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アロマクリーム(バーム)の作り方〜スキンケア、ボディケア、保湿ケアに

アロマクリームの作り方

蜜ろうやムルムルバターで作るアロマクリームには保湿、抗酸化、抗炎症などの効果が期待できる成分が豊富に含まれています。お肌にもやさしく、ハンドケアやスキンケア、ボディケア、ヘアケアなど幅広く使えるマルチオーガニッククリームです。 
 
精油が使えない方は、そのままクリームだけで作ってもOK。 
 
年齢肌ケアや、乾燥、紫外線ダメージから肌・髪を守りたいときのセルフケアに役立ててみてはいかがでしょう。

 

全身に使える蜜ろうアロマクリーム

蜜ろうで作るアロマクリームはどちらかというとバームに近い使用感で、つけてすぐほかのものに触ると油分が移ってしまいます。気になる方は、余分なオイルをティッシュなど使い捨てのペーパーで優しくふき取ってください。 

蜜ろうとは

アロマクリーム

蜜ろう(ビーズワックス)とは、蜂の巣の成分をロウにしたものです。精製したものと未精製のものがあり、精製したものは敏感な肌の方にも使いやすく、精油の香りも邪魔しません。 

未精製のビーズワックスは若干独特のにおいがするものの、アトピーなど皮膚症状に役立つ成分が含まれていると言われています。今回は精製ビーズワックスで作るアロマクリームをご紹介しますが、これから作ろうと思っている方はお好みのほうをお使いください。 

蜜ろうクリームの作り方

蜜ろうクリームはレンジや湯せんで温めて作ることもできますが、ここでは、クリーム作りに最適なオイルウォーマー ピッチャーを使っていきます。 
 
今回のようなクリーム作りのほか、キャンドル作りにも使えるので、持っていると便利なアイテムです。

材料

蜜ろうクリームの材料【精油なし】

蜜ろうクリームの材料【精油なし】

蜜ろうクリームの材料【精油入り】

蜜ろうクリームの材料【精油入り】

蜜ろう(ビーズワックス):5g
ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどお好きなキャリアオイル:25ml
クリーム容器30ml
オイルウォーマー ピッチャー(ミツロウを溶かすときに使います。)
ティーライトキャンドル
チャッカマン
ガラスかくはん棒、または竹串(ミツロウをかき混ぜるときに使います。)
精油を入れる場合、フェイスケアに使うなら3滴、ボディケアやヘアケアに使うなら12滴以内におさめてください(香りを付けたくないときは精油なしでOK)。参考 >> シーン別おすすめのブレンドレシピ

蜜ろうには精製、未精製があります。お好みのほうをお使いください。この記事内では精製のビーズワックスを使います。 
 

作り方

step
1
ピッチャーに蜜ろうとキャリアオイルを入れ、キャンドルに火をつけます。キャンドルは2個使ってもOK。1個で使うより早く溶けます。

蜜ろうクリームの作り方

step
2
蜜ろうが液状になったら、キャンドルの火を消し、クリーム容器に流し入れます。すっかり熱が冷めたらふたをして、完成です。

蜜ろうを十分に溶かさないと固まったあとにツブツブが残って、なめらかなクリームになりません。しっかり液状にしましょう。
Karisugi

step
3
精油を入れる場合は、キャンドルの火を消したあと、クリーム容器に入れたら、黄色からクリーム色に少しずつ固まってくるまで待ちます。

step
4
クリームの中心部分がギリギリ液状のときに、精油を中心部に垂らし、竹串などで丁寧にかき混ぜます。

蜜ろうクリームの作り方

すっかり固まる前に精油を入れるので、気をつけて見ていてください。
Karisugi

step
5
平らな場所でクリーム容器の底を軽くトントンして、かき混ぜているときに入った空気を抜きます。これで精油入りの蜜ろうクリームの完成です。

水滴が付くと細菌が増える原因になります。精油なしの蜜ろうクリームと同様、しっかり冷ましてからふたをしましょう。
Karisugi

蜜ろうクリームの使い方

ハンドケア
フェイスケア
ボディケア
ヘアケア

ハンドクリーム、フェイスクリーム、ボディクリームとして使うときは、適量を手にとり、手のひらで温めてから使います。特に冬場はクリームが固まりやすいので、手のひらで温めると伸びが良くなりますよ。

Karisugi
逆に、夏はクリームがでろでろになることがあるので、気温が高い日は涼しい場所で保管したほうが良さそうです。

髪の毛につけるときは、少量を手に取り、手のひらでなじませてから、毛先を中心にもみ込んでいきます。手に残ったクリームはハンドケアに使えます。髪と手、両方ケアできちゃいますね♪ 

Karisugi
蜜ろうクリームはあまりつけるとベタついてしまうので、ほどほどに。
また、服やタオルについた場合はなるべく早く洗いましょう。独特のニオイが染みついてしまいます。
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保湿力に優れるムルムルバターのポイントクリーム

