癒しの力を手にしたい——そう思ったことはありませんか?
アロマハンドトリートメントは、誰かを癒すだけでなく、自分の心も整えてくれる“手軽なセラピー”です。
今回は、初心者にも分かりやすいハンドトリートメント(マッサージ)のやり方を手順イラスト付きで解説しながら、資格を取得してスキルを深める方法もご紹介します。
将来、ハンドセラピストとして活躍したい方も、身近な人のケアに活かしたい方も、ぜひ最後までご覧ください。
▷ アロマハンドトリートメントとは?
・気軽に始められる癒しのケア
・ストレスケア・リラクゼーション・コミュニケーションにも
▷ 【手順解説】アロマハンドトリートメントの基本のやり方
・ハンドトリートメント前に確認!
・用意するもの
・基本のステップ(片手約5〜10分)
・注意点とポイント
▷ より深く学びたい人に|ハンドセラピスト資格という選択肢
・資格を取るメリットとは?
・「ハンドセラピスト&リフレセラピスト資格対応講座」とは?
▷ 資格取得後はどんなふうに活かせる?
・ボランティアや介護現場で
・アロマサロンや自宅ケアにも
・副業・自立の第一歩にも
▷ まとめ
アロマハンドトリートメントとは?

気軽に始められる癒しのケア
アロマハンドトリートメントとは、精油(エッセンシャルオイル)を使って手をやさしくマッサージするケア方法のことです。アロマの香りとタッチング(触れること)の相乗効果で、心と体をリラックスへと導いてくれます。
トリートメントといっても、特別な機械や難しい手技は必要ありません。必要なのは、精油と植物油、そして「やさしい気持ち」だけ。忙しい日常の中でも、自宅で気軽に始められるのが魅力です。
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ストレスケア・リラクゼーション・コミュニケーションにも

アロマハンドトリートメントは、短時間でも心と体に深いリラクゼーションをもたらします。精油の香りには自律神経を整える働きがあり、やさしい手の刺激は副交感神経を活性化させて、ストレスや不安を和らげてくれます。
また、手を通したスキンシップは言葉以上のコミュニケーションツールにもなります。高齢者の介護や家族との時間、病院・福祉施設でのボランティアにも活かされており、相手との信頼関係や安心感を築くためのケアとして注目されています。
たった数分の施術でも「ほっとした」「あたたかい気持ちになった」と感じてもらえることも。アロマハンドトリートメントは、心を届ける“手のセラピー”なのです。
実際のエピソード
ケース1
普段から強いストレスを感じていた女性が、夜中、激しい胃痛で目が覚めたことがありました。隣で寝ていた母親が、女性の背中を温かい手でさすってあげているうちに、その女性も「あったかい、気持ちいい」と言いながらまた眠りについた、ということがあります。
ケース2
寝つきが悪く、夜中何度も目がさめるという女性に、精油を希釈したアロマオイルを使って、手のひらから指の一本一本まで丁寧に流していたら、「気持ちいー、眠くなってきたー」と言っていたそうです。また、終わった後も、手に残ったアロマの香りを「いい匂い〜、癒される〜」と気に入っていたとのことでした。

【手順解説】アロマハンドトリートメントの基本のやり方

ハンドトリートメント前に確認!
食後・飲酒後、体調不良、皮膚の炎症のあるときは行わない。
アクセサリーは外す。
爪は短く整えておく。
手を洗って清潔にしておく。
手を温めておく。
用意するもの
キャリアオイル(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど):10mL
精油(1~2滴):ラベンダー、オレンジ・スイートなどリラックス系がおすすめ
(参考:アロマ+ハンドトリートメントの効果〜手作りアロマオイルの作り方〜)
ホットタオル(トリートメント前に使用)
乾いたタオル(下に敷くタオルとトリートメント後の拭き取り用)
清潔な手とリラックスできる空間
基本のステップ(片手約5〜10分)
step
1ホットタオルを肘から下の腕にのせ、両手で包み込むように軽く押さえる。
左右どちらからでもOK。
step
2ホットタオルを二つ折りにして、手や指を軽く押さえるようにしてふき取る。
step
3適量のアロマオイルをとったら、相手の手になじませて、手のひらを親指を使いながらトリートメントしていきます。
手の甲はやさしくなでるように。
手のひらは、手首から指先に向かってオイルを広げながらやさしくなでます。疲れがたまりやすい指のつけ根や手の中央は丁寧に。
圧をかけすぎず、心地よさを意識しましょう。
step
4親指と人差し指を使って、相手の指の付け根を軽くつまんで、適度な圧を加えながら指先へと流していきます。親指から小指まで行います。
指のトリートメントをする時は、相手の左(右)手を支えながら行います。

step
5指と指の間の水かきを親指で押しながら、時計回りに回していきます。
親指と人指し指の間→人指し指と中指の間→中指と薬指の間→薬指と小指の間

step
6親指と人差し指を使って、相手の指の付け根から指先に向かって、軽くひっぱるように伸ばしていきます。親指から小指まで1本ずつ行います。


親指と人差し指で、相手の指を根元から先に向かってやさしく包むようになでます。
1本ずつ丁寧に行いましょう。指先から力が抜けていく感覚を味わってもらえます。

step
7手の甲の骨と骨の間をなぞるように流していきます。

step
8手の甲を円を描くように流していきます。

step
9手首~腕まで流す(オプション)


