手作り、または市販のアロマキャンドルを使ってみたはいいけれど、キャンドルの外側が溶けず、真ん中だけへこんでしまって、きれいにキャンドルを使い切ることができなかった経験はないでしょうか。
この記事では、キャンドルの外側がうまく溶けない原因と、最後まで美しく使い切るための方法、さらに、キャンドルウォーマーやエンボスヒーターを使った補正方法まで、わかりやすくご紹介していきます。
▷『キャンドルの外側が溶けない』『真ん中だけへこむ』原因
▷ どうすればキャンドルの外側まできれいに燃やせるの?
1. 1時間以上キャンドルを灯す
2. キャンドルウォーマーで表面全体を温める
3. キャンドル芯はまっすぐか、座金の位置はズレていないか確認する
4. 芯のメンテナンスを習慣に
5. エンボスヒーター(またはドライヤー)で表面を溶かす
6. チャッカマンで外側を炙る
▷ まとめ
『キャンドルの外側が溶けない』『真ん中だけへこむ』原因

『キャンドルの外側が溶けない』、『真ん中だけへこむ』のは、
アロマキャンドルの燃焼時間が短すぎる(初回は2〜3時間の燃焼がおすすめ)
部屋の室温が低い、風が当たるなど使用環境の影響(水平で風のない環境で使用)
キャンドル芯の位置が偏っていたり、芯がまっすぐじゃない(手作りの場合)
芯が長すぎる、または短すぎる(芯の長さは5〜7mmが適正)
等が原因です。
どうすればキャンドルの外側まできれいに燃やせるの?
ソイキャンドルやアロマキャンドルの「真ん中だけがへこむ」問題は、ちょっとした工夫と道具で解決できます。
1. 1時間以上キャンドルを灯す

アロマキャンドルは最低でも1時間以上は灯し続けないと、真ん中だけへこんでしまいます。キャンドルの大きさにもよりますが、表面のロウ全体が液状になるまで(1〜3時間)灯しましょう。
キャンドルをきれいに溶かしきりたいときは、ゆっくり時間をとれるときに使うのがおすすめです。
2. キャンドルウォーマーで表面全体を温める
火を使わずに電気の熱でキャンドルを溶かす「キャンドルウォーマーランプ」は、香りを楽しみながらロウを均一に溶かす便利アイテムです。すでに真ん中だけへこんでしまったキャンドルでも、表面をなめらかに整えることができます。
炎のゆらぎは見られませんが、火の始末などに気を使わなくていいのがメリット。照明に照らされるキャンドルも綺麗です♪
3. キャンドル芯はまっすぐか、座金の位置はズレていないか確認する


これは手作りの場合の対処法なのですが、溶けたロウを流し込むとき、座金が中心からズレることがあります。座金がズレると割り箸もいっしょにズレて、座金の位置が偏るだけじゃなく、芯が斜めに曲がった状態でロウが固まってしまいます。
溶けたロウを流し込むときは、勢いよく入れるのではなく、静かにゆっくり入れて座金のズレや芯の曲がりを防ぎましょう。 お部屋をやさしく包み込むアロマの香りと、ゆらめく炎の癒しを同時に楽しめる「ソイアロマキャンドル」。 大豆由来のワックスを使用するため、パラフィンキャンドルよりも環境や体にやさしく、ススが出にくいのも魅 ...
画像でわかる!初心者でも簡単にできるソイアロマキャンドルの作り方&おすすめ精油
4. 芯のメンテナンスを習慣に
芯が長すぎるとススが出やすく、短すぎると火力が足りずロウが十分に溶けません。
芯の長さは使用前に5〜7mmほどに整えるのがベストです。毎回着火前に芯の長さをチェックし、焦げた部分や長すぎる芯はハサミでカットしましょう。
5. エンボスヒーター(またはドライヤー)で表面を溶かす
ハンドメイドやクラフトに使うエンボスヒーター(強力な温風を出す道具)を使えば、表面を均一に溶かすことが可能です。30cmほど離して、様子を見ながら温風を当て、ロウが完全に液状になるまでじっくり行いましょう。ドライヤーの熱風でも代用できますが、やや時間がかかります。
6. チャッカマンで外側を炙る
できてしまったへこみが小さいなら、チャッカマンで外側のロウを炙れば平らにならすことができます。

