「顔がかゆい」、「顔がヒリヒリする」、「普段使っている化粧品が急に合わなくなる」などの原因はいくつかあります。
主な原因と対処法、肌の調子が悪い時のメイクやスキンケアはどうすればいいのか、肌に負担をかけないための対策についてご紹介します。
◇ 顔のかゆみ、ヒリヒリする原因と対処法
● 原因&対処法1.肌のバリア機能の低下
● 原因&対処法2.化粧品の成分によるアレルギー反応
● 原因&対処法3.花粉が顔に付くことによる刺激
● 原因&対処法4.不織布マスク、衣類の繊維、髪の毛先など、物理的な刺激
● 原因&対処法5.洗顔やピーリング等で肌をゴシゴシこすることによる肌ダメージ
◇ 顔がかゆい、ヒリヒリするときのメイク・スキンケアは?
● メイク
● 洗顔
● 化粧水
◇ 終わりに・・・
顔のかゆみ、ヒリヒリする原因と対処法

原因&対処法1.肌のバリア機能の低下
肌のバリア機能を低下させないために、気をつけないといけないことがあります。
具体的には、
肌の乾燥対策
紫外線対策
洗顔時や洗顔後の肌への摩擦を避ける
偏食にならないようにする
しっかり睡眠をとる
などです。これらがおろそかになると、肌のバリア機能低下だけじゃなく、顔ダニ発生の原因にもなります。
原因&対処法2.化粧品の成分によるアレルギー反応
肌のバリア機能が低下して敏感な時は、普段使っている化粧品でもかぶれたり炎症を起こすことがあります。
どの成分で反応しているのか分からない時は、いったん化粧品の使用を中止して、肌を休ませたり、別の低刺激のスキンケア商品に切り替えることも考えます。
原因&対処法3.花粉が顔に付くことによる刺激
花粉の時期でつらい症状は、くしゃみや鼻水だけではありません。
花粉が顔につくと、かゆみや赤いプツプツができたりします。
外から帰ったら、うがい・手洗いと一緒に顔も洗って花粉を洗い流しましょう。
原因&対処法4.不織布マスク、衣類の繊維、髪の毛先など、物理的な刺激
特にマスクにこだわりがないなら、顔がかゆくなりにくいポリウレタンマスクがおすすめです。
どうしても不織布マスクが必要という場合は、「ポリウレタンor布マスクの上に不織布マスク」の二重マスクにすると、顔がかゆくなりにくいですよ。少し息苦しくはありますが・・・。
ほかにも髪の毛は顔に触れないように一つにまとめたり、衣類でかゆくなりやすい素材のものは避けるなどします。
原因&対処法5.洗顔やピーリング等で肌をゴシゴシこすることによる肌ダメージ
ゴシゴシとこするようなクレンジングや洗顔、ピーリングは、肌にダメージを与えます。
ダメージを負った肌は早く修復しようとターンオーバーのサイクルを早めます。
急いだ結果、肌の角層は薄くなり、肌の乾燥やかゆみ・ピリピリとした刺激を感じやすくなります。
洗顔などは、とにかくこすらず短時間で終えるようにしましょう。
顔がかゆい、ヒリヒリするときのメイク・スキンケアは?

メイク
できればしないほうがいいのですが、社会人の方だとそうもいかないですよね。
そういうときは肌への刺激や負担が最小限ですむ化粧品をチョイスするといいですよ。


薄付きですが、肌がカサつかず、乾燥から肌を守ってくれますよ。
また、ミネラルファンデの前にベビーバランスを下地代わりに塗れば、肌に負担をかけないメイクができます。
洗顔
石鹸や洗顔料は泡だてて、泡で軽く包むように洗います(手が顔に触れないくらいの量の泡が理想的)。
泡立てるのが苦手な方は、泡で出てくる洗顔料がおすすめです。
バリア機能の低下が激しいと、水やぬるま湯さえもしみて痛い時があります。
洗顔後の肌の保湿はシンプルなものでしっかり保湿するのがポイント。

化粧水・クリーム
バリア機能が弱くなっているときの肌は、化粧水が浸透しやすくなっている状態です。
正常な時にはわかりませんが、化粧水に肌を刺激する成分も含まれているため、肌が敏感になっているときは使わないほうが無難。
ワセリンやアロエキスなどシンプルなケアでしっかり保湿するのがおすすめです。

ただ、ワセリンもアロエキスもベタつき感があるので、クリームの方がいいという方は、ベビーバランスをおすすめします。
ベビーバランスは、肌にすーっとなじんでベタつかず、乾燥からも肌をしっかり守ってくれますよ。
終わりに・・・
肌荒れがひどいと元に戻るのには時間がかかります。
肌荒れを何度も繰り返すと、乾燥しやすい状態になり、肌トラブルを起こしやすくなります。
また、シミやシワの原因にもなりますので、顔がかゆい、ピリつくなどバリア機能の低下のサインが見られたら、無理せず肌を休ませましょう。