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免疫力を高める精油はどれ?【風邪予防やストレス緩和に】

    免疫力を高める精油はどれ?【風邪予防やストレス緩和に】

     
    アロマテラピーは、ストレス緩和やリラクゼーションのほか、免疫力を高めたいときや風邪対策などにも活用されています。 
     
    特にラベンダーやベルガモットは、ストレス値を下げたり、細菌やウイルスから身体を守ってくれる働きが期待され、芳香浴やアロマトリートメントに積極的に取り入れたい精油です。 
     
    今回は、免疫力アップ&抗ウイルス作用に優れた精油とブレンドレシピ、使い方をご紹介します。 
     
    季節を問わず行える簡単なセルフケアに、アロマを取り入れてみてはいかがでしょう♪ 

     

    免疫力を高める精油はどれ?【風邪予防やストレス緩和に】

    免疫力を高める精油はどれ?【風邪予防やストレス緩和に】

    ティートリー 

    ユーカリ・ラディアータ 

    ラヴィンツァラ 

    ユーカリ・グロブルス 

    ローズマリー・シネオール 

    ティートリー、ユーカリ、ラヴィンツァ、ローズマリーは抗ウイルス作用にも優れています。香りが強く好き嫌いが分かれる精油ですが、ラベンダー、レモン、ベルガモット、ペパーミントなどとブレンドすることで香りのクセがやわらぎ、使いやすくなりますよ。

     

    ラベンダー 

    レモン 

    ベルガモット 

    ペパーミント 

    ある研究では、ラベンダー精油を用いたトリートメントを高齢者に継続的に行ったところ、ラベンダー精油を使わなかった他の高齢者グループに比べて、NK細胞活性値が上昇することが確認できたそう。(参照:「香り」を媒介としたケアによるストレス軽減と免疫賦活効果の検討|伊藤あづさ) 

    NK細胞はリンパ球の1つで、ウイルスや、ウイルスに感染した細胞や腫瘍細胞などを破壊し、無毒化する働きを持っています。
    Karisugi
     

    また、ある研究でベルガモット精油の芳香浴を行なったところ、身体を細菌やウイルスから守る抗体の上昇や、ストレスホルモンの低下が見られたそうです。

    Karisugi
    免疫力を高めるために、まずは身体をリラックスさせることが大事だということがわかりますね。ラベンダーやベルガモットの精油はホッとするような優しい香りで、心身の緊張やストレスをやわらげてくれます。

    免疫力アップ+風邪予防に役立つブレンドレシピ

    免疫力を高める精油のブレンドレシピ

    免疫力アップ&抗ウイルスに役立つ精油は、シャープな香り、クセのある香りのものが多いですが、ブレンドすることで香りがやわらぎ使いやすくなります。 
     
    このブレンドレシピは20mlの希釈液に対し、2%の精油濃度になります。 
     
    手作りアロマオイルやアロマスプレーにご活用ください☆ 
     

    ブレンドレシピ1

    シトラスフローラルのやさしい香り。 

    ラベンダー:4滴 

    ベルガモットFCF:3滴 

    ユーカリ・グロブルス:1滴 
     

    ブレンドレシピ2

    森林系のフレッシュで爽やかな香り。 

    ティートリー:2滴 

    ユーカリ・ラディアータ:4滴 

    ラヴィンツァラ:2滴 
     

    ブレンドレシピ3

    ミント系のすっきりした香り。 

    ユーカリ・ラディアータ:3滴 

    レモンFCF:3滴 

    ペパーミント:2滴 
     

    ブレンドレシピ4

    ハーブ系のスーッとした香り。 

    ユーカリ・グロブルス:3滴 

    ローズマリー・シネオール:3滴 

    ペパーミント:2滴 
     

    生活への取り入れ方

    芳香浴

    免疫力を高める芳香浴

    1番簡単で取り入れやすいのは、香りをかぐ芳香浴です。 
     
    精油に含まれる芳香成分は、鼻から脳へ伝わることで、また呼吸で肺から毛細血管へ吸収されることで、心身に様々な影響を与えます。 

    インフルエンザウイルスに感染する前にユーカリ・ラディアータの香りを吸入させていたマウスは、感染後に香りを吸入した又は全く吸入しなかったマウスより生存率が高かったという研究結果も。(参考;植物精油の直接接触および芳香暴露の抗インフルエンザウイルス作用に関する研究)
    Karisugi
     

    お部屋に香りを広めたいときはアロマディフューザーを。パーソナルスペースで行うときは、アロマシールやティッシュ・ハンカチに精油1〜2滴垂らして香りをかぐだけでOKです。 
     