まとめ
キャンドルがうまく溶けない原因と、きれいに燃やす方法をご紹介しました。
せっかくのアロキャンドル、きれいに最後まで使いきりたいですよね。
『キャンドルの真ん中だけへこんで、外側がいつも溶けない』
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
-
【手作りアロマキャンドル】匂いがしない原因と、しっかり香らせる5つの工夫
アロマキャンドルを手作りしてみたものの、「火を灯しても全然香らない…」「作ってるときはいい香りだったのに」と感じたことはありませんか? この記事では、手作りアロマキャンドルの香りがしない主な原因と、し ...
-
パラフィンキャンドルは喉が痛くなる?おすすめのアロマキャンドルは?
炎の揺らぎと香りを楽しむアロマキャンドル。ここで気になるのが、キャンドル素材の成分です。 パラフィンワックスでできたアロマキャンドルは、使用中や使用後に、喉の痛みや頭痛などが起こることがあります ...
-
手作りアロマキャンドルに必要な精油濃度(量、滴数)は?
手作りソイアロマキャンドルを作る場合、使用するソイワックスに対して精油濃度は5%が目安です。 アロマキャンドルに必要な精油の量(滴数)は、下記の方法で計算できます。 (ソイワックスのg数 × ...
-
ソイアロマキャンドルは肌にも使える?マッサージオイルとしての活用法と注意点
ナチュラル志向の方に人気のソイアロマキャンドル。 実は、肌に使える“マッサージキャンドル”としても注目されています。 今回は、ソイアロマキャンドルをマッサージオイルとして使う方法や注意点、自作する際の ...
-
ワックスメルトの使い方|ウォーマーで温めて香る、お部屋に広がる上質な香り時間
アロマキャンドルやディフューザーに続いて、今ひそかに人気を集めているのが「ワックスメルト」。 専用のウォーマーで温めるか、置いておくだけで香りがふわっと広がるため、お子様やペットのいるご家庭でも安心。 ...
-
ワックスメルトは置くだけで香る!火を使わないアロマの楽しみ方と活用アイデア
「キャンドルは火を使うのがちょっと面倒…」「お部屋にほんのり香りを足したい」 そんな方にこそおすすめなのが《ワックスメルト》。 「香らせる=温める」だけじゃない!実はワックスメルトは置いておくだけでも ...
-
ホワイトセージは浄化に効果的?精油の効能や使い方、おすすめキャンドルをまとめて紹介!
ホワイトセージはアメリカ・カリフォルニア州で育つ多年草で、たくさんの日光と乾燥した地を好みます。 古くからネイティブアメリカンが儀式で使用してきたことで知られ、セージの中でも特に強い浄化力を持つと言 ...
-
冬に欲しい甘い香り特集|香水・キャンドル・アロマ・リップのおすすめアイテム
寒くなると、なぜか「甘い香り」が恋しくなりませんか? それは、冷えや乾燥で心身がちょっぴり疲れ気味になっているサインかもしれません。 香水やアロマ、リップクリームやキャンドルなど、香りのある小物は、日 ...
-
ウォーマーの種類と選び方|インテリアにもなるデザイン性
アロマを楽しむためのアイテム「ワックスメルト」や「アロマオイル」。その香りを引き立てるのに欠かせないのが「アロマウォーマー」です。 だけど、ウォーマーには種類があり、「どれを選べばいいの?」と迷ってし ...
-
オイルウォーマー ピッチャーについたロウの落とし方〜ソイワックスの場合
Karisugiこの記事では、キャンドル作りでソイワックスを溶かすために使う『オイルウォーマー ピッチャー』に残った、ロウの落とし方についてご紹介しています。 オイルウォーマー ピッチャーについたロウ ...
この記事を書いた人

主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。