余裕があれば、手首からひじ下あたりまでオイルをなじませて軽く流してあげましょう。リンパの流れも整いやすく、よりリフレッシュ効果が高まります。
step
10最後に両手で相手の手を握手するように挟み込みながら抜いて、終了です。

手についたオイルは、乾いたタオルか使い捨てのペーパータオルで押さえるようにして拭き取りましょう。

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● 相手の様子を見ながら、会話や呼吸のペースに合わせて施術を進めるのがコツ。
● 香りが苦手な方や皮膚トラブルがある方には、精油濃度を控えめに(1%以下が目安)しましょう。
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より深く学びたい人に|ハンドセラピスト資格という選択肢
アロマハンドトリートメントは、「やってあげたい」という気持ちがそのまま相手に届く、やさしいケア。そして、資格を取ることで、その思いに技術と自信がプラスされます。
「もっと知りたい」「誰かのために活かしたい」「自信を持って人に施術したい」
と思ったら、“学びのステップアップ”として「ハンドセラピスト資格」の取得がおすすめです。
資格を取るメリットとは?

資格取得の最大の魅力は、確かな知識と技術を身につけて、自信を持って施術できること。趣味の範囲を超えて、家族ケア、ボランティア、介護現場、美容やサロンの仕事にも活かせます。
こんな方におすすめ
- 自宅サロンや副業を始めてみたい
- 家族やパートナーのケアに役立てたい
- ストレスケアや高齢者ケアに関わる仕事をしている
- 介護や看護、福祉、教育現場にアロマの癒しを届けたい

「ハンドセラピスト&リフレセラピスト資格対応講座」とは?
アロマハンドケアの基本から応用までをしっかり学べるのが、ハンドセラピスト&リフレセラピスト資格講座です。
この講座の特徴
- ハンドだけでなく、足裏リフレクソロジーも学べて一石二鳥
- 自宅で受講できるオンライン形式で、忙しい方でも安心
- 修了後には、「リフレクソロジーセラピスト」「アロマハンドセラピスト」2つのセラピスト資格が取得できる
- 解説動画や確認テストで、理解度をすぐ確かめられる
- セルフメディケーションの普及と予防医学を目的に開発された講座で、実践に取り入れやすい
手の癒しと足裏のケアを学ぶことで、家族や大切な人へのケアもレベルアップできます。
初心者でも安心のカリキュラム
「資格ってハードル高そう…」と不安に感じる方も多いかもしれませんが、この講座は初心者を前提に作られたカリキュラムなので、安心して始められます。
精油(エッセンシャルオイル)の扱い方
アロマの基礎知識
リフレクソロジー、ハンドマッサージの手技
(カリキュラム内容をもっと見る >>)
など、実践にすぐ活かせるポイントが丁寧に学べます。
将来、地域でのセラピー活動や福祉施設でのハンドケアボランティアなどにも活かせますよ。
気になる方はこちら ➤ ハンドセラピスト&リフレセラピスト資格講座の詳細を見る
資格取得後はどんなふうに活かせる?
ハンドセラピスト資格を取得すると、癒しの手をさまざまな場面で活かせるようになります。特別な場所や設備がなくても、自分の「手」ひとつで始められるのが、アロマハンドケアの魅力です。
ボランティアや介護現場で

介護施設や病院、地域の高齢者サロンなどでのハンドトリートメントボランティアは、近年とても注目されています。
やさしく手に触れるだけでも、安心感・信頼・心のつながりが生まれ、孤独感の緩和や不安の軽減にもつながります。
また、ハンドケアは車いすの方や寝たきりの方にも行いやすく、介護職・福祉職に就いている方にとっても大きなスキルアップになります。
アロマサロンや自宅ケアにも

自宅でアロマトリートメントを提供する小さなサロンの開業にも、ハンドセラピスト資格は役立ちます。
資格があることで施術の信頼性や安心感がアップし、口コミやリピートにもつながりやすくなります。
また、家族への日常的なケアとしても大活躍!仕事で疲れたパートナー、部活帰りの子ども、介護中の親御さんなど、身近な人の手を癒せる“家族セラピスト”としても重宝されます。
副業・自立の第一歩にも

「好きなことで誰かの役に立ちたい」「将来の仕事にしたい」と考えている方にも、ハンドセラピスト資格はおすすめです。
週末やスキマ時間に副業サロン
地域イベントやマルシェでワンコイン施術体験
カフェやレンタルスペースを使った出張ケア
など、小さく始めて育てていく“自分らしい働き方”の選択肢が広がります。

【日本統合医学協会】ハンドセラピスト&リフレセラピスト資格対応講座
まとめ
アロマハンドトリートメントは、手軽に始められる癒しのケア。でも、その魅力をもっと深く知ることで、家族や大切な人のためだけでなく、社会にも広げていけます。
「最初は家族のケアのつもりだったけれど、やっているうちに“ありがとう”の言葉が嬉しくて、もっと多くの人に届けたくなった」
そんな声もたくさん聞かれます。
「癒しの手」を技術として身につける——その第一歩として、資格取得もぜひ視野に入れてみてください。ハンドセラピスト資格を取ることで、趣味から社会貢献、そして仕事へ──「好き」を広げるさまざまな道が見えてきます。
まずは一歩、小さな学びから始めてみませんか?
▼ 資格対応講座の詳細はこちらから
【日本統合医学協会】ハンドセラピスト&リフレセラピスト資格対応講座
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この記事を書いた人

主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。