普段マスクをつけないのに長時間マスクをするようになって、顔がかゆい、かぶれた、など肌荒れの経験をされた方も多いと思います。
マスクで肌荒れやかゆみを起こすのは、マスクをはずしたときに起こる肌の乾燥と、それを繰り返すことによる肌のバリア機能の低下が原因かもしれません。
花粉症などのアレルギーやウイルス対策にマスクは欠かせませんが、こうした肌トラブルはできれば避けたいですよね。
マスクによるかゆみや肌荒れの予防・対策や、顔がかゆくなりにくいマスクをご紹介します。
◇ マスクで顔がかゆくなる原因
◇ マスクで顔がかゆいときの5つの対策
・顔がかゆくなりにくいピッタマスクや布マスクを使う
・肌を乾燥させない
・マスクの内側にガーゼを挟む
・自分に合ったサイズのマスクを使う
・敏感肌用マスクを使う
◇ マスク以外にも顔がかゆくなる原因が?対処法と併せて紹介
・肌のバリア機能の低下
・化粧品の成分によるアレルギー反応
・花粉が顔につくことによる刺激
・洗顔やピーリング等で肌をゴシゴシこすることによる肌ダメージ
◇ 顔がかゆい、ヒリヒリするときのメイク・スキンケアは?
・メイク
・洗顔
・化粧水
◇ まとめ
マスクで顔がかゆくなる原因

マスクの中でも、特に不織布マスクは一回使い切りで衛生的なのは良いのですが、マスク内が蒸れやすく、はずしたときに、内にこもった水分が蒸発し、肌の水分まで奪います。
空気が乾燥している季節なら、余計に肌の乾燥も進むため、かゆみの原因になったり、赤み・ブツブツなど肌荒れの原因になることも。
また、マスクでおおわれた部分や、ゴムひもとマスクの接着部分が頰を刺激し、かゆみが出ることがあります。

マスクで顔がかゆいときの5つの対策

1.顔がかゆくなりにくいピッタマスクや布マスクを使う
特にアレルギー体質でもなく、肌が弱い・敏感というわけでもないのに、マスクをつけると顔がかゆくてしょうがない、という方におすすめなのがPITTA MASK(ピッタマスク)や布マスクです。
PITTA MASK(ピッタマスク)は花粉・風邪・ホコリ・UVカット等に対応した、立体型のポリウレタンマスクです。
布を一切使わず、耳かけの部分までスポンジのような素材でできているので伸びが良く、耳が痛くなりにくいです。
さらに、洗って使えるという優れモノ。
公式では、3回洗ってもフィルター性能は変わらないとのことです。

2.肌を乾燥させない

普段のスキンケアで保湿を十分に行うことも、かゆみ予防になります。
マスク内の水蒸気で蒸れていたのが、はずしたときに肌の水分まで奪ってしまうことで乾燥が進みますが、これを繰り返すと肌のバリア機能も低下して、乾燥しやすい肌になってしまいます。
マスクをはずしたら、乳液などを少量ずつこまめに塗って肌の乾燥対策をするといいですね。
ちなみに、メイクの上から保湿したいときは、ミストスプレーよりも乳液のほうが、肌が乾燥しすぎるのを防いでくれますよ。
3.マスクの内側にガーゼを挟む
不織布マスクと同じくらいの大きさに切ったガーゼをマスクの内側に挟むだけ。
ガーゼがマスクより小さいと、呼吸のたびに唇にガーゼが貼りついたり、パサパサと肌にあたってかゆくなるので、マスクと同じ大きさに切るようにしましょう。
マスク内が蒸れにくくなり、乾燥予防になります。

4.自分に合ったサイズのマスクを使う

自分の顔に対してマスクが小さすぎても大きすぎてもいけません。
マスクがずれたり擦れたりした時に、肌に刺激となり、かゆみや赤み、かぶれなどが起きやすくなります。
また、花粉やウイルスをブロックするためにも、自分に合ったサイズのマスクを使うようにしましょう。
5.敏感肌用マスクを使う
コロナ以降どんどん新しいマスクが発売されているので、もちろん敏感肌用のマスクもあります。
"マスクで顔がかゆくなる"人が多いことがわかりますね。
マスク以外にも顔がかゆくなる原因が?対処法と併せて紹介

