毛穴汚れ・肌荒れに◎アロマクレイパックの効果と作り方|おすすめ精油も紹介

クレイパックをする女性

毛穴のざらつき、肌のごわつき、なんとなくくすんで見える…。そんなときにぜひ試してみたいのが「アロマクレイパック」です。

自然由来のクレイと、お好みの精油を組み合わせて、おうちで簡単スパ気分。

肌にやさしく、リラックス効果も期待できるアロマクレイパックの魅力や作り方を、わかりやすくご紹介します。

 

アロマクレイパックとは?

アロマクレイパック

アロマクレイパックは、天然の粘土「クレイ」に精油(エッセンシャルオイル)を加えて作るフェイシャルケアの一種です。

クレイには皮脂や老廃物を吸着する働きがあり、毛穴の汚れをやさしく取り除いてくれます。そこに精油をプラスすることで、肌状態に合わせたケアが可能になり、香りによるリラックス効果も高まります。

こんな人におすすめ

  • 毛穴・皮脂のケアをしたい人
  • ニキビ・吹き出物が気になる人
  • くすみ・むくみが気になる人
  • 自然派スキンケアに切り替えたい人
  • おうちで手軽にスパ気分を味わいたい人

以下、ご紹介するそれぞれのクレイは個性があるので、目的や肌質に合わせて選ぶことが大切です。
「クレイ+精油」の組み合わせで、パーソナルなスキンケアタイムをぜひ楽しんでくださいね。

クレイの種類と特性一覧

クレイの種類色味粒子の細かさ吸着力おすすめの肌タイプ特徴
カオリン/
ホワイトクレイ
白〜淡いグレーとてもなめらかやさしい(弱め)敏感肌
乾燥肌
クレイ初心者
・肌への刺激が少なく、乾燥肌や敏
感肌でも使いやすい。
・皮脂や汚れをマイルドに吸着し、
肌をふんわりと明るく整える。
・精油との相性もよく、アロマクレ
イパックに最もよく使われる定番。
モンモリロナイト/
ベントナイト
淡いグレー〜緑がかった色比較的細かい非常に高い(強め)脂性肌
ニキビ肌
毛穴詰まりが気になる方
・抜群の吸着力で、毛穴の奥の汚れ
や皮脂をしっかり取り除く。
・ニキビやテカリの原因になる皮脂
バランスの調整に◎。
・強い吸着力の反面、乾燥しやすい
肌には注意が必要(保湿ケア併用がお
すすめ)。
グリーンクレイ
緑〜灰緑色中〜強混合肌
脂性肌
ニキビ肌
・毛穴を引き締め、肌のキメを整え
る。
・やや乾燥しやすいため、頻度や保
湿のバランスに注意。
レッドクレイ
赤茶〜オレンジ系
(鉄分を多く含む)
中程度くすみ肌
疲れた肌
血行不良ぎみな方
・ミネラル(特に鉄分)を豊富に含み
、肌を元気に見せる。
・血行を促し、肌色のトーンアップ
や明るさケアに◎。
・活力のない肌にハリとツヤを与え
るサポートに向いている。
ガスール/
モロッコ溶岩クレイ
淡いグレー〜ブラウン中程度(しっとり感あり)敏感肌
乾燥肌
混合肌
髪やボディにも使いたい方
・洗浄力はありつつ、しっとり感も
残る優しいタイプ。
・洗顔やパックだけでなく、ヘアケ
アやボディケアにも使用可能。
・肌にやさしく、バランスのよいク
レイ。

クレイ別おすすめ精油(エッセンシャルオイル)

クレイの種類おすすめ精油効果・香りの特徴
カオリン/
ホワイトクレイ
ラベンダー
ゼラニウム
カモミール
肌を鎮静・保湿。敏感肌向けのやさしい香り。
モンモリロナイト/
ベントナイト
ティートリー
ローズマリー
ユーカリ
殺菌・皮脂バランス調整。毛穴ケアにも◎。
グリーンクレイレモングラス
ローズマリー
ジュニパーベリー
デトックス・むくみケア。爽快でシャープな香り。
レッドクレイローズウッド
パルマローザ
オレンジスイート
血行促進・肌トーンアップ。華やかで明るい香り。
ガスール/
モロッコ溶岩クレイ
ネロリ
フランキンセンス
マンダリン
肌にうるおいとツヤ。乾燥ケアにおすすめ。
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アロマクレイパックの7つのメリット

