アロマハンドトリートメントの効果と目的別おすすめ精油ブレンドレシピ

手軽に始められて、深いリラックスが得られる「アロマハンドトリートメント」。

毎日のセルフケアや大切な人への癒しの時間として、今注目されています。

この記事では、アロマハンドトリートメントの効果や魅力に加えて、目的別の精油ブレンドレシピもご紹介。

初心者でも簡単に取り入れられるケア方法を、わかりやすくお伝えします。

アロマハンドトリートメントとは？

アロマハンドトリートメントとは、植物から抽出された「精油(エッセンシャルオイル)」をキャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど)で希釈し、手〜腕にかけてトリートメント(マッサージ)することで、心地よさを感じてもらえるリラクゼーション法です。

手は「第二の脳」とも言われ、神経が集中している場所。そこを心地よい圧でゆっくりほぐすことで、心身の緊張がほぐれ、深い癒しがもたらされます。

また、香りの効果も大きな魅力。嗅覚は脳にダイレクトに届くため、気分の切り替えやリラックスに即効性があります。

人の手の温もりと優しい施術にアロマの香りがプラスされれば、安心感とリラックスで、ついウトウトしてしまうくらい心地よい時間になりますよ。

露出はひじまでで済むし、5〜10分くらいの短時間で施術できるので、手軽に取り入れることができます。

アロマハンドトリートメントの効果とは？

「手のケアに何の効果があるの？」と思われるかもしれませんが、手にはたくさんの神経やツボが集まっていて、アロマの香りとともにここを刺激することで、身体が温まって冷えや緊張が和らいだり、ストレスケアにも役立ちます。　
　
自律神経のバランスを整える
リラックスモード(副交感神経)を優位にし、緊張や不安を和らげます。

ストレス・疲労の緩和
疲れた脳と体に、香りとタッチで癒しを届けるセルフケア法として人気です。

手指の冷え・こわばりのケアに
手指の血行を促進し、末端の冷えや指のだるさにもアプローチできます。

心のケアやコミュニケーションにも
親しい人に施すハンドトリートメントは、言葉以上のやさしさを伝えられます。

アロマハンドトリートメント用｜ブレンドレシピ

精油によっては、「脳を活性化する」「ストレスや不安感を和らげリラックスさせる」「自律神経のバランスを整える」などの働きがあるので、目的に合った精油を選んでハンドトリートメントすると、さらに相乗効果が期待できます。

精油の香りは、大脳の海馬、扁桃体、視床下部へ伝えられ、記憶や感情、自律神経の働きに作用します。

Karisugi

ここでは、アロマハンドトリートメントにおすすめのブレンドレシピを6つ、ご紹介します。目的に合わせてお好みのものをお試しください。

遮光ボトルに、キャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど)20mlと精油4滴(1%濃度)を入れて混ぜれば、手作りマッサージオイルの完成です。

◆ ストレス・疲労回復に〜癒しのリラックスブレンド

・ラベンダー：2滴

・ベルガモットFCF(フロクマリンフリー)：1滴

・オレンジ・スイートまたはローズウッド：1滴

柑橘×フローラルの穏やかな香りが、緊張をほぐして気分を明るくしてくれます。

◆ 冷え対策・血行促進に〜ぽかぽか温めブレンド

・ジンジャー：1滴

・スイート・マージョラム：2滴

・オレンジ・スイート：1滴

巡りをよくする温かみのある香りで、ぽかぽかと手先からあたたまります。

◆ 眠りの質を高めたい時に〜安眠サポートブレンド

・ラベンダー：2滴

・フランキンセンス：1滴

・サンダルウッド：1滴

深呼吸したくなるような落ち着いた香り。寝る前のケアにぴったりです。

◆ 気持ちを明るくしたい時に〜リフレッシュブレンド

・オレンジ・スイート：2滴

・ベルガモットFCF(フロクマリンフリー)：1滴

・グレープフルーツFCF(フロクマリンフリー) or ペパーミント：1滴

または

・ローズマリー・カンファー：1滴

・ペパーミント：1滴

・レモンFCF(フロクマリンフリー)：2滴

フレッシュで爽やかな香りが、やる気を引き出します。

◆ 女性のゆらぎケアに〜ホルモンバランスサポートブレンド

・ゼラニウム：1滴

・ラベンダー：1滴

・クラリセージまたはローズウッド：1滴

女性ホルモンに似た作用を持つ精油で、心と体のバランスを整えます。

グレープフルーツ、レモン、ベルガモットは光毒性があるので、トリートメントした部分が日光に当たらないようにしましょう。
日中も使用するなら、光毒性の成分を取り除いたFCF(フロクマリンフリー)の精油をおすすめします。

Karisugi

アロマハンドトリートメントの基本のやり方【簡易版】

１）植物オイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど)5mlに、精油を合計1〜2滴ブレンドする。

２）手のひらで温め、相手の手の甲からなじませていく。

３）手のひら・指・手首〜腕にかけてやさしくマッサージ。

４）5〜10分ほどでOK。最後は手全体を包んで「ありがとう」の気持ちを。

アロマハンドトリートメントで精油を使うときの注意点

● 精油は1％以下の濃度(5mlに対して1滴)に希釈して使う(※ 原液使用NG)。

● 事前にパッチテストをして、アレルギーがないか確認する(※ 赤みやかゆみが出たときは使用を中止し、水かぬるま湯で洗い流してください)。

● 柑橘系は光毒性に注意する(※ 使用後は直射日光を避ける)。

● 妊娠中・高血圧・てんかん・持病がある場合は使用前に確認する。

● 子ども・高齢者にはより穏やかな精油を使う(例：ラベンダー、マンダリン)。

まとめ｜香りとふれあいで、心も手もほぐれる癒し時間を

アロマハンドトリートメントは、精油の香りと手のぬくもりを通して心と体をやさしく整えるケア方法です。

場所をとらず露出は肘までなので、誰でも始めやすいのが魅力。今日からぜひ、あなたや大切な人の癒しの時間に取り入れてみてください。

Karisugi

アロマオイルが作れないときは、お手持ちのハンドクリームでもOKです。使い慣れたもので行うほうがリラックスできるということもあります。

*** 自宅で癒しの資格を取得しませんか？
今話題の【ハンドセラピスト＆リフレセラピスト資格対応講座】は、ハンドトリートメントとリフレクソロジーの技術を一緒に学べる人気のオンライン講座。

こんな方におすすめです：
家族や身近な人を癒したい
介護・福祉の現場で役立つスキルが欲しい
アロマやサロン活動に活かしたい
資格で副業・自立の一歩を踏み出したい

今なら一般受講のほか、モニター受講もあり！
修了後は認定ディプロマも発行されるので、安心して学べます♪

▼ 講座の詳細はこちらから

【日本統合医学協会】ハンドセラピスト＆リフレセラピスト資格対応講座
　

今回ご紹介した精油＆材料

関連記事

この記事を書いた人

主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。