アロマ初心者に人気のローズマリー精油。だけど、
「ローズマリー精油を買おうと思ったら、種類があって迷った」
「記憶力アップにいいって聞いたから買ってみたら、思った香りと違った」
「肩こりに使いたかったのに、呼吸スッキリ用のものを選んでしまった…」
そんな経験や失敗談はありませんか?
実はローズマリー精油には3種類のケモタイプがあり、それぞれ香りも効果も違います。知らずに選ぶと「期待外れ」になってしまうことも。
この記事では、ローズマリー・カンファー、ローズマリー・シネオール、ローズマリー・ベルベノンの特徴と使い分けを徹底比較。
最後まで読めば、自分にぴったりのローズマリーを選べるようになりますよ。
▷ ローズマリー精油は「ケモタイプ」で選ぶ
◆ ローズマリー・カンファー精油の特徴
◆ ローズマリー・シネオール精油の特徴
◆ ローズマリー・ベルベノン精油の特徴
▷ よくある失敗談
▷ どう使い分ける?3種類のローズマリー精油の選び方
▷ おすすめのブレンド実例
◆ 筋肉疲労ケアオイル
◆ 呼吸すっきりスプレー
◆ エイジングケア美容オイル
▷ まとめ
ローズマリー精油は「ケモタイプ」で選ぶ

ローズマリーの学名は Rosmarinus officinalis。
だけど、育つ土地や気候によって成分が変化し、作用も香りも変わるのが特徴です。これをケモタイプと呼びます。
大きく分けると3種類;
● ローズマリー・カンファー(筋肉疲労、血行促進)
● ローズマリー・シネオール(呼吸器系サポート、集中力アップ)
● ローズマリー・ベルベノン(細胞再生、肝臓サポート)
同じ「ローズマリー」でも、ちょっとだけ違う使い心地。詳しく見ていきましょう。
◆ ローズマリー・カンファー精油の特徴
● 主成分:カンファー(ケトン類)、ボルネオール
● 香り:シャープでスパイシーな清涼感
● 効果:筋肉疲労の緩和、血行促進、リフレッシュ
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◆ ローズマリー・シネオール精油の特徴
● 主成分:1,8-シネオール(酸化物類)
● 香り:すっきり爽快なユーカリ調
● 効果:呼吸器系を楽にする、集中力アップ
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◆ ローズマリー・ベルベノン精油の特徴
● 主成分:ベルベノン(ケトン類)、α-ピネン
● 香り:ハーバルで柔らかく甘みのある香り
● 効果:細胞再生、デトックス、エイジングケア
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よくある失敗談

失敗談1:全部同じローズマリーだと思った
アロマショップで「ローズマリー精油」を買ったら、実はシネオールタイプ。
「爽快すぎてスキンケアには使えない」「思っていた甘さがない」とガッカリした方もいるのでは?
【原因】
ローズマリーには
・カンファー(筋肉疲労・血行促進)
・シネオール(呼吸器系・集中力)
・ベルベノン(美容・肝臓サポート)
の3種類があることを知らなかった。
【解決策】
よくある失敗は「どのローズマリーかを確認せずに買ってしまう」こと。ラベルに書かれた「ct. camphor」「ct. cineole」「ct. verbenone」を必ずチェックしましょう。
失敗談2:用途に合わないタイプを買った
「肩こり用に買ったのに、全然効かない」
これもよくある声。
筋肉疲労に強いのはカンファータイプですが、間違えてシネオールを買ってしまうケースです。
【解決策】
● 肩こり・筋肉ケア → カンファー
● 呼吸器ケア → シネオール
● 美容 → ベルベノン
と目的別に選ぶのが鉄則。
失敗談3:刺激が強すぎて使えなかった
「原液を肌に塗ったらピリピリした」
「妊娠中に使ってしまった」
ローズマリー精油に限らず、精油の原液塗布はNGです。
【解決策】 「アロマオイルやアロマスプレーって、どのくらい精油を入れればいいの?」 アロマクラフトを始めてみたものの、希釈の濃度に迷う方は多いのではないでしょうか?精油はとてもパワフルな天然成分。 だからこそ、正 ...
● 必ずキャリアオイルで1%以下に希釈する
● 妊娠中・小児・高齢者は使用を控えるか専門家に相談する
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失敗談4:香りが強すぎて続かなかった
「頭がスッキリするはずが、香りがきつすぎて逆に疲れた」
これはシネオールやカンファーを高濃度で使ったときによくある話です。
【解決策】
● ディフューザーで使うときは3〜5滴というように、少量から試す
● ブレンドで柔らかさをプラス(例:ラベンダー、オレンジなど)
どう使い分ける?3種類のローズマリー精油の選び方

1. 目的を決める(美容?呼吸?肩こり?)
□ 筋肉疲労やコリ対策 → カンファー
□ 呼吸を楽に、頭をスッキリ → シネオール
□ 美容・アンチエイジング重視 → ベルベノン
2. ケモタイプを確認する(カンファー、シネオール、ベルベノン)
3. 少量から試す(5mlやお試しサイズがおすすめ)
4. ブレンドで調整する(香の強さが気になる人はラベンダーや柑橘と合わせる)
同じ「ローズマリー」でも目的別に選ぶことが大切です。

おすすめのブレンド実例

◆ 筋肉疲労ケアオイル
● ローズマリー・カンファー:4滴
● スイート・マージョラム:4滴
● ラベンダー:4滴
● ホホバオイル・クリア:30ml
● 30ml スポイト付き 遮光ガラスボトル
◆ 呼吸すっきりスプレー
● ローズマリー・シネオール:6滴
● ティートリー:4滴
● レモン:10滴
● 精製水:50ml
● 無水エタノール:5ml
● 50ml 遮光ガラススプレー容器
◆ エイジングケア美容オイル
● ローズマリー・ベルベノン:1滴
● フランキンセンス:1滴
● ゼラニウム:1滴
● ホホバオイル・クリア:20ml
● 30ml スポイト付き 遮光ガラスボトル
まとめ
ローズマリー精油は1種類ではありません。
● カンファー → 筋肉疲労・血行促進
● シネオール → 呼吸器・集中力
● ベルベノン → 美容・デトックス
ケモタイプを知って目的別に選べば、ローズマリーは頼れる精油になります。
私も最初は混乱しましたが、今では「美容はベルベノン、呼吸はシネオール、肩こりはカンファー」と直感的に使い分けられるようになりました。
ぜひ、あなたのアロマライフにも上手に取り入れてみてくださいね。