アロマテラピーを普段から取り入れている人にとっては、「アロマ=いい匂い」ですが、なじみのない人にとっては「臭い」「迷惑」だと感じることもあります。
職場ではもちろん、有事の際の避難所生活でも、「におい」には気をつけないといけません。
近頃多い災害により、避難所生活する機会も増えましたが、今回は不特定多数の人たちが集まる場所でも使える控えめなアロマの香りや、1人でできるアロマケアのやり方をご紹介します。
◇「におい」を間違えればアロマも迷惑に。1人でできるアロマケアで周りに配慮!
◇ 一般的に受け入れられやすい香りの精油とは?
◇ 周りに配慮したアロマケアのやり方
◇ 香り控えめのアロマスプレー作り|ストレスケアにおすすめ
◇ まとめ
◇ 今回ご紹介した材料
香りを間違えればアロマも迷惑に。1人でできるアロマケアで周りに配慮!

不特定多数の人たちが集まる場所でアロマテラピーを行う場合、気をつけなければいけないのが、香りのチョイスです。
様々な年齢、人がいる避難所で、香りを間違えればそれはもはや「香害」です。かえって迷惑になるし、ストレスを与えてしまいます。これはアロマの香りに限らず、香水でもそうですよね。
そうならないように、控えめな香り、周りを不快にさせない香りを選んだり、自分にだけふわりと香る程度のアロマテラピーに留めるといった配慮が大切です。
一般的に受け入れられやすい香りの精油とは?
一般的に受け入れられやすい香りの精油には、フレッシュな柑橘系やスッキリするミント系、甘すぎないフローラル系の香りがおすすめです。
受け入れられやすいアロマ精油
単品では物足りない方は、あらかじめ数種類の精油がブレンドされたアロマオイルや、ブレンドエッセンシャルオイルがおすすめです▼▼
周りに配慮したアロマケアのやり方

植物や果皮から抽出した100%天然の精油(エッセンシャルオイル)は、心身の疲労やストレス、緊張や不安感、不眠など、ちょっとした不調をケアしたいときに役立ちます。
不特定多数の人たちが集まる場所でアロマケアを行うときは、周りの人たちにも配慮ができる、自分だけの芳香浴や、アロマスプレー、ハンドトリートメントがおすすめです。
1番手っ取り早く試せるのが芳香浴。ディフューザーがない場合は、身近にあるもので簡単に行えます。
例えば、ハンカチやティッシュ、マスク、アロマシールなどにお好みの精油を1〜2滴垂らして香りをかいだり、自分のスペースや枕元に置いておくだけ。
アロマシールなら香りも長持ちするし、マスクや衣類に貼れば、自分のスペース内で香りを留めておけます。

また、アロマスプレーをマスクの除菌に使ったり、空間にシュッとスプレーするだけでも爽やかな香りを感じられます。
あまり香りは持続しませんが、"ふわっと匂うくらいでいい"という方にはちょうどいいかもしれません。
香り控えめのアロマスプレー作り|ストレスケアにおすすめ

心身の疲労やストレス等で眠れなくなったり、体が緊張ですっかりこわばっているときは、強い匂いよりも、ふわりと香るくらいの控えめな香りのほうがリラックスに効果的だったりします。
また、100%天然の精油(エッセンシャルオイル)の香りは、ごく自然にイヤなにおいを包み込んでくれたり、沈んだ気持ちを浮上させてくれるのに役立ちます。
ふんわり優しく香るアロマを、ストレス緩和にぜひ役立ててみてください。
用意するもの
● 30mlの空のスプレーボトル(あれば遮光ガラス製のスプレー容器)
● 無水エタノール:3ml
● 精製水またはミネラルウォーター:27cc
● 精油:合計18滴以内
無水エタノールや精製水が準備できない場合は水で代用してください。その場合、使う前によく振って少しでも精油と混ざるようにしましょう。また、早めに使い切るようにしてください。
■ アロマスプレーの作り方
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1スプレーボトルに無水エタノールを入れる。
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21に精油を垂らし、左右に軽く振り混ぜる。

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32に精製水またはミネラルウォーターを入れる。
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4キャップをしめてよく振り混ぜれば完成!
精油が浮き上がりがちになるので、使う前によく振ってください
空間に、リネンに、マスクに、アロマスプレーをシュッと吹きかけると、甘く爽やかな香りが広がって、何度も深呼吸してしまいます。
香りの持続も短いので、周りに配慮しつつ、香りを楽しみたいときにおすすめのアロマスプレーです。

まとめ
ディフューザーなどを使うと周りにも拡散されてしまうので、アロマの匂いが嫌いな人にとっては迷惑になります。
不特定多数の人たちが集まる場所では、周囲の人に配慮しつつ、1人でも楽しめるアロマケアで疲れやストレスを癒しましょう♪
今回ご紹介した材料