コパイバ精油｜香り、成分、効能、ブレンドの相性、使い方

　
コパイバといえば、コパイバ樹液のほうを先に思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。アマゾンの先住民は、コパイバ樹液を傷薬や鎮痛剤、抗炎症剤、防虫剤などに使っていたと言われています。　
　
コパイバ樹液は、コパイバの木から採取した樹液を濾過したもので、コパイバ精油はコパイバ樹液を蒸留したものです。　
　
コパイバ精油には、鎮痛作用や抗炎症作用が期待できる成分「β-カリオフィレン」が多く含まれていて、身体の痛みや皮膚の炎症、虫除け・虫刺され後の炎症、ニキビ・老化肌に役立ちます。　
　
コパイバの温かみのあるウッディー系の香りは、柑橘系や樹脂系の精油とブレンドの相性◎。アロマスプレー作りやオイルトリートメントに役立ててください。　
　
この記事では、コパイバ精油の成分や効能、注意点、ブレンドの相性、おすすめの使い方などをまとめてご紹介していきます。

コパイバ精油｜香り、成分、効能、ブレンドの相性、使い方

コパイバ精油の香り

温かみのあるウッディー調の香りで、かすかに甘さもある。

コパイバ精油の成分

セスキテルペン炭化水素類のβ-カリオフィレンを多く含みます。

Karisugi

● β-カリオフィレン　

● α-フムレン　

● ゲルマクレンD　

● α-コパエン　

● trans-α-ベルガモテン　

● β-セリネン+β-ビサボレン　

● δ-カジネン　

● ゲルマクレンA　他　

コパイバ精油の効能、禁忌

抗炎症作用。　

鎮痛作用。　

鎮静作用。　

抗菌作用。　

抗酸化作用。　

強心作用。　

抗痙攣作用。　

駆虫作用(蚊やダニ、ゴキブリなどに)。　

収れん作用(お肌を引き締めたいときに)。　

筋肉痛、関節炎、ニキビなどに。　

咳、喘息、気管支炎など呼吸器系の炎症に。　

ストレスや不安、緊張などをやわらげたいときに。　

コパイバ精油とブレンドの相性が良い精油

◎ オレンジ・スイート　

◎ グレープフルーツ　

◎ ベルガモット　

◎ レモン　

◎ イランイラン　

◎ ラベンダー　

◎ クラリセージ　

◎ スイート・マージョラム　

◎ ウィンターグリーン　

◎ ユーカリ・シトリオドラ　

◎ サンダルウッド　

◎ サイプレス　

◎ シダーウッド　

◎ ジュニパー　

◎ パチュリ　

◎ フランキンセンス　

◎ ミルラ

アロマテラピーのある暮らしを【フレーバーライフ】　
　

コパイバ精油のおすすめの使い方

アロマ化粧水、アロマオイル

コパイバ精油には抗炎症作用や抗酸化作用、収れん作用があり、肌のたるみやシワ、ニキビに働きかけてくれます。アロマ化粧水やアロマオイルにして毎日のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょう。　

【アロマ化粧水の作り方・使い方】
１）スプレー容器(50ml遮光瓶)にグリセリン5mlと、コパイバ精油5滴＋ラベンダー精油4滴＋サンダルウッド精油1滴を入れ、左右に軽く振り混ぜる。
２）1に精製水45mlを入れたらふたを閉め、上下にしっかり振り混ぜれば完成。　
これを朝晩の洗顔後に顔に塗布してから、いつものスキンケアを行なってください。
※ 冷暗所に保管し、2週間を目安に使い切りましょう。　

アロマオイルにする場合は、スポイト付き遮光瓶(30ml容器)にホホバオイル・クリアかアルガンオイルを入れ、コパイバ精油2滴＋ラベンダー精油3滴＋サンダルウッド精油1滴を加え、ふたをして上下によく振り混ぜれば完成です。

虫除けスプレー

コパイバ精油は蚊やダニ、ゴキブリなどの虫除け対策に役立ちます。虫刺され後の炎症を抑える働きもあるので、スプレーやクリームに混ぜて使うのがおすすめです。　

【虫除けスプレーの作り方】　
１）スプレー容器(50ml遮光瓶)に無水エタノール10mlとコパイバ精油2滴、ユーカリ・シトリオドラ精油2滴、ハッカ油2滴を入れ、左右に軽く振り混ぜる。
２）1に精製水40mlを入れたらふたを閉め、上下にしっかり振り混ぜれば完成。　
衣類の上から、または直接体にスプレーして虫除けに役立ててください。
※ 冷暗所に保管し、1〜2ヶ月を目安に使い切りましょう。

アロマクリーム

コパイバ精油には身体の痛みに効果的なβ-カリオフィレンが多く含まれています。アロマクリームやアロマオイル作りに役立ててください。　

コパイバ精油5滴＋スイート・マージョラム精油4滴＋ラベンダー精油3滴をミツロウクリーム30gに混ぜて首や肩、背中に塗布してマッサージ。もっと簡単に作りたいときは、ジェルベースに混ぜるだけでもOKです。

あなたにおすすめのページ