「顔がかゆい」、「顔がヒリヒリする」、「普段使っている化粧品が急に合わなくなる」などの原因はいくつかあります。
主な原因と対処法、肌の調子が悪い時のメイクやスキンケアはどうすればいいのか、肌に負担をかけないための対策についてご紹介します。
肌のバリア機能の低下
肌のバリア機能を低下させないために、気をつけないといけないことがあります。
具体的には、
肌の乾燥対策
紫外線対策
洗顔時や洗顔後の肌への摩擦を避ける
偏食にならないようにする
しっかり睡眠をとる
などです。これらがおろそかになると、肌のバリア機能低下だけじゃなく、顔ダニ発生の原因にもなります。
化粧品の成分によるアレルギー反応
肌のバリア機能が低下して敏感な時は、普段使っている化粧品でもかぶれたり炎症を起こすことがあります。
どの成分で反応しているのか分からない時は、いったん化粧品の使用を中止して、肌を休ませたり、別の低刺激のスキンケア商品に切り替えることも考えます。
花粉が顔に付くことによる刺激
花粉の時期でつらい症状は、くしゃみや鼻水だけではありません。
花粉が顔につくと、かゆみや赤いプツプツができたりします。
外から帰ったら、うがい・手洗いと一緒に顔も洗って花粉を洗い流しましょう。
洗顔やピーリング等で肌をゴシゴシこすることによる肌ダメージ
ゴシゴシとこするようなクレンジングや洗顔、ピーリングは、肌にダメージを与えます。
ダメージを負った肌は早く修復しようとターンオーバーのサイクルを早めます。
急いだ結果、肌の角層は薄くなり、肌の乾燥やかゆみ・ピリピリとした刺激を感じやすくなります。
洗顔などは、とにかくこすらず短時間で終えるようにしましょう。
顔がかゆい、ヒリヒリするときのメイク・スキンケアは?

メイク
できればしないほうがいいのですが、社会人の方だとそうもいかないですよね。
そういうときは肌への刺激や負担が最小限ですむ化粧品をチョイスするといいですよ。

薄付きですが、肌がカサつかず、乾燥から肌を守ってくれますよ。
また、ミネラルファンデの前にベビーバランス
を下地代わりに塗れば、肌に負担をかけないメイクができます。
洗顔
石鹸や洗顔料は泡だてて、泡で軽く包むように洗います(手が顔に触れないくらいの量の泡が理想的)。
泡立てるのが苦手な方は、泡で出てくる洗顔料がおすすめです。
バリア機能の低下が激しいと、水やぬるま湯さえもしみて痛い時があります。
洗顔後の肌の保湿はシンプルなものでしっかり保湿するのがポイント。

化粧水・クリーム
バリア機能が弱くなっているときの肌は、化粧水が浸透しやすくなっている状態です。
正常な時にはわかりませんが、化粧水に肌を刺激する成分も含まれているため、肌が敏感になっているときは使わないほうが無難。
ワセリンやアロエキスなどシンプルなケアでしっかり保湿するのがおすすめです。

ただ、ワセリンもアロエキスもベタつき感があるので、クリームの方がいいという方は、ベビーバランスをおすすめします。
ベビーバランスは、肌にすーっとなじんでベタつかず、乾燥からも肌をしっかり守ってくれますよ。
まとめ

時々なら大丈夫でも毎日長時間ともなれば、マスクで覆われた部分や、ゴムひもとマスクの接着部分が当たる部位にかゆみが出ることがあります。
不織布マスクは一回使い切りで衛生的なのは良いのですが、マスク内が蒸れたり、寒いときはビショビショになるくらい水滴ができることも。
これでは肌の乾燥も進んで、赤み、かゆみ、ブツブツの原因にもなります。
マスクで顔がかゆくなる原因
●マスクを外すときに、マスク内にこもった水分が蒸発し、肌の水分まで奪うことで肌が一気に乾燥し、かゆみの原因になる。
●マスクでおおわれた部分や、ゴム紐とマスクの接着部分が頰を刺激し、かゆみが出る。
マスクで顔がかゆいときの5つの対策
1. 顔がかゆくなりにくいピッタマスクや布マスクを使う。
2. 肌を乾燥させない。
3. マスクの内側にガーゼを挟む。
4. 自分に合ったサイズのマスクを使う。
5. 敏感肌用マスクを使う。
肌が弱い方、乾燥肌がひどくても毎日マスクをしなければならない方、顔のかゆみが心配な方の参考までに・・・。