アロマハンドトリートメント前の準備
キャリアオイル、精油(エッセンシャルオイル)、ホットタオル(蒸しタオル)を準備しておく。
(アロマオイルを作るときの参考に >>アロマ+ハンドトリートメントの効果〜手作りアロマオイルの作り方〜)
アクセサリーは外す。
爪は短く整えておく。
手を洗って清潔にしておく。
手を温めておく。
アロマハンドトリートメントの手順
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1ホットタオル(蒸しタオル)を肘から下の腕にのせ、両手で包み込むように軽く押さえる。
左右どちらからでもOK。
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2ホットタオル(蒸しタオル)を二つ折りにして、手や指を軽く押さえるようにしてふき取る。
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3適量のアロマオイルをとったら、相手の手になじませて、手のひらを親指を使いながらトリートメントしていきます。
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4親指と人差し指を使って、相手の指の付け根を軽くつまんで、適度な圧を加えながら指先へと流していきます。親指から小指まで行います。
指のトリートメントをする時は、相手の左(右)手を支えながら行います。

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5指と指の間の水かきを親指で押しながら、時計回りに回していきます。
親指と人指し指の間→人指し指と中指の間→中指と薬指の間→薬指と小指の間

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6親指と人差し指を使って、相手の指の付け根から指先に向かって、軽くひっぱるように伸ばしていきます。親指から小指まで行います。

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7手の甲の骨と骨の間をなぞるように流していきます。

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8手の甲を円を描くように流していきます。

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9最後に両手で相手の手を握手するように挟み込みながら抜いて、終了です。
手についたオイルは、乾いたタオルか使い捨てのペーパータオルで押さえるようにして拭き取りましょう。

相手の負担にならない時間内で、腕をまくってもらうだけで施術できるという手軽さもアロマハンドトリートメントの魅力です。癒しの時間の提供に、ぜひ役立ててみてください♪
アロマハンドトリートメントにおすすめの香り

たくさんある精油の中でも、入手しやすく、かつ誰からも好まれる香りが、オレンジ・スイート。
むきたてのオレンジのような、甘くフレッシュな香りは、小さなお子さんから男性、高齢の方まで好まれる香りです。
単品でも良いのですが、これにラベンダーやゼラニウムなど、香りの相性の良い精油とブレンドすることで、より香りに深みが増し、高いリラックス効果が期待できます。
逆に、活力が欲しい、やる気を出したいという時は、ローズマリーやペパーミント、ベルガモットの精油がおすすめです。
もちろん人の香りの好みは違うので、数本の精油の香りをかいでもらって、その中からお気に入りの香りを選んでもらいます。
アロマテラピーは芳香療法と言われている通り、精油の効能よりもまずは香りでリラックスできることが大事。
アロマの心地良い香りと人の手による優しい施術は、相手に癒しと安心感を与え、ストレスや緊張を和らげるのに役立ちます。
実際のエピソード

ケース1
普段から強いストレスを感じていた女性が、夜中、激しい胃痛で目が覚めたことがありました。隣で寝ていた母親が、女性の背中を温かい手でさすってあげているうちに、その女性も「あったかい、気持ちいい」と言いながらまた眠りについた、ということがあります。
ケース2
寝つきが悪く、夜中何度も目がさめるという女性に、精油(エッセンシャルオイル)を使って、手のひらから指の一本一本まで丁寧に流していたら、「気持ちいー、眠くなってきたー」と言っていたそうです。また、終わった後も、手に残ったアロマの香りを「いい匂い〜、癒される〜」と気に入っていたとのことでした。

まとめ
アロマハンドトリートメント(マッサージ)のやり方を手順イラストとともにご紹介しました。
癒しの時間を提供したいとき、場所をとらず、短時間で施術できるアロマハンドトリートメントを、ぜひ役立ててみてください。