綺麗な肌

1. 毛穴汚れ&余分な皮脂をやさしく吸着
クレイは、地中の鉱物成分からできていて、強い吸着力が特長。皮脂や老廃物、毛穴の奥の汚れをやさしく引き出し、毛穴の黒ずみやざらつきをオフしてくれます。
アロマ精油と組み合わせることで、過剰な皮脂分泌を抑える効果抗菌作用も期待でき、ニキビ予防にも◎。

2. お肌がワントーン明るくなる
クレイが古い角質をやさしく取り除くことで、肌の表面が滑らかになり、くすみが抜けてパッと明るい印象に。
さらに、ラベンダー精油ゼラニウム精油には血行促進効果があり、肌の血色感をアップしてくれます。

3. むくみ・たるみのケアにも効果的
クレイの中でもグリーンクレイやレッドクレイは、ミネラル豊富で血行を促進する作用があり、むくみやフェイスラインのたるみに◎
アロマの力でリフレッシュしながら、顔全体のシャープな印象を目指せます

4. 肌のバランスを整える
クレイは乾燥肌にも脂性肌にも使える万能アイテム
肌の水分・油分バランスを整えて、肌のコンディションを健やかにキープしてくれます。
アロマの成分を取り入れることで、乾燥対策や炎症ケアにもアプローチできます。

5. 香りで癒やされ、ストレスケアに◎
アロマ精油をブレンドすることで、おうちスパ気分を楽しめるのがアロマクレイパックの魅力
ラベンダーやフランキンセンスなどリラックス系の香りを選べば、気持ちがほぐれ、心身の緊張をリセットできます。

6. 合成香料・保存料フリーで安心
自分で作るクレイパックは、香料や防腐剤などを含まないナチュラルケア
敏感肌の方や妊娠中・授乳中でも、精油の種類と濃度に気をつければ安心して使えます

7. コスパがよく、続けやすい
市販のクレイ商品やパウダーは、1袋で10回以上使えることが多く、非常にコスパ◎。
精油も少量で香るので、1回数十円程度で贅沢ケアが可能です。

Karisugi
アロマクレイパックは、肌と心の両方をケアできるナチュラル美容。目的に合わせてクレイや精油を選ぶことで、毎日のケアがもっと心地よくなりますよ。

基本のアロマクレイパックの作り方

クレイパックの作り方

今回はモンモリロナイト(モンモリオナイト)で作ってみました!

モンモリロナイトは汚れの吸着力に優れ、お肌も明るくなるので、ニキビやシミ、くすみなど年齢肌対策にも役立ちます。

準備するもの(パック3回分)

クレイパックの材料

● 作ったクレイパックを保管する容器(30cc〜50cc)
※ 小さいボウル内で作ってから容器に移してもOK。小さい容器の中で作ると、かき混ぜるときに溢れてしまうので注意。 
● 竹串などかき混ぜるもの
モンモリオナイト(生活の木):30g
精製水:30cc
グリセリン(その他キャリアオイルも可):5cc
● お好きな精油:1〜2滴

