アロマテラピーは、ストレス緩和やリラクゼーションのほか、免疫力を高めたいときや風邪対策などにも活用されています。
特にラベンダーやベルガモットは、ストレス値を下げたり、細菌やウイルスから身体を守ってくれる働きが期待され、芳香浴やアロマトリートメントに積極的に取り入れたい精油です。
今回は、免疫力アップ&抗ウイルス作用に優れた精油とブレンドレシピ、使い方をご紹介します。
季節を問わず行える簡単なセルフケアに、アロマを取り入れてみてはいかがでしょう♪
◇ 免疫力を高める精油はどれ?【風邪予防やストレス緩和に】
◇ 免疫力アップ+風邪予防に役立つブレンドレシピ
◇ 生活への取り入れ方
● 芳香浴
● アロマトリートメント
● アロマスプレー
◇ 番外編:1秒でできる、免疫力アップ法
◇ まとめ
◇ 今回ご紹介した材料
免疫力を高める精油はどれ?【風邪予防やストレス緩和に】

ティートリー、ユーカリ、ラヴィンツァ、ローズマリーは抗ウイルス作用にも優れています。香りが強く好き嫌いが分かれる精油ですが、ラベンダー、レモン、ベルガモット、ペパーミントなどとブレンドすることで香りのクセがやわらぎ、使いやすくなりますよ。
ある研究では、ラベンダー精油を用いたトリートメントを高齢者に継続的に行ったところ、ラベンダー精油を使わなかった他の高齢者グループに比べて、NK細胞活性値が上昇することが確認できたそう。(参照:「香り」を媒介としたケアによるストレス軽減と免疫賦活効果の検討|伊藤あづさ)

また、ある研究でベルガモット精油の芳香浴を行なったところ、身体を細菌やウイルスから守る抗体の上昇や、ストレスホルモンの低下が見られたそうです。

免疫力アップ+風邪予防に役立つブレンドレシピ

免疫力アップ&抗ウイルスに役立つ精油は、シャープな香り、クセのある香りのものが多いですが、ブレンドすることで香りがやわらぎ使いやすくなります。
このブレンドレシピは20mlの希釈液に対し、2%の精油濃度になります。
手作りアロマオイルやアロマスプレーにご活用ください☆
ブレンドレシピ1
◆ シトラスフローラルのやさしい香り。
ラベンダー:4滴
ベルガモットFCF:3滴
ユーカリ・グロブルス:1滴
ブレンドレシピ2
◆ 森林系のフレッシュで爽やかな香り。
ティートリー:2滴
ユーカリ・ラディアータ:4滴
ラヴィンツァラ:2滴
ブレンドレシピ3
◆ ミント系のすっきりした香り。
ユーカリ・ラディアータ:3滴
レモンFCF:3滴
ペパーミント:2滴
ブレンドレシピ4
◆ ハーブ系のスーッとした香り。
ユーカリ・グロブルス:3滴
ローズマリー・シネオール:3滴
ペパーミント:2滴
生活への取り入れ方
芳香浴

1番簡単で取り入れやすいのは、香りをかぐ芳香浴です。
精油に含まれる芳香成分は、鼻から脳へ伝わることで、また呼吸で肺から毛細血管へ吸収されることで、心身に様々な影響を与えます。

お部屋に香りを広めたいときはアロマディフューザーを。パーソナルスペースで行うときは、アロマシールやティッシュ・ハンカチに精油1〜2滴垂らして香りをかぐだけでOKです。
風邪予防もあわせて行いたいときはマグカップ吸入がおすすめ。喉の乾燥対策にもなります。
アロマトリートメント

精油の相乗効果を期待したいときや、「苦手な香りだけど使いたい」精油があるときは、精油同士をブレンドして作るアロマオイルが役に立ちます。
材料

アロマオイルの作り方
1. 遮光瓶にホホバオイル・クリア(またはスイートアーモンドオイル)を入れます。
2. ブレンドレシピの精油を入れ、ふたをしっかり閉めて上下によく振り混ぜます。これでアロマオイルの完成です。

アロマトリートメントのやり方
オイルを少量手に取り、耳の下、顎下、首、デコルテ、胸回り、そして、オイルの浸透が早い前腕に塗ります。余裕のある方は手が届く範囲で背中側にも塗ってみてください。
アロマオイルの良いところは、薬と違って塗るタイミングや回数が自由なところ。
全身のトリートメントを行うときは、お風呂上がりの温まった皮膚に使うのがベストですが、狭い範囲に部分的に塗るときは、自分が気になったタイミングで使ってOKです。
トリートメント(マッサージ)後は、使い捨てのペーパータオルかティッシュで余分なオイルをふき取ってください。
こまめに塗りたいときは持ち運びに便利なロールオンボトルを。手を汚さずさっと塗れます。
アロマスプレー
アロマスプレーは、スプレーボトルに無水エタノール(5ml)と精製水(25ml)、精油(ブレンドレシピ参考)を入れるだけで簡単に作れちゃいます♪
空間にシュッとスプレーしたり、マスク、ドアノブ、テーブル、トイレなどの除菌スプレーとしても使えますよ。
番外編:1秒でできる、免疫力アップ法

免疫力がアップする1番簡単な方法は、『よく笑うこと、笑顔を作ること』です。
笑うと免疫細胞が働き、たとえ作り笑いでも、口角を上げるだけでも、免疫力がアップすると言われています。

まとめ
免疫力アップに役立つアロマの取り入れ方や、精油のブレンドレシピをご紹介しました。
免疫力アップのアロマケアは、不調にならないための予防として取り入れるのがおすすめです。
"免疫力を高めたい"、"ウイルス対策したい"というときにも良いですが、日常のセルフケアとしても取り入れやすいので、じゃんじゃん作って試してみてください☆
注意すること
● 初めて精油をお肌に使う場合は、パッチテストを行いアレルギーがないか確認しましょう。
● 同じ精油を長期間使うのではなく、今回ご紹介した精油数本をローテーションで使ったり、同じ精油がかぶらないようにブレンドて使ってみましょう。
● 精油の原液を直接肌につけないようにしましょう。
● 妊娠中や乳幼児、高血圧、てんかん、敏感肌の方は控えた方が良い精油もあります。使う前にご確認ください。
● 精油は薬ではなく、アロマケアは医療行為ではありません。
● 当記事やブログ内記事の内容に関するトラブルの責任は負いかねます。
今回ご紹介した材料