ムルムルバターのリップクリーム

ムルムルバタークリームは、蜜ろうクリームと同じく全身に使えるマルチクリームです。蜜ろうクリームではクリーム容器を使いましたが、次はリップクリーム容器を使って作っていきます。リップクリーム容器を使えば持ち運びもしやすく、唇や爪などのポイントクリームとして、乾燥が気になるときにサッと保湿できて便利です。 

ムルムルバターとは

ムルムルバター
ムルムルバター

ムルムルバターは、ムルムルヤシの種子を低温圧搾して作られたバターです。常温では固形ですが、手のひらで温めるとオイル状になります(冬場はなかなか溶けません)。 

保湿、抗酸化、抗炎症などの効果が期待できるラウリン酸、ミスチリン酸、オレイン酸、リノール酸、ビタミンAなどを豊富に含み、"保湿力の高さはシアバター以上" とも言われています。年齢肌のケアや、紫外線ダメージから肌・髪を守りたいときにおすすめです。 

植物性の油脂でできているためお肌にもやさしく、ハンドケアやスキンケア、ヘアケア、ボディケアなど幅広く使えます。 

ムルムルバター配合の商品は少ないですが、今あるものとしてロレッタのムルムルバターが人気があります。

ポイントクリームの作り方

ムルムルバタークリームの材料

材料

精製ムルムルバター:3g
キャンデリラワックス:2g
スイートアーモンドオイル、またはアルガンオイル:20ml
精油:5滴(今回はマンダリン2滴、ラベンダー2滴、ベンゾイン1滴使用)
リップクリーム容器:2本(クリームが少し余るので、余った分を入れられる容器もご準備ください。)
オイルウォーマーピッチャー
ティーライトキャンドル
チャッカマン
ビーカー30ml
かくはん棒(ガラス棒、竹串など)

精油は入れても入れなくてもOKです。

ムルムルバターを5gにして、キャンデリラワックスなしでも作れます。 
 

作り方

step
1
ムルムルバターとキャンデリラワックス、スイートアーモンドオイルをピッチャーに入れて、キャンドルの火をつけます。

step
2
ムルムルバターとキャンデリラワックスがオイル状になるまで待ちます。

ムルムルバタークリームの作り方

step
3
オイル状になったらキャンドルの火を消し、少し冷ましてから精油を入れて、よくかき混ぜます。精油を入れない場合は、オイル状になったら容器に流し入れてOKです。

ムルムルバタークリームの作り方

今回はマンダリン2滴、ラベンダー2滴、ベンゾイン1滴を使用! 優しい甘さのある香りになります。乾燥やかゆみが気になるときは、マンダリンとラベンダーの代わりにミルラカモミール・ジャーマンに変えても◎(ただし香りは微妙)

※ リップクリーム容器にオイルを流すときは、リップを繰り出すところがしっかり下に下がっていることを確認してから入れてください。 ↓↓

全身に使える!ムルムルバターのマルチクリームを手作り【画像付き】

step
4
リップクリーム容器に流し入れます。リップ容器からあふれてしまったら、すぐ拭きとるより固まってから拭きとるとスルンと取れます。

ムルムルバタークリームの作り方

step
5
クリームが冷めて固まったら完成です。

Karisugi
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ポイントクリームの使い方

アロマクリームとアロマリップクリーム

ムルムルバターで作ったポイントクリームは、肌にのせるとサラサラとしたオイル状になり、ベタつきはあまりなく、でもしっとりします。唇や手、爪の保湿に少量ずつお使いください。

Karisugi
普通のリップクリームと比べると固さが足りないので、高温の場所に放置しないように注意してください。

ムルムルバター(またはキャンデリラワックス):アルガンオイル(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなども可)=1:1の割合で作ると、リップクリームにちょうど良い固さになります。

リップクリーム容器で作ると、唇のほか爪や目元・口元など、ピンポイントで使いたい部位に塗れて便利!2本分作って「1本は唇用、もう1本はそれ以外に」というふうに使っても◎。
Karisugi

まとめ

年齢肌ケアや、乾燥、紫外線ダメージから肌・髪を守りたいときにおすすめのアロマクリームの作り方、使い方をご紹介しました。 
 
蜜ろうやムルムルバターには保湿、抗酸化、抗炎症などの効果が期待できる成分が豊富に含まれています。さらに精油をプラスすることで機能性を持たせることができます。 
 
シーン別のお手入れや乾燥が気になる季節のセルフケアに、ぜひ役立ててみてください。 
 

今回ご紹介した材料

 

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この記事を書いた人

この記事を書いた人Karisugi
主にアロマテラピーやCBDを用いたセルフケアに関する記事を発信。医療系、アロマテラピー、CBDの資格保持。人間の大敵「ストレス」を緩和する方法やアイテムを紹介している。ほかにも美容・健康、資格に関することなどのんびり更新中。

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