モンモリオナイトと精製水だけでも良いのですが、グリセリンやキャリアオイルをプラスすることで、しっとりしたパックになります。
Karisugi

手順

step
1
容器にクレイパウダー(今回はモンモリオナイト)と精製水、グリセリンを加えて、ペースト状になるまで混ぜます。

クレイ
Karisugi
ダマが残らないように、しっかり混ぜましょう。

step
2
耳たぶ(マヨネーズ)くらいの柔らかさになったら、お好みの精油を加えて混ぜます。容器の底をトントンして、空気を抜きます。

クレイに精油を入れる
精油は2種類まで、滴数も1〜2滴までにおさえましょう。敏感肌の方は、1種類1滴がおすすめです。
Karisugi

step
3
顔全体(目元・口元を避けて)に均一に塗布します。

Karisugi
3回分の分量なので、1回分を手にとったら残りは冷蔵庫で保管してください。

step
4
5〜10分ほど置き、完全に乾く前にぬるま湯で洗い流します。

「作るのが面倒・即使いたい」という人には、DHCの薬用ミネラルマスクがおすすめ。

肌がワントーン明るくなるのがわかります。 週1回の頻度で使うと3ヶ月くらいもちますよ♪

お風呂に入りながらパックするのがおすすめ!Karisugiは顔で余った分は首〜デコルテ、手の甲にものばしています♪
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肌悩み別|アロマクレイパックおすすめレシピ

クレイを手に塗る

◆ 毛穴の黒ずみ・ざらつきが気になるとき

【おすすめクレイ】
グリーンクレイ or モンモリロナイト

【精油】
ティートリー(抗菌)、レモン(収れん・角質ケア)

【レシピ例】
・グリーンクレイ 大さじ1
・精製水 or フローラルウォーター 小さじ1〜1.5
・ティートリー精油 1滴
・レモンFCF(フロクマリンフリー)精油 1滴

◆ ニキビ・吹き出物が出やすいとき

【おすすめクレイ】
カオリン or モンモリロナイト

【精油】
ラベンダー(鎮静)、ゼラニウム(皮脂バランス)、ティートリー(抗菌)

【レシピ例】
・カオリン or モンモリロナイト 大さじ1
・精製水 or ローズウォーター 小さじ1〜1.5
・ラベンダー精油 2滴
・ゼラニウム精油(またはティートリー精油) 1滴

◆ 乾燥肌・敏感肌のケアに

【おすすめクレイ】
カオリン or ガスール(やさしい吸着力)

【精油】
カモミール・ローマン、フランキンセンス、ラベンダー(保湿・鎮静)

【レシピ例】
・カオリン or ガスール 大さじ1
・ハチミツ 小さじ1/2(保湿)
・精製水 or フローラルウォーター 小さじ1〜1.5
・カモミール精油 1滴
・フランキンセンス精油(またはラベンダー精油) 1滴

◆ 顔のむくみ・くすみが気になるとき

【おすすめクレイ】
レッドクレイ

【精油】
ローズマリー(巡りUP)、ゼラニウム(ホルモンバランス)

【レシピ例】
・レッドクレイ 大さじ1
・精製水 小さじ1.5
・ローズマリー精油 1滴
・ゼラニウム精油 1滴

使用頻度の目安は?

クレイパック
肌タイプ使用頻度の目安ポイント
普通肌・脂性肌週1〜2回毛穴・皮脂ケアを目的に使うと◎
乾燥肌・敏感肌週1回までやさしいクレイを選び、短時間でオフ
ニキビができやすい肌週1回〜様子を見て肌の状態を見ながら回数を調整
集中ケアとして使いたい場合数日おきに1週間だけ肌に赤みが出たらすぐに中止を

基本は週1回がベスト。肌への負担を避けるため、やりすぎず、様子を見ながら行いましょう。
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注意点と使い方のコツ

● 必ずパッチテストをして、お肌に異常がないか確認する。

● 目の周り・唇など皮膚の薄い部分は避けて塗布する。

● クレイが完全に乾かないうちに洗い流す。

● 精油は必ず1〜2滴までの低濃度で使用し、妊娠中は避けるか医師に相談を。

● クレイパックは化粧をしている場合はクレンジングで落としてから行い、パック後は洗顔しなくてOK。

● 作ったクレイを手にとるときは、直接指でとるよりスパチュラ(なければアイスの木ベラやスプーンでOK)などを使ってとるほうが衛生的。

まとめ

アロマクレイパックは、自然素材でできる肌にも心にも優しいスキンケア。

週1回のスペシャルケアとして取り入れることで、肌の調子を整え、心のリセットにもつながります。

お気に入りの精油を選んで、自分だけのアロマタイムをぜひ楽しんでみてください。 
 

今回ご紹介した材料

 

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この記事を書いた人

この記事を書いた人Karisugi
主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。

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