CBDの『アイソレート』、『ブロードスペクトラム』、『フルスペクトラム』というのは、CBDの製造方法のことです。
この製造方法の違いによって、CBDに含まれる成分や価格、期待される効果も違ってきます。
◇ CBD製品のアイソレート、ブロードスペクトラム、フルスペクトラムとは?違いは3つ
◇ アイソレートCBDの特徴
◇ ブロードスペクトラムCBDの特徴
◇ フルスペクトラムCBDの特徴
◇ まとめ
CBD製品のアイソレート、ブロードスペクトラム、フルスペクトラムとは?違いは3つ
CBDの『アイソレート』と『ブロードスペクトラム』、『フルスペクトラム』の違いは大きく分けて3つあります。
1つ目は、CBD以外の成分が含まれているかそうでないかです。
◯ アイソレート;CBD以外の成分は含まれていない。
◯ ブロードスペクトラム;CBDに加えてCBD以外のカンナビノイドやテルペンも含まれている。
× フルスペクトラム;麻の成分をすべて含んでいる(THCも含有)。
アイソレートとブロードスペクトラムには、日本で禁止されているTHCは含まれていませんが、フルスペクトラムにはTHCが含まれているので、日本で所持・使用することはできません(※THCフリーのフルスペクトラムCBD製品は除く。)。
2つ目は、CBD独特の苦味やクセなど風味の面での違い。
3つ目は、アントラージュ効果(相乗効果)の違いです。

これだけだとちょっとわかりにくいので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
アイソレートCBDの特徴

大麻草に含まれるカンナビノイド成分のうち、CBD(カンナビジオール)成分が約99%以上配合されているものを『アイソレート』、または『アイソレートCBD』と呼びます。
CBD以外の成分はもちろん、THCも含まれていません。日本でも使用することができます。
CBD独特の苦味やクセがほとんどなく、初心者でも試しやすいです。
ただ、アイソレートはCBD以外の成分を含まないので、アントラージュ効果は期待できません。
-
CBDのテルペン、アントラージュ効果(相乗効果)とは?
CBDのテルペン、アントラージュ効果(相乗効果)とは? CBD製品を選ぶ際に、濃度(%)やCBD含有量をみることが多いと思いますが、もう1つ、CBDの効果を引き出す成分として重要なのものに、CBD以外 ...
続きを見る

ブロードスペクトラムCBDの特徴

CBDのほかに、CBD以外のカンナビノイドやテルペンなど、複数の成分も含んだCBD製品のことを『ブロードスペクトラムCBD』と呼びます。
もちろんTHCは除去されているので日本でも使用することができます。
アントラージュ効果を期待する場合は、ブロードスペクトラムCBDをおすすめします。
味は、日本人好みのフレーバーで摂取しやすいように作られたものが多いですが、多少の苦味やクセは残ります。
フルスペクトラムCBDの特徴

フルスペクトラムは、麻に含まれている成分をすべて含んでいます。THCも含まれているため、日本では違法となり所持・使用などはできません。
CBD特有の風味でクセがある味です。値段はアイソレートと比べると高いです。
アントラージュ効果が期待できますが、THCを含むため、使うならブロードスペクトラムの製品をおすすめします。

まとめ
CBDのアイソレート、ブロードスペクトラム、フルスペクトラムの違いや、それぞれの特徴についてご紹介しました。
日本ではTHCが規制されているので、CBD製品を購入するときは、アイソレートがブロードスペクトラムをおすすめします。
より安心・安全にCBD製品を楽しむためにも、THCフリーであるかの確認はしっかりしておきましょう。
◆ CBDの『アイソレート』、『ブロードスペクトラム』、『フルスペクトラム』 比較一覧
製法 | 成分 | THCの含有 | 違法性 | 相乗効果 | 特徴 |
アイソレート | CBD(カンナビジオール)のみ | 含まない | 合法 | × | ・CBD独特の苦味やクセが軽減されている。 ・アントラージュ効果は期待できない。 |
ブロードスペクトラム | CBDと、CBD以外のカンナビノイド、テルペン | 含まない | 合法 | ◯ | ・CBD独特の苦味やクセが残る。 ・アントラージュ効果が期待できる。 |
フルスペクトラム | 麻の成分すべて | 含む | 違法(THCフリーの フルスペクトラムCB Dは除く) | ◎ | ・CBD独特の苦味やクセが残る。 ・高いアントラージュ効果が期待できる。 ・THCを含むので、日本では使えない( THCフリーのフルスペクトラムCBDは除 く)。 |