日本の法律では、「あん摩マッサージ指圧師」など、国家資格を持つ人だけが「マッサージ」という言葉や表現を使うことができます。
じゃあ、アロマセラピストやリンパケアセラピストがやっているのはなんなのか。
ココがすごいグレーなところで、やっていることはマッサージっぽいのですが、「アロマ(リンパ)マッサージ」と使ってはいけないので、「アロマ(リンパ)トリートメント」と表現しています。
アロマやリンパの資格をとったら注意したい「マッサージ」という言葉
「マッサージ」という言葉は使えない?

マッサージ師の国家資格もないのに、看板やパンフレットに「アロマ(リンパ)マッサージで体の不調を治します!」なんて宣伝したらアウトです。法律違反になってしまいます。
資格講座の教材の内容を見るとわかるのですが、だいたい「アロマ(リンパ)トリートメント」、「アロマ(リンパ)ケア」と書かれているんですよね。

やっていることはマッサージっぽいのに、なんでマッサージと言わないのか、何が違うのかと混乱することはありません。
国家資格を持たない人が「マッサージ」という言葉や表現を使えないから、違う表現方法(〜トリートメント、〜ケアなど)を使っている、という認識でいいと思います。
「マッサージ」という言葉は日常で普通に使われているので、家族や友人同士で「マッサージしてあげるよ〜」というシーンはあっていいんです。
ただ、アロマやリンパの資格をとって、それを仕事としたとき、「マッサージ」というワードには気をつけましょう!ということです。
マッサージとトリートメントの違い

そもそも「トリートメント」なんて髪に使うやつかと思うじゃないですか。利用者さんにも、「え、マッサージと違うの?」と聞かれることがあるかもしれません。
トリートメントとマッサージの違いは、
「トリートメントはあくまでリラクゼーションを目的としているので、マッサージとは違います。何かの症状を治したいとか、治療を目的にしたものではありません。」
という感じでしょうか。
治療はできませんが、利用者さんの持つちょっとした不調をやわらげるお手伝いをすることはできます。
実際、アロマの香りは嗅覚を通して脳に働きかけてくれるし、リンパトリートメントは優しくなでるように流すだけで体が温まり、免疫力アップや体液の流れをサポートしてくれます。
体と心の癒しに役立つアロマ(リンパ)トリートメントは、セルフケアにも取り入れやすいので、興味のある方はぜひ試してみてください♪
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まとめ
日本の法律では、「あん摩マッサージ指圧師」など、国家資格を持つ人だけが「マッサージ」という言葉や表現を使うことができます。
アロマやリンパの資格を取得し、仕事とする場合は、「マッサージ」という言葉に注意しましょう。