    風邪予防もあわせて行いたいときはマグカップ吸入がおすすめ。喉の乾燥対策にもなります。 
     

    アロマトリートメント

    免疫力を高めるアロマトリートメント

    精油の相乗効果を期待したいときや、「苦手な香りだけど使いたい」精油があるときは、精油同士をブレンドして作るアロマオイルが役に立ちます。 
     

    材料

    30ml遮光瓶 

    ホホバオイル・クリアスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイル:20ml 

    ● 精油:12滴(精油のブレンドレシピ参考)

    精油をお肌に使いたいときは、必ずキャリアオイル(ホホバオイルなど精油を希釈するオイル)を使います。
    Karisugi
     
     

    アロマオイルの作り方 

    1. 遮光瓶にホホバオイル・クリア(またはスイートアーモンドオイル)を入れます。 

    2. ブレンドレシピの精油を入れ、ふたをしっかり閉めて上下によく振り混ぜます。これでアロマオイルの完成です。 

    ホホバオイル・クリアは無臭で精油の希釈に向いていますが、冬場は固まりやすいです。寒い時期はほかのキャリアオイル(スイートアーモンドオイルなど)をおすすめします。
    Karisugi
     

      
     

    アロマトリートメントのやり方 

    オイルを少量手に取り、耳の下、顎下、首、デコルテ、胸回り、そして、オイルの浸透が早い前腕に塗ります。余裕のある方は手が届く範囲で背中側にも塗ってみてください。 
     
    アロマオイルの良いところは、薬と違って塗るタイミングや回数が自由なところ。 
     
    全身のトリートメントを行うときは、お風呂上がりの温まった皮膚に使うのがベストですが、狭い範囲に部分的に塗るときは、自分が気になったタイミングで使ってOKです。 
     
    トリートメント(マッサージ)後は、使い捨てのペーパータオルかティッシュで余分なオイルをふき取ってください。 
     
    こまめに塗りたいときは持ち運びに便利なロールオンボトルを。手を汚さずさっと塗れます。 
     

    アロマスプレー

    アロマスプレーは、スプレーボトルに無水エタノール(5ml)と精製水(25ml)、精油(ブレンドレシピ参考)を入れるだけで簡単に作れちゃいます♪ 
     
    空間にシュッとスプレーしたり、マスク、ドアノブ、テーブル、トイレなどの除菌スプレーとしても使えますよ。 

     

    番外編:1秒でできる、免疫力アップ法

    免疫力を高める笑顔

    免疫力がアップする1番簡単な方法は、『よく笑うこと、笑顔を作ること』です。 
     
    笑うと免疫細胞が働き、たとえ作り笑いでも、口角を上げるだけでも、免疫力がアップすると言われています。 

    Karisugi
    「笑顔を作る」ことなら1秒でできますよね。"嫌な出来事があったとき、悲しいとき、疲れたときほど笑顔を作ろう" というのは、そういうことだったんですね。

    まとめ

    免疫力アップに役立つアロマの取り入れ方や、精油のブレンドレシピをご紹介しました。 
     
    免疫力アップのアロマケアは、不調にならないための予防として取り入れるのがおすすめです。 
     
    "免疫力を高めたい"、"ウイルス対策したい"というときにも良いですが、日常のセルフケアとしても取り入れやすいので、じゃんじゃん作って試してみてください☆ 

    注意すること

    ● 苦手な香りは無理に使わないでください。アロマテラピーは、芳香成分(香り)が脳に直接働きかけることで作用します。「クサイ」「苦手だな」と思いながら嗅ぐと十分な効果が期待できないこともあります。「苦手だけどどうしてもその精油を使いたい」という場合は、数種類の精油をブレンドしてみてください。香りの印象が変わり、使いやすくなりますよ。
    ● 初めて精油をお肌に使う場合は、パッチテストを行いアレルギーがないか確認しましょう。
    ● 同じ精油を長期間使うのではなく、今回ご紹介した精油数本をローテーションで使ったり、同じ精油がかぶらないようにブレンドて使ってみましょう。
    ● 精油の原液を直接肌につけないようにしましょう。
    ● 妊娠中や乳幼児、高血圧、てんかん、敏感肌の方は控えた方が良い精油もあります。使う前にご確認ください。
    ● 精油は薬ではなく、アロマケアは医療行為ではありません。
    ● 当記事やブログ内記事の内容に関するトラブルの責任は負いかねます。

    今回ご紹介した材料

     

     

     

     

     
     

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